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2020年12月

2020年12月31日 (木)

大晦日。寒さひとしお。

と言いつつ、ずっと引きこもって料理や家事にいそしんでいるので、むしろ暑い時もあるくらいだ。歌会の短歌締め切りだというのに雑念が多くてちっともまとまらない。この状態を詠めば良いようなものだが、そうすると似たような歌ばかり出来てしまう。少しばかり斬新なのを、とか、色気を出すのでなおさら出来ない。

にしても今年は早かった。コロナに気を取られている内にあっという間に時間が経ち、沢山のものを奪われて何も出来なかった感のみが募る。数字には麻痺させる要素があり、今日の東京の1300人超えも、あそ、てなもんだ。何故、こうなる前に手を打てないのか?ホントに不思議。一般ピープルが考えてもこの先どうなるかが分かっているのに、お偉い専門家やお国を動かせる人たちは亀よりも歩みがのろい。来年という年が、一体どうなるのか?困ったときの神頼みも今回ばかりは止めないといけない。「持論を真っ赤になって通す人」から「不安で青白くなる人」へと政権が移ったが、何の意味も無い。「まくし立てる人」から「しどろもどろ」になる人に変わっただけで、どちらも話し方教室に通って貰いたい位のもんだ。

夕べ遅い時間にNHKで世界の医療従事者の実態をドキュメント式で放映していたが、お風呂上がりで湯冷めは嫌なので沢山は見なかった。内一つが、アメリカだったか、看護師のでっぷりした女性が罹患してしまい、「コロナダイエットよ!」と明るく入院し毎日の自分の様子をスマホに撮り続けた。が一週間位しか生きられなかったように記憶する。まだ若い息子さんが、「最後まで自分の命より他人の命を考えていた母でした。この母に恥ずかしくない生き方をしようと思っています。」と言っていたのが印象的だった。確かに凄い人だった。そしてあの病気の怖さも十分届いた。あんなに健康そうな人があっという間にあんな風になるなんて!やっぱりかなり怖い病気であることには違いない。

母の施設から、みんなで年越しそばを食べている写真が送られてきた。大きなエビがのっていて美味しそうだった。、、、いつもならわが家の年越しそばをみんなで囲むところだが、今年はそうはいかない。娘の家族と我が夫婦のみでお昼食べて、夜はそれぞれが引きこもり。ま、これも悪くない。明日はまたお雑煮を食べに来るらしい。それで良い。こういうことさえ出来なくなったらホント大変だ。

雪だ雪だと脅されたが、やっぱり降ら無かった。子供は待っていて、一瞬の雪に小躍りしたもんだが、ほんのお湿り程度でち~ん。ま、そんなもんだ。

取りあえずわが家は平和に暮れようとしている。。。。

 

2020年12月29日 (火)

悪戦苦闘、結果オーライ!

お嬢が又やっかいな事を頼んできた。先日のステージ写真を賀状に使いたいからなんとかして!とのご命令。だいたい人に物を頼む態度では無い。裏セリフは、「お母さんの呆け防止を手伝ってあげてるのよ」的な、あるいは、「どうせ自分のもやるんでしょ!私ので練習したら?」的なものだろう。いちいちこれを怒っていたら物事は進まない。とっとと取りかかることにした。が、今年はもう一人厄介者がいる。こっちが試行錯誤を繰り返していると暇を持て余した孫べえがやってきて、ちっとも知りもしないのに、「みっちゃん、これはこうじゃないの?」とチャチャを入れてくる。恐ろしいことに彼は全く何も知らないくせに、さもベテラン技術者であるかの如くこっちをバカにして、先へ先へと進めようとする。でもって漢字もろくろく読めないくせにほぼひらがなだけで取説を読み、カンを働かせ、こっちがお手上げだったことを解明してみせる!なぬ~~~?てなもんだ。まあ今回はたまたまの偶然のまぐれだとは思うが、きっともうすぐこの手の機械はどんどん追い抜かれて、お願いだからおせ~て~、と彼にすがる日も近いのだろう。こっちはどんどん衰えて、あっちはどんどん進歩していくんだから仕方が無い。いやはやいやはや。。。

で、おニューのプリオンターを使いこなせることが判明して、結局はこっちの分までやっつけた。といっても喪中はがきだ。

喪中ねえ。今年はホントに沢山の喪中はがきをいただく。コロナで、と言う人はいないが、じわりじわり近づいている。こんな時、いとこのお嫁さんから貸して貰った本を読み始めた。これがなかなかに面白い、というか、正しく自分の「死」を見つめる若い女性のエピソードだ。作者も若く我が娘くらいの年齢のようだ。描写の力がある人で、先へ先へとストーリーを追う必要を感じさせない内容になっている。それでもお話の展開がどうなるか、非常に興味をそそられてもいる。、、、今宵は音楽をお供にこれを読むことにしよう。

明日は孫べえを連れて「餅つき」イベントに行く。路面凍結にならないことを願って。。。。

2020年12月24日 (木)

お気に入りの変換間違いクリスまっす。

今日はクリスまっすイヴとあって、あちこちから面白い動画が送られてくる。それを時折見ながらアチクシはこのクリスまっすのお料理に精を出す。スーパーで、「自分でローストビーフ作りませんか?」というお誘い文字に釣られて牛肉の塊を買ってみた。これは大成功。今キャベツが二個もあって、なんとかしたいことから、メインはポトフと決めてある。息子から送ってきたどこやらのおいしいベーコンなどあり、この料理で一気にはける予定。刺身好きの男どものためにいつもは買わない大きいパックを購入。昨日婿殿の実家から届いた大きなエビのボイル済もあり、あとは洋ナシのデザートを山盛り。ケーキも小さいがボリュームのあるイチゴクリームの丸いのに、別に買ってきたイチゴをたっぷり付け合わせ、いきなり我が家の食卓が高級レストランと化す。

久しぶりにゆっくり丁寧に料理していると、昔のことも色々思い出す。あの元気で家族のためにあれこれ料理していた時期のことや、それぞれの好みの料理など。いわゆる段取りは昔より良くなっていると感じる。6時の予約時間にはすべて整い、全員揃っての乾杯は6時20分。7時のNHkニュースを見たりそれを肴にパクパク。今日も肴にするには美味しくない話題ばかりだったが、怒りの感情も食欲増進材か?

体調がいまいちの娘がもう帰ろう!と亭主を連れ帰ったあとには何かと忘れ物が。。。こっちはそこから後片付け。食洗器さまさまだ。で一服していると息子からビデオ電話。水戸は相当寒いらしい。ま、孫たちが元気なのが何よりうれしい。会えないが、こうして顔が見られるのはありがたい。毎回大人っぽくなってくるな~。

しかしなあ、急に感染者が増加してきた。どこまで行くのか?

な~~。

2020年12月23日 (水)

やっちまったぜい。

遂に香川もクラスター発生というニュースのあった日ではあったが、今日はどうしても 行く所があり町中へ。用事を済ませて、コンビニで振り込みをする娘を待つべく車を駐車。乗り込んできた娘と喋りながら動かすと、ガガガガ~っと嫌な音。娘が降りて見ると、前車輪が一つ完全に車止めを乗り越えて動けない状態になっていると言うではないか。あとからよく考えてみると、その駐車場から広い道路に出るためには、歩道もあり、バス停もあり、どうしても注意がそちらに行ってしまう場所。しかも隣の車もよけながらというかなり技術が必要な所。その上、娘とキャッキャとお喋りしながらでもあった!その音が響いた為バラバラと人が駆け寄ってくれて、点検してくれるも、皆さん首を傾げてこれはレッカーだな~と残念がってくれるばかり。仕方なくもう退会しようかと思っていたJAFに電話。多忙につき40分待ちですと言われる。

ゲゲッと思わず娘に言ったもんだ。「ちょっとアンタ、運転席と変わってよ!」「ええぇ~っ!?どうして?」「だって、私が運転してたら、あ、又おばあさんがドジをやったって思われるでしょ!?」「じょーだんじゃないわ!私だって嫌よ!それにもう病院の予約時間だし~!」と言い合ってゲラゲラゲラ。役立たずの娘はこうしてトットと降りて歩いて立ち去る。

娘の捨て台詞に、「サングラスしとけば!?」というのがあって、なるほどそれもありかと、白々しくサングラスをかける。そこからの40分は期せずして、そこを通りかかる人たちの人間観察の時間となった。見るのが気の毒そうとチラ見しつつ通り過ぎる人。しっかりじろじろ見ては、運転席をまじまじと見る人。2,3人の若い女の子達は口に手を当てて笑いながら通り過ぎる。ハザードランプを付けているが、全く気付かず忙しく行きすぎる人も多い。このご時世、総じてマスク姿の人ばかりだが、目が笑っている人が殆ど。「ああ、やってるやってる!」てなものか。そんな中、ある男性が丁寧に見てくれて声をかけてくれる。「これは数人で押せばすぐ動きますよ。ニュートラルにして、ブレーキを外して、、、」こんな親切な人がいるもんだと感激したは良いが、舞い上がってしまい、指示通りになかなか出来ない。ようやく言われたことが飲み込めて、車から降りると、彼はその辺の人を呼び集めてくれて、まずは3人で前部分を持ち上げてくれる。しかし、思ったより重いと言って、通りかかった学生さんを捕まえる。結局4人がかりで持ち上げようとしてくれたが、残念ながら無理だった。仕方なくその方々にお礼を言ったら、内一人の人が、「無理やと思ったわ。ここは何回もやっとるけんな~。。。レッカー呼んだ方がええよ。」「はい、多分2,30分後には来るはずなんで、すいません。有り難うございました。」そう答えながら、そういえば娘もアチコチ見て、ここは何回もやってるみたい、とは言ってたな~。と納得。そこから長い間人目にさらされながら待ち続けるとやがて派手なJAFのレッカー車がやってくる。何が驚いたって、流石餅は餅屋!レッカーするどころか、細長い厚みのある板と金属を持ってきて、車輪にあてがい、エンジンをかけてゆっくり動かすとあ~ら不思議!なんてこと無く動いたではないか!?ものの5分でサインしてジ・エンド。その上、若いその作業員が言うには、「ここはよくやるんですよ。僕も何回も来ましたので。」やっぱりそうなんだ。と思うと同時に、どうして解決策が無いんだろうと不思議でもある。確かによく見ると、3カ所の車止めが全てコンクリートが剥がれ、見事に車が乗り上げただろうことが分かる。たまたまこっちの車は裏側が無事だったが、底をこすってしまった車も多いようだ。

丁度病院も終わったと連絡があり、迎えがてら病院まで行き、事の顛末を話しては又又大笑い。娘曰く、「私たちって、毎日毎日ネタに事欠かないわね。久しぶりにお町に出てきただけでこれだもんね。」、、、確かに、こういうことで落ち込まない親子。何もかもが、生きる上での「ネタ」なんだ。は~っ。

2020年12月19日 (土)

ホールという場所。

今日はホントに多忙だった。朝から仕事、午後一番はアートフラワーでお正月のしめ縄作り。帰宅してすぐ又仕事で、それが終わると夕食の準備をして飛び出す。

今日はサンポートホールでダンサーたちの競演だった。殆ど全てのグループに見覚え聞き覚えがあるが、中でもタップダンスのK君がお目当て。東京で修行して帰り、ちゃんとその技術を見たことが無い。かなり期待して出かける。そしてそれを裏切らない彼の切れのあるダンスに満足。その上、ちぇちとも縁の深いN女史のフラメンコとのコラボも見応えがあった。一番驚いたのは、ピアニストのO先生とヴァイオリニストのN先生も参加。何度も衣装を変えて照明に見事に映えていた。ダンスにこうした生の音楽が付くのはこの上ない贅沢。しかも、高い技術を持つお二人とあれば何をか況んやってところだ。様々なダンスが披露されたが、それぞれに良いものを感じた。昔と違って衣装も素晴らしい。

結局、今年全ての公演がキャンセルになり、このままではいけないと立ち上がった人が、この指たかれと提案したことに、多くの人たちが賛同しての実現となったらしい。その出演者の熱い想いが舞台に展開され、観客も同じ気持ちになる。で、カーテンコール。

ここで、残念な想いがこみ上げたのは私だけだろうか?兎に角長い長いカーテンコール。プロのグランドオペラのカーテンコールもあそこまでは無いと思うくらい何度も緞帳が下りては上がる。途中で腰を上げようにも客席のライトは全く点かず暗闇で転倒しても嫌だったので、仕方なく着席のまま。、、、、気持ちは分かる。代表者が感動して涙声になるのも大いに分かる。そうだろうと本当に心底共感している。が、長い。少し気持ちが残るところで、パチッと切った方が、公演の印象が良かったと思うがどうだろう?

もう一つ、観客に拍手を求めるジェスチャーはチョットいただけない。自然発生的にそうなっていくんだから、、、、と思うが?これらの感想は、自分が舞台を作る側の人間だから思うことで、一般の人たちはさほど感じてないのかも知れない。だから、これらのことは全て自分に返ってくることだ。舞台制作というものは心して向き合わなくては、と思う。

それにしても、ホールに足を運ぶことが極端に減っていて、人々が集う姿にさえ感動した。これが日常になる日が一体いつ来るのか?

 

てなわけで、今日もちかれたび~~。

2020年12月12日 (土)

七十五歳の幸せ。

遂に本日正真正銘の後期高齢者になっちまった!ま、外から言われるまでも無く身体の老化は日々思い知らされている。

友人から長電話を貰ったり、FBで沢山の人からお祝いメッセージが届き、それに対応しながらどっか他人事のような感じもする。

75年前はどうだったかを母を訪ねて聞いてみるが、既に記憶の外だった。実際そんなことはお互いどうでも良くなっている。今元気、が一番の関心事。母は、、、元気だった。

孫べえと娘の三人でお気に入りのそうめんやさんにランチを食べに行く。今日は珍しいものを食べた。里芋を潰して豆乳に混ぜ、シチューのような味付けにそうめんが入っている。期待通りのおいしさ。この寒いのに孫べえは冷たいのを注文する。密を避けて誰もいない外に建築中の部屋で食べたがなかなか良かった。そこにさりげなくおいてある山の植物を見て、俄然採りに行きたくなった。そういうのにはすぐに乗ってくる娘親子。そこから公渕公園を回り車を走らせていると上手い具合に手の届くところに千両の親分みたいなのがあって数本ちぎってご機嫌。で、意気揚々と引き揚げるつもりが、派手なショートメッセージの音。何事?と思ったら、あっちゃあ~、本日はアートフラワーのお稽古日だった。道理で気持ちが生け花に向くと思った!すっかり忘れて遊びほうけていたわけだが、そこからは娘の運転にじりじりしつつ急ぎ帰宅。準備もそこそこにバタバタと出かける。先生も呆れるほどのチョー速いスピードで仕上げ、なんとか最後の人とそう変わらない時間で退場。レッスンはものの20分くらいだったと思う。やれやれ。

ようやく日が暮れて、予定通り夫がご帰還。予約してあった和食のお店に二人で出かける。これって、全く久しぶり。もしかしたら何年ぶりかも。だいたい誰かが一緒で、二人での外食はお昼のうどんや以外ホントに無い。料理が来るまでしきりにスマホのニュースを見ている夫。このシチュエーションに慣れてないのだだ!「大きな地震があったらしい。」とかなんとか。。。このお店は丁寧な料理で全てが美味しい。ランチはよく行くが、夜はめったにない。それほど広くは無いが全ての席が埋まっている。ひっきりなしに電話もかかり、矢張り人気店だ。大満足で気分良く帰宅すると息子から電話。孫二人がハッピーバースデーを歌い、家族でしばらくお喋り。あっちは毎日結構な数の感染者が出ていて、外食もままならないらしい。憂さ晴らしかみんなでよく喋りよく笑った。夫も寝ると言いつつ何度もあれこれカメラに写しては割り込んでくる。やがて又ねえ、とテレビ電話を切ると入れ替わりに娘からの電話。たった二人の子供でこれだから、沢山子供がいる家はさぞ賑やかなことだろうと思う。

しかし、色々あっても自分はなんて幸せなんだろうと思う。

 

2020年12月10日 (木)

一つの学び。

ちぇちの練習もあと2回で今年が終わる予定だが、この感染状況で、またぞろコミセンが使用不可とかならなければ良いが。。。ソーシャルディスタンス取り過ぎの参加人数だが、それでも声はデカいのを出すもんねえ。どっかプレッシャーがかかってるなあ。こんな状況でホントに良いものが出来るのか?試行錯誤の日々だ。

今日は内科のいつものお薬をもらいに病院へ。予め電話して混み具合を聞いてから出かけたが、ま、その方が良いだろう。特にこの病院は人気があって、一時期はもの凄い人で待合があふれかえっていた。流石に今年は双方が気をつけていて、以前の様なことは無い。待合室も改装して倍になった。しかし、調剤薬局の方が混んでいて、以前娘は外で待っていたのを思い出し、そうしたいくらいだった。3ヶ月分の薬をいただいて、次はこんなに神経使わなくても良くなってるかなあ?と思いつつ帰る。

毎日毎日コロナの数字をテレビ画面で見るのが日課になっていて、見ないと落ち着かない。まずは東京だ。そして香川の数字と全国の最多県。で、こういうの見てると影響されるのかつい自分の熱をはかって鏡で喉の状態を見る。何でも無いとなるとホッとしている。実際誰が感染していてもおかしくないのだから。自分もいつかPCR検査を受ける日が来るんだろうか?と心のどっかで思っている。、、、こういうのがストレスになってる。

で、このストレス解消に孫べえの為に登録したNETFLIXでイギリスのエリザベス女王の伝記ドラマを観る。この作品はとてもよく出来ていると思うが、まずは王族のプライベートのことをこんなにも赤裸々に描けるものだと、そちらに感心してしまう。日本では考えられないことだろう。

この作品から学ぶことは意外にも多い。結局はどんな世界の人であろうと人間関係が全て。皇族といえども人間。夫婦、家族、友人間の問題は同じだ。勿論庶民とは違う悩みがあるが、庶民にも別な悩みがある。そういう前提でこの作品を見ると、如何にエリザベス女王が忍耐と共に成長した女性かが分かる。当然その伴侶たるフィリップ殿下という人も忍耐に次ぐ忍耐が、彼の結婚生活だ。救いはこの殿下の人柄であり、この結婚を全うしようとする強い意志から来る人生哲学だ。彼がある時言う。「夫婦は長く暮らしていく内に、互いに相手のことに詳しくなる。それは自分より自分のことをよく知る存在となる。」、、、これはこの人達のように互いに愛し合い、共に苦難に立ち向かっている人だからとても自然な言葉に聞こえる。ただ、生まれ変わってもこんな立場の人にはなりたくないなあ。自由がないにも程がある。

過去に、王室の事が世界中の話題になった時、女王の対応に軽々しく何かを言ったこともあったように記憶するが、このドラマを観たら、とてもそんなことは言えなくなる。一つの物事に対するとき、迷いに迷い、側近にも相談し、勿論夫婦間でも話し合い、それでも最後の結論は女王が出さなくてはならない。自分の発した言葉で物事が大きく流れを変えるのは、心地良い事よりも恐れ多く苦悩に彩られることの方が多いのだ。こうした特異な存在はイギリスの長い歴史の中で培われてきたものだ。父王の突然の死によって、思いも寄らないポジションに立たされたうら若き女性の「ねばならない」という重圧が、どれほどのものだったか。想像にあまりある。

時折ニュースなどで見る、あの女王ご夫妻の不思議な関係性が、今、ようやく私の胃の腑に落ちた。ネットニュースには、99歳のフィリップ殿下と94歳の女王が並んで写真に収まっていた。

2020年12月 6日 (日)

毎日終わる。

昨日今日とブルーアクトという委員会による、各アーティストたちのパフォーマンスが実施された。その仲間に娘がシャンソンを歌うという枠で参加させて貰ったわけだが、YouTubeでの配信は未定だ。舞台はけっこう大がかりで、照明も技巧を凝らし、これをほぼ観客のいない場所でやることの無念さを、関係者はつぶやいていたようだ。あちこちで、こうしたネット配信が盛んに行われ始めたが、個人的にはどうも触手が動かない。なんと言っても生が一番という想いがあるからだ。有名なオペラ歌手の動画も、頑張って見ることはあるが、それは仕方なくってところだ。それしか手段が無いからであり、生での鑑賞が可能な場合は生を選ぶだろう。「生」が贅沢な時代になってきた。ま、刺身みたいなものか?へ?

そんなわけで、二度目になった孫べえの連泊が終わり、迎えに来た親たち家族三人嬉々として山登りに出かけた。こっちは仕事をしながら見送り、夫はソバを食べる会に参加というので、午後は自由な時間となる。やがて夕方やってきた友人Yと夕食をわが家で。このところ3人以上になるとわが家は鍋料理に決めている。いただいた野菜も沢山あって、消化しなくてはいけないのだ。近頃食べられる食材の三分の一は捨てられているというニュースを聞いて、とにかく無駄の無いようにと考える日々だ。でも食べきれないなあ~。なんという贅沢!

 

今日は昔見たアメリカ映画の「逃亡者」のリメイク版が放映されるというので、じっくり見た。以前見たときは手に汗握るドキドキの連続だったが、今回はストーリーも分かっているし、安心して見られた。(それって、いいこと?)好きな俳優達が出ていたのも嬉しかった。日本にも良い役者がいるな~。しかしまあ、コマーシャルの多さに残念無念。勿論最近のコマーシャルは見るだけある、手の込んだ面白いのが多いのだが、ドラマそのものが途切れてしまい、ドラマの緊迫感とかが削がれてしまう。仕方ないのだろうが、、、。なんとかならないものか。は~っ。

明日はちぇちの練習日。夜の練習ってえのがねえ。。。だんだんきつくなってきた。

明日は明日の風が吹くか。

2020年12月 3日 (木)

忙中閑を求めるワタシ。

兎に角忙しい。本業も何故かこの時期忙しく、新規のお客様まで。皆さん気分転換したいのかもねえ。勿論感染予防の換気や消毒、マスクは絶対条件だが、施術以外ではなるべく接触を避けるようにしている。まさか、こんな風に仕事をする日が来るとはねえ~。

自分の多忙もあるが、母の退院後のこともあり、娘の本番の準備もある。すっかりステージママを命じられて、経験の無いことまでやらされている。それは、著作権の申請というものだ。ちぇちでもやってはいたが、今回は観客のいないコンサートをやって、それをYouTubeにアップするという形で、これが又複雑な手続きがいる。聞き慣れない言葉のオンパレードで、一時はお手上げと投げだそうとしたが、さりとて代わりはいないため、結局一人で悪戦苦闘。ようやくなんとか許可をいただくところまでこぎ着けた。

舞台がシンプルなので、背景にインパクトのあるものを探すという任務まで付いてきて、とある面白い花屋さんを紹介して貰う。こちらが思った通りのものをゲットできて上機嫌。基本、こういう仕事は好きなんだなあ、これが。

いよいよ明後日が本番となり、明日はお坊ちゃまをお泊めする。となると、又大騒動だ。

で、今日はこの日記も書いておこうとパソコンに向かった途端、東京の友人から電話。こんな時間にごめん、というその時間は夜の10時。確かに珍しい時間だ。この所の東京があまりに大変そうで、電話しようと思っていた矢先だった。おしどり夫婦の旦那様が1ヶ月ほど前に転倒して、今は二人で皇居辺りまで散歩が出来てはいるが、どうも不安でしょうが無い、という内容。「覚悟が必要なのよね。」とも言う。色んな思いを抱えながら二人で毎日励まし合いながら散歩の日々だとも。確かにそうだろうが、こっちは自分が自分の事を覚悟しなくてはと思ってるくらいだと言って、そうよねと笑い合う。香川に住んでると東京が如何に怖いかと思うが、本人は気をつけるツボを心得ていて、こちらが思うような事も無いらしい。しかし、高齢者で持病持ちだから油断は出来ないはずだ。

結構な長電話になってしまい、娘からキャッチが入っていた。こっちは用件だけでものの30秒で済む。夫は二時間前に就寝。寝る前に、「お母さんは凄い。あれだけ忙しくしていてまだ短歌をひねってるんですか!?元気元気。」と一応励まし?の言葉をかけて。ここからこっちは台所の片付けやらなんやらだ。

短歌ねえ。師匠に添削して貰い、見違えるように良くなった自分の歌を早々に投稿。ありがたやありがたや。って、推敲が出来てないってことだ。ふ~っ。

こうして今日も朝からバタバタしていたが、新しくなった自分の部屋をあれこれ飾っていて、小さなグリーンをいくつも置いたり、本箱に壁紙を貼り付けたりと遊んでもいる。最近はマスキングテープという便利なものもあり、色々面白い。数年前にいただいた確かマザーズという植物が一杯子供を付けているので、それを増やすために鉢に置いたり少々庭仕事も。ほんと言うと、こういうのが好きなんだよねえ。やることが他にありすぎて出来ないが、そのうち思いっきりガーデニングをやりたいなあ。、、、夢か。

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