ピアノコンクール。
昨日の孫とのプールが祟って体中が痛い。が、これをを乗り越えないといけないんだろう。医師のお話では体力回復に最短らしいから。ま、しばらく頑張ろう。
何が難しいって自分をコントロールすることが一番難しい。本来の自分は意志薄弱だし出来ないことの弁解はあちらこちらから引っ張って来てやり過ごす名人だ。自分で敷いたレールさえ外れてもなんだかんだと理由を付けてやり過ごすことが出来てしまう。おそらく、多くの人がそういうものかも知れない。
例えば大麻所持で逮捕の伊勢谷容疑者がそうだ。本来の弱い自分の上に、この手の薬物は拍車をかけるから怖い。一度そこへ足を踏み入れたが最後自力で抜けるのは相当に難しいようだ。ストレスの多い仕事をしている人は特にそうなってしまうようだ。
だから一般ピープルも要注意ということだ。若者に利用者が増えているということもある。だんだん身近になってきていると認識しなくては。
では、人は本来の弱さからどうやって抜け出せるのか?
昨夜の遅い時間にNHKBSでピアノコンクール浜松のドキュメンタリーをやっていた。「蜜蜂と遠雷」という本に沿って編集されていたその番組をつい最後まで見てしまう。一人の日本人ピアニストを中心に据えた番組は、一人の人間としてのピアニストを描いて成功していた。幼い頃から厳しい訓練を受け、迷いも無く一筋にその道を歩んだ青年、若干19歳にして老成の感がある。もしかしたらこのようにそのように、人間は矯正されなくては全うになれないのかもしれない。厳しくともそうしていく中で自分を成長させ心を磨き熟成させることが出来るのだろう。
その彼が指導者として出会った中村紘子というピアニストの役割は大きい。才能を見いだし的確な助言を与え病に倒れた彼の心を支え続けたようだ。落胆から再生へと彼が階段を上り始められたのは師のおかげだと彼は言う。そして彼が今は亡きその師の為にコンクールで弾いた後のすがすがしい笑顔。結果は日本人初の第二位だった。
誰もがここまで厳しい世界には居られないにしても、心のコントロールは可能。まずはそう思わないといけない。。。。そこだよねえ。