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2020年8月27日 (木)

何ヶ月ぶりかの観劇。

香川市民劇場にようやく行けた。が、のんびり夕食の準備などしていて危うく忘れるところだった。大慌てでホールに着くと、これまでの小ホールと違って、受付回りもゆったりとしていて良い感じ。勿論座席は1席置きで、そのため今日のお席はかなり後部だった。傑作だったのはクーラーの中に一日居て、車内もクーラーだったせいか、検温すると、36度に届かない。あちゃちゃ~、と笑いながらの入場。

ところが公演が始まるととても寒い。出かけるのに慌てていたので一枚余分に持って出るというのをやってない。どうやら同じように感じる人が大勢居て、二部になってからは調整されていた。結局客席が密でない為に冷房も良く効き過ぎるということかも。、、、こうして色々と勉強になる。こういう対策は他人ごとでは無いのだ。

お話は内容が濃くて、ハンカチならぬマスクがぐちゃぐちゃになってしまった。東北大震災の被害に遭った家族を描いていて、どのエピソードも涙無くしては見られないのだ。役者たちも、生の涙を流しながら演じているのが分かる。所々ユーモアも交えてはいるが、なんといってもこの記憶は観客にとってもそれほど古くは無いから、大いに共感できるし考えさせられる。

大ホールのため、美術には工夫が凝らされ、映像も使ってはいたが、如何せん声は生声となり、かなり高齢のおばあさん役の方の声は聞き取りにくかった。それ以外の人たちはセリフを丁寧にくっきりと伝えて非常に良く分かった。こんな大きなホールでやること自体あまり無かったと思うが、今後は劇団としても対策を打つしか無いだろう。

700人以上いた会員がこのコロナ禍のせいで100人も減ったという。それでもこれだけ沢山の人が熱心に観劇する姿を見て、そのこと自体で胸が熱くなった。劇団の最後の舞台挨拶で深々と頭を下げる団員に大きな拍手が送られて、「ああ、これだ!」と感動した。舞台と客席のコミュニケーションの響き合い。こんな時代にもの凄く貴重なものとなったのだ。

 

今日はニュースで大坂なおみ選手がアメリカの人種差別に抗議して試合をボイコットしたというのが流れた。これは素晴らしい。日本人の名前でこうした行為をやってくれることが誇らしい。

にしても、この問題は根が深い。いい加減終わりにして欲しいけどねえ。偏見かも知れないが、トランプになってからアメリカ人の良心がゆがんできたような気がする。折角築き上げた「善」の思想までもが踏みつけられているような気が、、、。ある意味人間の弱さとも言える、「差別思想」は放置すると勝手に膨れ上がる。だから絶えずチェックし続ける必要がある。

今日のお芝居でも、「放射能を浴びた人には近寄るな、うつる!」という差別を受ける人の話しが出ていた。差別は身近にある。

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