やれやれ。
やたら疲れる体質になってしまって、今日も大した動きをしてないと思うが、夕食後暑くて眠くて仕方が無い。階下に母用に下ろしてきている簡易ベッドに倒れ込む。ここは29度のクーラーでも寒いと思うくらい良く冷える。しかしまだ7時前。寝るには惜しいと、ipadで映画を探す。すると好きな俳優が主役のウオーターゲート事件を扱ったものがあり、見始めたは良いが、案の定途中から意識不明。30分後に又戻して見直すことになったが、まあ今の政権とオーバーラップしてなかなか見応えがあった。何処の国も権力を握る者は、それがどう見ても悪だと分かりながらどんどん私利私欲にと回りを巻き込んで走ってしまうものらしい。しかし、この事件を見ても分かるように、必ず告発者が身を犠牲にしても正して行くものだ。残念ながら日本にはこの時のディープスロートに代わる者は出ないようだが、、、。この映画を観て驚いたことはもう一つある。当時のニクソン大統領もアメリカファースト!を叫んでいたことだ。歴史は繰り返されるな~。
日本のトップが辞めるというので政界が俄にやかましくなってきているが、正直誰がなっても同じ穴の人たち。個人的には興味の外。それよりも、散々問題視されてきたあれやこれやが全部棚上げ状態のまま幕引きになる事の方が気分が悪い。こうやって喉元過ぎたものは全部忘れ去られるのだろうか。
総理が大変な過酷なポストだということは我々国民だって常に批判の裏側で思っていることだ。私自身、人間としてよくぞ耐えられるものだと感心しきりではあった。このたびの体調不良での退陣はさもありなんと思わなくもない。が、それはそれ。そんなことは百も承知で、そのポストを選択しているのだから、しかも一度ならず二度までも!余程の覚悟と信念の上でのことだったろう。が、歴史に残る長期政権のもたらしたものは一体なんだったのかを考える時、なんとも言えない虚無感を覚える。国会答弁をテレビで観るとき、席についたままニヤリと不適な笑いを浮かべるあのお方の顔を見るのが嫌で長く観るのを止めてしまった。例の森友の時は、私の妻発言でまくし立てたのも傲慢な態度としか見えなかった。実際その後のお役所の動きはそのお言葉を裏書きすべく一気に動いたというし、そのせいで自殺者まで出した。その方の奥さんの、「一言、捜査のやり直しを総理の口から命じてもらえれば、すぐに解決することだと思います。」という涙ながらの訴えが耳に届いているんだろうか?人間としての誠意を捨てるなら、人間としての同情を求めることは出来ないのでは?あ、求めてないか?そんなやわな人間は政治家にはなれないのかもね~。やれやれ。