Yさんが、どうしても見ておきたいという映画が、綾川イオンでしかやってなくて、水曜日の朝。はるばる出かけた。「蜜蜂と遠雷」という直木賞と本屋大賞のダブル受賞で有名な小説の映画化だった。受付でチケットを買うのにまずは、「ハチミツと遠雷」と言ってしまって大笑いの一幕もあったが、待ち合わせていたもう一人の友人Kさんとも無事会えて3人で殆ど貸し切り状態の大きなホールで鑑賞した。
見終わって、これは是非とも小説を読まなくては、と思っているところ。ピアノコンクールの出場者をテーマにしてあり、実際の演奏を聴くという意味では映画の方が感動するかもしれない。ただ、非常に上手く撮影されてはいるが、実際の演奏家とは違う俳優が弾いているので、そこんところが気になって、イマイチ集中出来なかった。しかし一流の演奏家によるもので、目を瞑って聴くとその技術に陶酔させられる。
後からそれぞれが感想を言い合ったが、Kさんが言う、「日本の若い俳優さん達の演技力が凄いと思った。」という意見も、Yさんの、「涙腺が弱くなっちゃって、涙が止まらなかった。」というのにも同感。しかし、一番心に残ったのは、指揮者が、「クラシックに触れると言うことは、永遠に触れる事です。」という言葉。これほど明快な言葉を聞いたことがない。その意味からも、小説を読まなくっちゃ、と思ったなあ~。娘にそう言ったら、自分も丁度そう思っていた所だったから、読んだら貸して、と来た。
こういう映画はしかし、映画館でないと価値が半減するな~。我々以外にたった一人しか観客が居ないこの現実。映画という文化を残して欲しいとは思うが、。。。。
そんな中で昨日母の施設から電話が。どうも様子が変なので、見に来て欲しいというもの。早速娘と二人で行ってみると、どうも勘違いしていて、水戸の吾が息子が事故で大変な状態だと思い込んでいて、丸一日泣き暮らしていたらしい。実際訪ねてそれが間違いだと話しても、涙を流しながら、本当に辛かった、と言う。確かに、息子が体調を崩したという話しはしたが、事故とは言ってないし、、、、でも、やっぱりその手のことは言わない方が良いんだと解る。離れていると思いがつのるようだ。初孫だし、いつまで経っても可愛いのだろうが、、、、。ま、有り難い事ではある。本人にもメールして経緯を話したが、まあ、暮れに帰省することになっていて良かった。
とうことで、本日は、娘と相談してスシローへ行くことにしていた。都合良く好天に恵まれたにも関わらず、娘は風邪。結局一人で、ばあさまと孫の二人のお守り。予定通りスシローにも連れて行き、孫べえのお皿の枚数と我等二人の枚数が同じだったことに驚く。そのアトは、長尾の友人が寺子屋をやっていて、ウサギを買っているのを見に連れて行く。驚くことに、1年も前に同じ所に連れて行った事を母が覚えていた。矢張り動物は良いようだ。短い時間だったが歓待を受けて、暑い位の車内で楽しいことを喋りながら、まずは、孫べえのロボット教室に落とし、そこから施設に母を送っていく。ようやく落ち着いた母を下ろして、自宅に来ることとなっているちぇちのメンバーの歌に付き合う。でもって、今度は孫べえの迎え。でもって母親から晩ご飯も何とかして、という連絡が。孫べえは帰る前に公園に行きたいと言うから、1時間ほど遊ばせてからお総菜屋さんへ。その間、夫から帰ったメールは入るし、も~知らん!今夜は店屋物で済ませようと決めて、行きつけのお店に。たまには孫べえも嬉しいようで、自分でチョイスしている。母親から、一体どこでどうしているの?と電話が入ったときは、マンションの玄関に孫べえを下ろした所。急ぎ帰宅して、今度は夫の夕飯だ。ようやく少し楽になったらしい夫は、流石にこちらのチョウー多忙な様子に文句も言わず、あんまり無理するなとのご注進。でもねえ、これがアチクシの運命なのよね~。
用意してあった食材の鯖や牛肉を調理しつつテーブルには買ってきた物を並べる。何を食べても味がイマイチらしい夫に、気が向く物をとあれこれ並べる。が、結局食べたのは鯖の塩焼きとポテトサラダとエビフライ程度。大丈夫かしら?と多少心配。
さあ、明日はちぇち練。久し振りにW先生の男らしい指導を受けることとなりそうだ。楽しみではある。が、又疲れるな~。