まるで他国のような、、、、。
台風が日本を駆け巡っている。どれほどの爪痕を残すのか、出来るだけ被害の少ないことを願う。今宵、ピークが訪れると言い、夕方から緊張して過ごしているらしい息子の家族と電話で話す。他にも甥を始め沢山の友人知人が関東に暮らして居る。どうか大したことが無いようにと祈るばかり。
こちらは他国かと思う程に平穏で、朝は母を我が家に連れてきて、叔母とお昼を一緒に食べる。そのアト急ぎ県民ホールに駆けつけ、竹内先生ご夫妻の率いる合唱団のコンサートに出かける。ギリギリに着いてみると既に会場は満杯状態。凄い!台風だろうと髙松はこれだ。
とにかく感動する舞台だった。間もなく卒寿となられる肇先生はソロを朗朗と歌われ、高音部は全くお歳を感じさせない歌唱ぶり。そして奥様は必死でタクトを振り、それも曲数が半端無い数。指揮台に立って居るだけでも大変だろうに、身体全体で表現されていた。このお二人の音楽への愛に感動して、思わず涙がこぼれた。会場一杯に熱い拍手が鳴り続いて、それは私と同じ感動を受けた人々のそれだったと思うが、そこには先生への感謝の思いも込められていたように感じた。きっと過去に教えを請うた人も沢山来ていたのだろう。香川が誇る音楽の伝道者だ。自分のことを考えると、このお歳まではいましばらく有るんだから、弱音を吐いてはいられない。何か出来ることがあれば四の五の言ってないでやるべきなんだろう。あのノーベル賞受賞の吉野さんが、奥様に、「やるべき事をやりました!」と言われていたのが甦る。
ホールを出ようとすると、これまで聞いたことがないような音がかなりの音量で聞こえる。あれを海鳴りと言うのだろうか?海には大型貨物船が停泊していて、大きな波に翻弄されているのが見える。でも、これ以上にはならないという安心感があり、不気味な風を身体一杯に受けながら駐車場へ。
夕方しばらくマンションでお留守番をして欲しいと頼まれていて、今日はお総菜屋さんと決めてお店まで。で、そこから2時間。孫べえのお相手。「みっちゃん、何して遊ぶ?」は彼の口癖みたいなもんだ。でもって、本日のメニューは、宝探し、ボーリング、紙飛行機、などなど、、、。これが一人っ子の特徴か?こんなお婆ちゃんでもちゃんと相手になって大いに楽しむ。まあ、まだ負けてない気持ちはある。気持ちだけ。でももうすぐ何もかも叶わなくなるんだろうな~と思いながらのお相手。ジイジから帰ったメールが来たと言うと、「ジイジはどうしてお料理自分でしないの?」と来る。なる程、パパもするし、なんならこの3年生もチョットしたことくらいはするからねえ。「ジイジだからよ。」と意味不明な説明をしてチン。
バタバタと帰宅してからテレビを見ながら晩ご飯。今のところ被害状況も余り出てこないが、明日辺り色々でるんだろうな~と思うと暗澹たる思い。
夫婦で一番不思議なのは、ダムの放流で被害が出るかも知れないという報道。これって、もっと早くになんとか対策が出来ないの?これだけ早くから危険だ危険だと言われていて、もっと早くから少しずつ放流し始めていたら良いんじゃないの?というのは素人考え?ホント、解らない事だらけ。ムムム。