みんなが少しずつ無理をした日。
ようやく涼しさを感じるようになったので、母を施設から連れ出そうと夕べ決めた。どこか景色の良いところへ連れて行きたい。何か美味しい物を食べて貰いたい。etc
そして今日はお嬢は朝6時起きで仕事。こっちは母がどういう状態でも大丈夫なようにベッドを準備したり、ぶつからないように物をどかしたり、受け入れ体制を整える。そして、施設の昼ご飯前に我が家に連れてきて軽くソウメン。先日100歳のお祝いをしてくれた時の写真を見ても、さっぱり思い出せないが、ま、なんだか楽しそう。自分が近近の事を覚えられないことにも慣れたようで、落ち込む様子もない。そして体調を崩して家で静養中のわが息子に電話して、以前訪ねた時の庭の様子やその植木の手入れの方法なんかは全く正常に話しているから不思議だ。人間の脳はどうなっているのか?
そうこうしていると仕事から帰宅したお嬢と学校帰りの孫べえを乗せて婿殿がやって来た。彼の車で車椅子も人も全員乗れて高速をひた走り間もなく閉店という時間に「び○○や」に到着。全く久し振りにこのお店のでっかい刺身を食べてみんな大満足。帰りは下道を走って牟礼の道の駅へ。K画伯の彫刻を見るのも目的の一つ。広くて使い勝手の良い身障者用のトイレも完備。海に面した公園に車椅子を押してゆっくりと歩く。やがて落ちかかった夕陽が完全に隠れてから帰路に付く。静かな美しい海の景色を見ながら婿殿は言う。「琵琶湖の方がまだ海らしいですねえ。」確かに。彼の両親が住んでいる茨城の大洗の海は水平線が見えるし、こういうのは珍しい光景だろうなあ。
帰りはスーパーで買い物をして、待ち兼ねている夫の元へと急ぐ。少しばかり疲れてきたのもあり、誰からともなく童謡を歌い始める。うろ覚えが面白いし、意外に母が覚えていてそれも愉快。歌の力は凄いねえ。一気に盛りあがって疲れも吹き飛ぶ。
そしてにわか宴会。わいわいがやがや。これも母は楽しそう。だが、遅くなってるからとお嬢が車椅子を押して送っていく。それが出来る距離だということが有り難い。
孫べえは帰ってから宿題したのか?、、、、
きっと今宵は全員よく眠れるだろうなあ。こっちは明日から又忙しくなる。とりあえずFMのあとは仕事もはいっているしその後レッスンも。さあ、虫の音に癒やされながら寝るとしましょう。。。。