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2019年5月13日 (月)

トドメをさされる!

そもそもの予定通り昨日は午後から二つの公演に出かけるつもり。そこに止んごと無いお方がご夫婦でご訪問下さるという。あっちゃ~、という気持ちもあったが、さりとてお互いの時間が合致する予定もたたない。で、午後までに受け入れ体制を整え、午後家を出てから猛ダッシュ!まずは弦楽によるコンサート。会場に着けばパンフレットが不足している程のほぼ満席という素晴らしさ。美しい音色に癒やされながらも時間が気になる。第一部終了後急ぎ駐車場に。次なる目的地はミューズホールだ。

こちらはフラメンコの10周年を祝う記念公演。濃密な舞台は充分に楽しませてくれる。歌い手とギターはゲストのようだったが、スペインの風土をしっかりと伝えていて、ある時は目を瞑って聴いた程に素晴らしかった。あの独特のハスキーな声。切れの良い音楽。滅多に聴けないものだ。ダンサー達も日頃の練習成果を必死で伝えて好ましいものだった。主宰者のN女史とゲストのT女史は流石のダンス。ちぇちの公演に出てくれたことのある男性ダンサーも素晴らしく技術が上がっていて、目を見張る物があった。そんな中、最後にかっさらったのがちびっ子ダンサーたち。数名が客席から出て来ただけで、やんやの喝采。ところが、一人男の子が、舞台に立って会場を見た途端顔を覆って泣き始めた。結局この子は最後まで踊らず、なのに、おそらくはその場に居た全員が彼に釘付け。いつ泣き止むか、少しは踊るか?てなもんだ。いや~面白かった。

実は、わがちぇちの打楽器奏者兼指揮者兼女装がお得意のM先生が、やっぱり打楽器担当。もの凄いプロな演奏で、とても格好良かった。やっぱりどこに居ても重宝な人だ。フラメンコは確かに初心者だが、男性が少ないしこれからに期待したいなあ。

どちらの公演も会場一杯の人達が鑑賞していたのが印象的。これでなくっちゃ~。すべての舞台は、舞台だけでなり立つものではない。客席と舞台は常に一緒に創り上げている。髙松、なかなか行けてるジャン!?あっちもこっちも、クラシックもダンスも、きっと他にも色々あったに違いない。これが文化というものだ。

自分としては、無理して掛け持ちしたが、自分の公演に来て来てと言いながら、他の人の公演にしらんぷりは出来ない、というのが一番大きい理由だったが、広い意味で、みんなで髙松の文化を盛り上げようという想いもある。時間さえあれば、もっと色んなものを体験しに行きたいのが本音だ。

 

夫からのメールで既にK画伯ご夫妻ご到着と来る。急ぎ帰宅して慌ただしく夕飯。友人がお寿司の差し入れをしてくれて大いに助かる。夫が、おもてなしにK画伯ご自身が過去に映っていたテレビ番組やドキュメントのDVDを披露。楽しく夕餉の時間が過ぎていく。気が付けがば夜も更けていて、慌ただしく腰を上げお二人をご自宅までお送りすることに。夫は既にダウン気味。てなことで30分ほどの道程を吾が運転でドライブとなる。やがて後部座席で微笑ましい夫婦げんか?が始まり、以前池田満寿夫さんご夫妻をお乗せした時のことを思い出す。あのお二人も犬も喰わない夫婦げんかをしきりにされていたものだ。あんなに早く満寿夫さんが逝ってしまわれるとは思いも寄らなかったが。。。そうだ。どんな夫婦にもそういう時が訪れる。

無事お送りしての帰路、娘からの電話。婿殿が母の日のプレゼントを届けると言ってるそうな。急ぎ帰宅すると、間もなく彼がやってきてどうやら本のような手触りのものをくれる。まさかダイエット本じゃないよね?と冗談を言いながら開いてみるとこれが又素敵な本。一言文章が付いた写真集だ。写真も素敵だが、その一言がグッと来る。なんと気がきく婿殿か!?娘から、「私は一切その件に関わっておりませんので、」と可愛くないメールが来る。

母の日、ねえ。我が母は、こっちのバタバタで可哀想なことになっている。

今日挽回のため連れ出そうと思っているが、、、。ふ~っ、、、、!

 

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