お疲れの日々。
毎日色々あって、しばらくブログを忘れて居ると、あの日何をしたか、何があったかを忘れることが多くなった。とりあえず明日すべきことが分かって居れば良い、というスタンスだ。
そんな中、毎年一回の岡山からのご招待を受けて、ロンドンシェイクスピア劇団による、「真夏の夜の夢」を鑑賞に出かけた。この作品には思い出がある。以前ミュージカル劇団でこれを取り上げたとき、自分の役はティターニァで、ロバに変身させられたボトムの身体を撫でさすり、「愛しいお方」を連発。期待通り観客に大笑いされたお話しだ。その意味では、今回の作品はお上品で、そこまでの面白さは無かった。しかしまあ、たった7人が演じているとは思えない変わり身の速さと巧みさ。そしてほぼ大道具の無い舞台での見事な立ち回りにいつもながら溜息が出る。
シェイクスピアはこの作品で何をいわんとしていたのか、の一端が理解出来たのは流石の役者さんたちの表現力。矢張り、「この世はすべて夢のようなもので出来ている」のだ。怒ったり泣いたりわめいたりしていても、すべては終わる。好きも嫌いも角度を変えればどちらにもなる。
予め同行のK女史からお誘いを受けていて、帰りは駅に近いの串のお店に移動。髙松からの4名は飲んで食べて大いに喋る。しか~し。女子会、されど女子会、てなもんで、今回ばかりは異色な内容。テーマは、宗教から始まり、国際政治、歴史へと深く広く発展して、、、、きっと側で聞いている人が居たらビックリするような内容。一人はクリスチャンで英語教師。二人は現在独身。一人はキャリアウーマンの地位をリタイアして悠々自適。日々歌舞伎や芝居や映画にと優雅な生活。皆さん学識もあり、教養もある方ばかり。およそ飲み会ででる話題ではないと思うが、まあ、どれほど盛り上がったことか!
こっちも時々は口を挟んだが、気炎をあげる彼女たちに押され気味~。眺めつつ思ったのは、世の中、女性もこうして言いたいこと、言えることを沢山持って暮らして居る人が思うより沢山いるんじゃないだろうか?ってこと。しかし、こういう話題は分かる人が相手でないと、空しいだけ。たまたま、すべての考えが一致すると言うのではないが、かなりの部分共感出来て、尚かつ自分の考えも言えるお相手が居た為、白熱タ~イムになったのだろう。やっぱり女性が政治家になった方が世の中良くなるんじゃないの?ってね。
いや、素晴らしい。日本女性、捨てたもんじゃない。シェイクスピアも空の上からニヤニヤしてたのではないか?