展覧会の絵。
御年90代になろうというK画伯。その恐ろしいまでの集中力によって次々と編み出される作品の数々にただただ驚かされる。毎回膨大な量の展示があって、その都度作品の傾向が違っている。今日は市長もお越しになって、(絵画は特にお好きなご様子)画伯夫人と高齢者の活躍振りについて色んなお話しをされていた。髙松にも大勢の凄い高齢者が存在しているということだ。こっちはタイミングを見計らって、先日のファイブアローズでの市長のスピーチについてお話ししたり、、、。ひととき和気藹々と、瀬戸内の海を絶賛したりと良い時間を持った。市長にわが番組にご出演頂いたのも随分前になる。年を寄せない人だな~。
来場客のお一人、友人のK女史。作品を隅々まで鑑賞したあと、海の見えるソファに陣取ってしばしお喋り。それでも足りなくて、帰りにお宅にお邪魔するということになる。というのも、そのお宅の緑のカーテンを拝見したかったのだ。ご主人が亡くなられて以来、ますますご主人が身近に感じられているという彼女。お庭が大きな一枚ガラスのむこうに素晴らしい光景を繰り広げている。家を建てるときの奥様からの唯一の注文が、「緑のカーテン」というものだったらしく、今まさしくそうなっている。ヨーロッパのガーディニングを思わせる石畳の奥には緑のアーチも見える。ほどよく小花も咲いて、「今日はゴールデンタイムに来たわねえ。」と言われ頷きながらお抹茶のお代わり。ホントに落ち着く。好きな絵に囲まれ、自分で育てた花を活け、自分で栽培したハーブでお茶を入れ、緑のカーテンを眺めながらゆったり暮らしておられる姿はまあ、理想だねえ。その上、畑に移動して色んな野菜を頂いた。「さやえんどう、セロリ、パセリ、新玉葱、レタスにサラダ菜、名前の知らないお花も、、、」なんという贅沢!
そのまま帰宅して、すぐさまそれらを頂いた。この充実感は得がたい物だ。近々、この方を今日出会った女性アーティストのお宅にお連れする約束をしたが、それも楽しみなこと。こういう形で幸せな時間が拡がるのは嬉しい。
さ、明日は長年のお付きあいになるソプラノ歌手Tさんのリサイタルだ。はるばる宇多津まで出かけるが、歌仲間たちと女子会の予感。絵画も大好きだが、勿論歌も我が人生に無くてはならないもの。どうやら連休が良いスタートを切った感あり。このまま、充実の10日間に期待しよう。