疲れ切った。
ゲスト出演というものを全く久し振りに経験した。何が辛いって、衣装を着けたままの待ちの時間が長いことだった。本格的な重たい衣装でトイレにも行けず、することもなく、延々と待つ。勿論これは仕方がない事だが、ちぇちの公演では自分が忙しく動き回っていて、そこまで気付かなかった。結局は年齢だと思うが、この難行に段々体力が奪われて、朝の元気がどこかへ、、、、。肝心の本番になると衣装と自分の体重を支えていた膝がガクガク。腰がぴりぴりと痛くなり、我慢できずに腰痛ベルトをドレスの下に無理矢理設置。なんとか最後まで持ったという次第。とりあえず転倒しなかっただけましか、と思っても見るが、内心悔しい思いもある。ああ、これが若ければど~ってことなくやりこなせるんだろうに、、、、。昨日のゲネが本番だったら良かったとつくづく思う。ふ~っ。
舞台そのものはゲネで拝見していた通り、美しく進行し、来て下さった方から良い舞台だったというコメントが寄せられている。主宰者で主役の由季さんは見る度に痩せて、本番では完全に身体を絞って見事に軽々とパートナーに抱きかかえられクルクルと回っていた。その完璧なダンスに袖で見ていても感嘆してしまう。お相手の男性バレリーナも何故?と思う程高く高く飛んで、客席を魅了した。そして一番小さいお子さん達が一生懸命頑張って踊る姿がこれまたカワイすぎる。
とにかく、全体にとても良い舞台だった。娘の話を聞いても全く退屈することなく孫べえも見ていたようだし、大成功だったのではないか。足下が悪い天候にもかかわらず、結構な数のお客様が入りめでたしめでたし。
控え室に居ると、外を走る宣伝カーが賑やかで、こちら側とは全く別世界だった。
全てが終わり娘と待ち合わせして母の施設を訪問。メイクを落としてないままだったので、ものすご~い顔だったが、声で認識してくれた。というほど凄いメイクだったのだ。つけまつげは勿論、シャドウをこれでもかと入れている。息子とのテレビ電話でもギョッとされるし、帰宅して夕食中にテーブルの向かい側の夫が止めてくれ!と絶叫するほどだ。
聞けば、こういうダンサーのメイクは専門家がやるとのことで、東京から飛行機でやってきていたメークアップアーティスト。ま、これも初体験だ。
こうして今日も終わった。
明日はシャンソン教室だ。う。夜はちぇちだった!