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2019年3月26日 (火)

姉妹の絆。

人間とは妙なことを良く覚えているものだ。大昔、高校一年生の時の国語の先生が入学して最初の授業で、「皆さん、今は良い季節です。はるという漢字を書けますか?」と言われ、黒板に「はる」と書き、しばしみんなの不審そうな顔を見ている。確か誰かが黒板に書きに行ったと思う。ニヤニヤしながら、小学生でもないのに当然書けるという顔の我々に向かって、その横に「張る」と書いた。勿論全員がえっ?という顔をしていると、「春」=「張る」です、と真顔で言われる。春になると物皆起きだして花にも木々にも力が漲ってくる。要するに色んなものが張ってくるんです。どうです?皆さんも張り切って登校してきたでしょう?


未だにその真偽の程は知らないのだが、この先生の愉快な授業は良く覚えていて、時にずうずう弁で田舎芝居のチャンバラのシーンをやってくれたり、、、、授業中笑いが絶えなかったのを覚えている。


確かに、春=張るというのは分かるなあ~と近頃母の施設まで歩いて行くことも多く、道中草花などが日々生き生きとして来るのを楽しんでいる。

今日は母の妹、即ち叔母から電話があり、母に会いたいというのでお迎えに行く。三姉妹が顔を揃えるのも数週間前以来かも。99歳97歳89歳の三人。ちゃんと会話が成立しているし、おかしな所は全く無い。以前はこの三人を吾が車にお乗せしてよくアチコチ出かけたもんだ。一泊旅行なんぞも何度か車で行ったし、今になってみるとそうしておいて良かったとつくずく思う。


この叔母達はとにかく明るいのが良い。流石に母は自分から話題を提供出来る状況ではないが、二人の会話を聞いては良く笑っている。有り難い事だ。

昨日ある舞台に姉妹で立ってそれぞれが独唱したと、その時の様子や感想をラインで送ってくれる。姉妹で歌をやる自体素敵なことだし、時間を共有出来ることはホントに良い事だ。いつかは叶わなくなることではあるが、こうした時間を沢山持てることは本当に素晴らしい。

人間は色んな絆で結ばれているが、姉妹の絆は特別な物で織られて居るのかも知れない。


 

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