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2019年3月21日 (木)

孫効果。

今日は汗ばむほどの暖かさ。昨日まですっかりけんびき風邪にやられていたが、かかりつけのお医者様にとにかく早く治して欲しいと頼み込んで出して貰った薬が良く効いて、夕べ、死んだように眠れたせいか、今朝は目覚めも良く身体も自由に動く。しかし風邪がぶり返さないように慎重には動いている状態。とにかく無理はしないと決めた。

自分では無理と思って無くとも、身体は正直だ。母の入退院はかなりハードだった。環境が変わることで母の精神状態が危ぶまれたのもあり、実際の症状も気になりつつの病室通いだった。しかし、驚くことに母の内臓は全く異常なし。胃も腸も心臓など臓器はほぼキレイだという。そもそもそういう検査に耐えられるかどうかさえ心配したが、それをも乗り切り、結局病院では何もすることが無くなって99歳の誕生日の翌日退院となる。しかし、あいかわらず食欲は無く、殆ど何も食べない状態は続いている。。。。これを老衰というのか。
病院ではしきりに施設に帰りたいを繰り返し、ようやく10日目に暖かく迎えて貰って馴染みの職員の方々と以前同様朗らかに話してもいる。「おてんば婆さんが、そんな弱気でだめでしょう?」なんぞと言われては明るく返事も出来ているのを見て、つくずくこの施設で良かったと思う。
そんな矢先、息子が海外出張から帰国して駆けつけて来て、べったり4日間母の側に貼り付いたところ、信じられない程に快復。これぞ孫効果。孫といっても、いわゆる初孫で、特別に可愛がっていたからだろうか、みるみるうちに元気になった。食欲が無い以外は以前と変わらないほどだ。
その息子も次の別の海外出張のため再び去っていったが、何種類かのテレビ電話を指示して帰った。確かにその方が薬よりも効果があるのかも知れない。
こうした中で、ドンドン体力が消耗して行ったのはこちらの身体。夫から無理し過ぎだとたしなめられても、放ってはいられない。共倒れにならないようにとは思いながら、娘の協力も受けながらここまでやって来た。
何がキツイって、人生の終末に向かって居るというハッキリとした意識のある母の傍らにいて、へたな慰めがなんの意味も持たないという思いの中に、ともすれば自分自身が沈潜してしまうことだ。
こうした中で、娘がネットであれこれ調べたようで、今の状態の中で貴方に出来ることの何箇条、というのを送って来た。例えば食欲が極端に落ちてきても無理に食べさせようとしないとか、氷が良いとか具体的な事が書いてあり、最後に、「親身に世話をし、愛する存在であり続けること。」という項目があった。これに尽きるなあ。一人じゃないよ、というメッセージ。
そういえばこないだ母が、「あの世とはどんなところかなあ」と言うので、「さあ、誰も帰ってこないところを見ると余程良い所なんじゃない?」と答えたら、母は大いに笑ったな~。
笑う事は良い事だ。

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