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2019年3月24日 (日)

身も心も暖かい一日。

晴れた朝、母を訪ねると何だか元気が無い。点滴の最中だったがかなり漏れていて腕がぱんぱんに腫れている。普通は痛いらしいが、本人は全く痛くないと言う。しばし話しをして迎えに来た娘の車に乗り込み、本日の春の音楽祭へと出かける。ちぇちの出演に多少なりとも貢献できればとの想いだったが、大した事も出来ず再び娘の車に乗って母の元へ。

春の音楽祭も長く続いていて、毎回出演者の、出演団体の多さに驚く。この中の一割の人でも吾が団体に入ってくれれば、団体として充実するのに~とは、いつも思う事。歌が好きな人は大勢居ても、オペラとなると二の足を踏む人が多い現実。残念なことだ。
ちぇちのメンバーは舞台袖で影アナをやりつつ聴いていた限りでは大した破綻も無く、予定通りの拍手を頂けていた。これが又後日ケーブルテレビで放映されるから、その時にしっかり見せて貰おう。

帰路、娘と話し合って、とにかく時間は無限ではないから、今やれることはやっておかないと後悔するよね。となる。で、母が自宅に帰りたがっているのを今日実現しようとなる。早速弟たちに連絡をして快諾して貰い連れて行く事とする。
こうして実現したしばらくぶりの自分の家。仏壇の前で黙ったまま長く動かない母の傍ら、ことさらに話題から母を外し、孫べえを交えて弟たちと歓談する。ややあって、別室に移動してティータイム。ここでも母は無口なまま。相変わらずお菓子を口にすることもなく、お茶を二口三口すするだけ。あの冗舌な母が、ただ黙ってみんなの話しを聞いている。側に居て母の気持ちが痛いほど分かることに耐えかねて、こちらから腰を上げようと促す。それでも1時間ばかり居ただろうか。素直に従って光りの庭へとゆっくり足を運ぶ母。勿論介添えが必要だが、こうして帰ることが叶ったことに感動しているのが分かる。弟が良く手入れをしている庭の花々や木々を眺めながら何とか手押し車を押して移動。、、、次回があるのか無いのか。「次はおじいちゃんのお墓参りとお花見ねっ!」と娘はあくまで明るく、それに答える母も嬉しそうに返事をしている。

今日一日、快晴だったことに感謝。

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