« 2018年10月 | トップページ | 2018年12月 »

2018年11月

2018年11月28日 (水)

11月が終わる。

今さら驚くことは無いのだが、11月があと二日しかない。しかし、今日の練習ぶりを見ていると、それが信じられないのだった。
いつもの事、と言ってしまえばそれまでだが、、、、それに、オペラと言えば妙に力強いあの人もこの人も参加しての練習で、充実はしているのだが、、、。拭いきれない不安感があるのは、年取ったせいか。

とある新聞社が取材に来てくれて、事務局長が不在故に仕方なくあれこれ喋ったが、こういう対応も苦手になって来た。言いたいことがいっぱいあるのにさっぱりまとまらない。結局若い記者さんのセンスに頼るほか無い。どうなりますことやら。

ダメダメ。ネガティヴになるのは止めよう。いつものように「なんとかなるさ~」でいかなくては!

しかし、結局みんな良い顔してる。このドタン場の顔って、適度な緊張もありいので楽しいものなんだ。
この時間、お仕事で参加出来無い人が一人二人三人。。。みんなそれぞれの場所で頑張っているんだ。
中でも事務局長は凄い。夕べ遅く仕事から帰宅したらしいのに、そこからパンフレットのあれこれをやっつけてくれたらしい。お陰で、チョーチョー多忙な印刷屋さんが、何とかそれを形にしてくれることを引き受けてくれた。縁の下の力持ちとは彼女の事を言う。
それぞれ、自分の立ち位置で精一杯頑張っている。
だから、何とかなるだろう~。


明日は、FM収録。こっちもガンバロウ!

2018年11月27日 (火)

甦る感動。

この忙しさにある意味救われても居る。金曜日に精密検査と相成った癌検診。それまですることが無ければ落ち込むしかない。幸い、メチャラクチャラに忙しい。
今日も、H先生宅に出かけて、本番用の映像の確認や添削をやっつけた。こういうことをやって下さる存在があればこその公演だ。技術屋と化したO氏共々延々と作業して、何とか終わり帰路に付いた頃には黄昏れていた。

ガソリンが無くなりそうだったので、近くのイオンで給油。ついでにお総菜を購入。とにかく疲れ過ぎていて、料理をする気も起こらない。往復するだけでも疲れている。
で、とにかく夕飯を済ませてしばし仮眠。
やおら起きだして、やるべき事を思い出し、古いパンフレットの発掘だ。記憶とはいい加減なもので、歴代の指揮者のお名前を列挙しようとして行き詰まる。そのための発掘だったが、そういうの見てると色々出てくる。切りの良いところで止めて、、、、今日は早く寝たいと思って居る。
昨年の公演に出演してくれたM氏からちぇちの記念公演に著書を送ってくれた。お勉強してくれということだが、何とか興味のある人に繋いで行きたいものだ。
彼はこうして着々と業績を上げているようだが素晴らしいことだ。ホントに若いということはそれだけで素晴らしい。
それが、若いときにはそれ程と思えないのが人間というものだが。。。。

夕べ、そういえば偶然つけたテレビで「幸福の黄色いハンカチ」という映画の最後10分ほどを観た。例によって自分の記憶が如何にぼやけているかを確認する事になったのだが、このクライマックスのラストシーンは、高倉健が一人で黄色いハンカチの揺れているのを見ると思ったら、武田鉄矢、桃井かおりの二人も一緒に見つけるんだった。そして、この二人の感動がこの映画の大切な要因だったのだ。
にしても、自分の中の感動はそれは眼中になく、高倉健がその揺れるハンカチに向かって歩いて行くというそのシーンのみが記憶に残って居たわけだ。
そして、たった10分で泣けたこの映画の凄さに、改めて山田洋次監督の凄さにも思い至った。こんなにも人を感動させることが出来るなんて、、、、!
心を動かす。
それこそが芸術だ。

2018年11月20日 (火)

ちょいとややこしいことになってきた。

かねてから行けずにいた癌検診。今日行ってみたが、なんと予想外の場所の癌検診を勧められる羽目に。近頃お医者様は大忙しで、なが~い待ち時間のあと、明後日の予約しか取れないと言われ落ち込む。とっとと、結果が出て欲しいわけだ。

さあ、どうなることか。

覚悟が全てだ。

そして待ち時間の間中、ラインだメールだと大忙し。病院というのは、ある意味他にすることがないから、その手の連絡事項をやっつけるには都合が良い。結構な量の仕事をして、家に居るより捗ったかも。

しかし、面白いのは、「既読」システムのメールでも、なが~く読まない人がいて、いつまでも読まれないわけで、こういう人への連絡は矢張り電話が一番。こういうのは、好きな人と嫌いな人がハッキリ分かれる。確かに病院などは音を消しているし、仕事中もそうしている人が多いだろう。便利がドンドン生活を侵食していくのだが、それに抵抗して暮らして居る人もケッコウ居る。単純に「苦手」という人から、「けしからん」という考えの人まで、かなりの幅があるようだ。

しかし、便利は便利。

今日は結局母を見舞えなかったが、娘が代わりに行ってくれて色々情報を得たらしい。それなりに場慣れしてきているらしい母の様子をそれこそラインで連絡してくる。

ま、便利だ。

本日は練習。いや、本日も。

いつの間にかもう本番まで二週間ほどになってしまった。

当然練習も活気づいてくるし、これまで顔を見なかったメンバーも次々と出てくる。
しかし、一方で、裏の仕事が山積み状態。これに不安を覚えているのはアチクシだけ?

いつも公演前に、道行く人々を眺めては思う事。
「あの人たちは良いなあ~。何の不安も無いような、、、、。自分たちは何が悲しくてこんなことやってるんだろう?何も無ければ、こんなドキドキも無い平穏な生活が送れるのに~。etc」
しかし、決めたものは間違いなくやってくる。

そして、間違いなくいつか終わるのだ。
まるで、生まれたら必ず死に行く人間のように、、、、。


朝のシャンソン教室は、その点気が楽。とにかく楽しみたいが本音のメンバーばかり。終始笑いがこぼれて、言いたい放題。
いろんな音楽の楽しみ方があるってことだ。

2018年11月18日 (日)

深まる秋。磨かれる日々。

不思議と生きている。余りに忙しくて、息をする間もないくらい、とはちと大げさだが、とにかく信じられない程の時間割。昨夜一泊の松山から帰宅して、今朝起きてからのめまぐるしさには本当に参った。午後のちぇち練もそこそこに、急ぎ帰宅してから母の所に届ける物を持ち込み、そこからかねてより約束の友人をひらって今度は志度まで。地元のテノール歌手のコンサートに行ってきた。

まだ若く、今後に期待が出来そうなイケメン歌手。、、、しかし、歌ってホントに難しいよねえ。客に向かって歌う事自体が、自ずと緊張を強いられるし、それを悟られまいとすると、妙な動きが出てくる。自分では予想できないこうしたことが、本来の力を発揮させない。
なので、時間が経つにつれて良くなるというのも自然の流れ。
これから何度も何度もこうした経験を積んで、立派な歌い手になっていくんだろうなあ。未来があると言うことは素晴らしいこと。そして、力強い応援団を持っていることもラッキーなこと。又いつか聴かせて貰う日が来るんだろうが、その日が楽しみだ。
で、松山は何故かというに、とある芸術家の作品に触れる旅であった。日本人でありながら長くフィンランドに住み、あのマリメッコのテキスタイルデザイナーとして名を馳せた石本藤雄氏の作品展が松山市の何カ所かで展示されていたのだ。町を挙げての取り組みで、至る所にチラシなど置かれている。実際に作品に触れて、そのほとばしる感性に段々染まり行く自分を感じる。布、陶板、粘土、紙、さまざまな素材を自在に駆使して、懐かしく美しいものにと創り上げている。その作品とコラボしているという、道後のあるホテルにも行き、丁寧な説明を受ける。余りに素晴らしい室内にため息が出るばかり。いつの日かここに泊まれたら良いなあ~と夢想してみたり。。。
勿論、そんな情報を知っていたのはお嬢である。兼ねてからインテリアに興味を持ち、特に現代アート的な物に特別な関心がある。で、まあ、牛に引かれて善光寺参りよろしく、事前の説明にも、「ふ~ん、は~ん、へ~~~」という程度であったアチクシ。いつのまにかすっかり作品に魅せられていた。特に県の美術館に展示されていた、山頭火の俳句とのコラボはジャンルを越えた魅力で、響き合っていた。
そして、美術鑑賞と共に楽しんだのは、「食文化」である。
矢張り髙松よりは都会なのか?と思う程の店が沢山目に付く。その中で、一カ所はフレンチ。生演奏のピアノ、ヴァイオリンが数曲ずつ演奏されている。とにかく料理が美味しい。余りお高くないのも嬉しいが、ステーキの柔らかさ、ダイナミックなお野菜のソテー。手のこんだジェルやスープの美味しさ。これは完全にリピートあり。
でもって、最後にもう一軒。こちらはもつ鍋。これ又美味しくて、満席のため、一時間しか貰えなかったが、充分堪能した。
帰路、お嬢がしみじみ言う。「今回は全部充実してたねえ~。」
まあ、親子での旅は14年前のパリ以来だから、ホントに久し振りだ。普段話せないようなことも時間を掛けて話すことが出来る。
しかし、必ずしも意見が合致するばかりでもない。例えばチェックアウトは11時なのに、9時には出ようと言う。計画通りに行動しないと、見るべきものが見られないという。こっちは、せっかくの素敵な部屋を満喫したいところだったが、A型には敵わない。結局は一日中フル回転というわけだ。
行きは全部こちらが運転。帰りも半分は運転したが、ホテルで睡眠不足となり、帰路は流石に用心した。
出かける前からバタバタしててのこの旅は、ほとほと疲れた。つくずく年齢を感じている。
ま、芸術の秋たけなわ、ってことだ。

2018年11月14日 (水)

秋晴れの日。かる~く転倒。

昨日の癌検診は異常なし。偶然僅差の時間差でS嬢と一緒になる。お互い異常が無くて何より。とにかく今非常に多い病気で、「先生、私もしかして癌じゃあ~~~?」なんて言おうもんなら、「まあ、それはないでしょう」と一笑に付されていた時代がそう遠くない前の事だ。なにゆえ?

大分前に、「複合汚染」という本が出て話題になったが、今思えば、癌を筆頭に近年の怪しげな病気の数々、アレルギーなんかもそうだが、全て原因はその辺にあるのか?

となれば、元を正せば人間のせい?
なんと罪深いことか!
昨日のニュースで、ようやく日本企業もプラスチックを多用しない方向であれこれ模索が始まったようだ。その話題の時夫が言う。なんでも、大学で昼食の時、珈琲にお砂糖を入れ、その袋をプラスチックのスプーン代わりに使ったそうだ。周辺の先生方もなる程と納得されたようだ。ほんの小さなことから出発もありだろう。

しかし昨日は参った。
実を言うとここ1ヶ月前からダイエットをしていて、7キロ減量に成功。今週いっぱいでこのやり方は終わりだったのに、この最後の日に夫が一杯お総菜を買ってきた。こっちは、自分は食べないつもりで料理を二品作っていた。。。。ここが、主婦感覚。「これって、もったいないよね?」と言うと夫が、吾が意を得たりとばかり、食べろ食べろとうるさい。そもそも初めから賛成でなかったお方。別に今さら、とか、痩せたお母さんなんか、とか、成功するはずがない、とかとかとか。。。とにかく妨害にこれ勤めていたお方だ。最後と言う気のゆるみもあって、遂に禁を破って食べてしまった。ま、いっか。目標には少し足りてないが、効果はあったし~~とあくまで自分に甘いおみっちゃんではある。
痩せたお陰で、矢張り身が軽くなった感はある。家事をするのも出かけるのも多少違うか。まあ、7キロのお米をいつも持っていたようなものだから、確かにその分身軽ではある。しかし、内科のお医者さんに報告しても、「ああ、そうですか。それは良かったですね。もっと頑張って下さい。」としか言われない。てえことは、まだやれってことか。ま、その内。気が向いたら。。。。


しかし、先ほどすってんころりんと我が家で転倒。幸い大した怪我はしてないが、今日予約している肩専門医に診て貰う部分が又打撲だなあ~。全く碌な事はない。

2018年11月12日 (月)

一難去って、、、、。

昨夜の疲れを引き摺ったまま本日は朝から母に届け物、午後はH先生のコンサート、帰宅してから夕餉の支度で疲れ切った。せごドンを見たいと思いながら、途切れ途切れに映像がカルタのように入ってくるのみ。結局ほぼ見ないまま終わり、頑張って起きてキッチン周りを片付けたら再び疲労感が。しかし、次から次へとラインだメッセンジャーだメールだと入って来て、パソコンの部屋でその返事をしている内に何やら臭い!わっ!ブロッコリーが~~~完全に炭。


只今、家中がその臭いに包まれている。明日には消えるのかしら?ショック状態。もうあの鍋はお釈迦だねえ。

そのラインの中には深刻なものも。癌で、放射線治療するから医療用ウイッグが欲しいと言うもの。ムムム。その若さで。。。。。勿論、出来ることは全部やるけど、そんなのは大した事じゃない。これからの本人の苦痛や、家族の大変さを思うと言葉がない。返信も軽々しくは出来ない。
そして、明日は自分自身の乳がん検診だ。

でもって、三たび横になって何やら韓国ドラマを観るともなく見る。。。。とてもじゃないが、事務的な事は今日はもう出来ない。物理的に無理というのと、精神的にも参った。

今日のコンサートはオールドイツ語で、まずは言葉が分からない事から来る睡魔との闘いから始まった。くしくもお隣のT先生ご夫妻のお相手を頼まれていて、その奥様が、「まあ、こんな前じゃ、居眠りも出来ないじゃない?」と言って下さって吾が意を得たり。笑いながらも覚悟したものだ。
何度か、無意識にうとっとしたが、曲がケッコウ面白くて救われた。H先生はしきりに70歳になりまして、、、と仰るが、私より年下ですわん。ま、頑張らないといけない世代だ。
その点、先頭を走っていらっしゃるお方ではある。H先生が居なければ、Cantiamoだって続かないだろう。有り難いこと。


明日も朝から何かと忙しい。寝た方が良いだろう。

2018年11月10日 (土)

同窓会、終わる。

疲れた。

これまでの準備の全てが疲れとなって押し寄せてきた。二次会で飲み放題だったが、幾ら飲んでもさっぱり酔えない。疲れ過ぎているのだ。といってもこれ以上飲むと悪酔いするかも知れないというところまで飲んで、適当なところで切り上げた。帰宅してからもワインを飲んでいる。何とか早く寝たいからだが、、、。

今日は県外組が多かった。愛媛、岡山、三重、千葉、埼玉、東京、北海道。などから来てくれて大歓迎。
しかし、奇妙な事に、4年前と違って以前の顔が想像できなくなっている。こちらの認識力の衰えか、あちらの変貌の故か、二次会でもネームが欲しかったねえ~となる。
顔が分からなくても、同窓生だというだけで不思議な親密感が。。。。

とにかく、疲れ過ぎ・・・・・寝よ。

2018年11月 7日 (水)

秋晴れの日々。満喫出来ない事情。

あれよあれよという間にもう一年が終わる。師走にはまだ早いが走り続けている。今週は特にヒドイ。毎日毎日手帳がびっちりスケジュールで埋まっている。

今日も今日とて夕方からの会議が二つ。どちらもスムーズに事は運んだが、帰宅したらぐったり。
悔しいが後の部で、同席の若い女性達10人はドンドン時間が経っていっても皆さん涼しい顔。あくまで朗らかに事は進行していく。こっちは時々合いの手を挟むばかりだったが、最後には、「皆さん是非打ち上げを遣りましょう!」という発言に俄然元気が出た。まだ名前も定かでない女性ばかりの集まりだが、過去に数回の会議でなんとなくお人柄も分かりつつある。こうして時々若者達と同席して新鮮な発言を聞くのも良い。それぞれ社会人として仕事も持ち責任も持つ人達の集まりは気持ちが良い。まずは主題がずれないし、理論の運びに無駄がない。そしてお互いが相手の発言を注意深く聞く。そして全体の場の空気をそれぞれが考えながら発言している。

高齢者も頑張らねば。という気にさせてくれる。まだ、しばらくは付き合えるか?

明日は昼間子守で夜はちぇち練。W先生が久し振りに指導に来て下さる。きっとカツを入れて下さる事だろう。楽しみなこと。

土曜日の同窓会の前日がコンサートで、同行のお方をお連れすることになっている。内容は良いものだろうが、翌日のことが気がかりではある。

同窓会ねえ~。
最後の打ち合わせの時に話題になった人がその日から数日後に亡くなった。そして、今回欠席の返事が来ていて、その文面に泣かされた。おそらくは病室からのものだったろうが、一切それを臭わせない文章。みんなを励まし、一高39会バンザ~イ!と書き、最後に「有り難う!」とあった。

2018年11月 4日 (日)

落語ぺら

いよいよ30周年記念公演が迫ってきた。そのせいで、団体立ち上げから、落語ぺら制作など、記憶を辿ることが多くなってる。何も知らないメンバーも居て、改めて色々伝えても居る。一見落語とオペラという組み合わせは奇妙ではある。しかし、実際にやってみて、それほど奇妙でないことに気が付いた。日本人が歌い演じるのを日本人が観る訳で、日本人としてのDNAは皆同じ物を持ち合わせている。だから、共感という面では違和感が無い。

そして、落語というのが予想以上に相性が良かった。

以前よりも落語に興味と関心を持っている自分が居る。
先日も我が家の近くのコミセンで林家木りんという若手の落語家の話を聞きに行った。ぱっと見はアイドルかと思う程の容姿。背は192㎝もあり、きっと着物を誂えるのも大変だっただろうと思う。経歴を見るとモデルを遣っていた時期もあったようだ。実は大相撲の清国の一人息子。とある。
若者らしく、歯切れの良い江戸っ子弁で期待以上に面白かった。相当場数を踏んでいる人らしく、スキの無い喋りに、すぐに観衆は引き込まれて笑いの連続。
まあ、難を言えば喋りがチト速い。話題の転換もこれ又速い。従って、ぼ~っと聞いているといつの間にか次の話題へと話しが移っている。
この時の観客が高齢者が多く、もう少しゆっくりでも良かったのに~と思ったことだ。
あのバカを売り物にしている林家木久扇という落語家の弟子だそうだ。しかし、どうやらこの人達は本物のバカではないらしい。あたりまえか?
でもって、文藝春秋から著書も出していて、無料公演だったこともあり、一冊購入したが、なかなか面白い内容。、、、この人はきっと出世するんじゃないかしら?話しのセンスが良い。
その日は、午後から近くの老人ホームへと場所を移してやるとのことだったが、エネルギーが要る商売だ。

考えてみると、最初にK師匠に落語ぺらの共演をお願いしてから20年。当時は師匠も若かった。お互い手探りで色々面白かったな~。「お願い出来ますか~?」と恐る恐るへんてこなキャラをお願いすると、笑いをこらえながらも、「ハイハイハイ。」と全て言いなりに遣ってくださった。ある時はほぼヌードでチュチュを着て踊ってもらったり、ある時はらくだの下着で亀の中身に変身してもらったり。それもこれも、師匠の飽くなき芸の道への探求心から実現したことだ。
いやはや、ホントに贅沢なことをやってきた。

「一握りの音楽愛好家」の為でない、「一般の人たちと楽しめるオペラ。」を開拓し続ける、そのためには無くてはならない存在だった。
開拓にはエネルギーが要る。。。。

それにしても「笑い」が生むエネルギーは大したものだ。
今日もNHKではなが~いコントなるものが繰り広げられていたよう。うつらうつらしながら見るともなく見ていて、「新しい年号の発表です」と記者会見の場面が出て、思わず、「ええ?とうとう決まったあ?」と寝ぼけてむっくり起きると、側で見ていた夫が呆れて笑い出した。そりゃそうだ。そんな筈はないわな~。ケケケ。

2018年11月 3日 (土)

ダメだな~。

ダブルブッキング続き。たださえ忘れっぽくなっているのに、横からあれこれ予定を挿入されると、ついうっかり返事してしまってそれがどうにも断れない質のものだったりして、あわわ、、、となる。

一日でこなす量も減っているが、記憶容量がもっと減っている。わが手帳が以前と同じく真っ黒状態だが、完全に幾つかが記憶から欠落している。でもって、うっかり子守にokの返事したりして、むむむむ。。。
昨日やってきたメンバーが、打ち合わせをすっぽかす所だったというと、「それ、前からでしょ?」と言われてしまう。まあ、確かに性格から来るドジもあるにはある。きっと彼女は、こちらのドジは加齢ではないと慰めてくれているんだろうが、、、、。にしても、多すぎる。

今朝は久し振りにM先生とFM二本録り。ドイツ物が専門の先生だが、一本30分は語り尽くせない感満載だった。そりゃあワーグナーのような長いオペラを取り上げると大変だ。M先生が大学でオペラ講座をやり始めてから20年にもなるそうだ。おそろしく時間が立つのが速いなあ。

で、今日の収録中に、12月のちぇちで女装をして歌われるという話しを出したが、案外すんなり変身願望があると告白。オペラでもないと、この願望は満たされないでしょ!?とのこと。まあ、昔から男性が女性のパートを歌っていた時代もあるし、現在でも女性が男性の扮装で歌う事もケッコウあるからして、不思議でも何でもない。問題は、お相手のY先生が「私、笑わずに歌えるかしら?」と先日不安を口にしておられたことだが、さもありなん。M先生が真面目に遣れば遣るほどおかしさがこみ上げる。いやはや、どんなことになりますやら。。。。

« 2018年10月 | トップページ | 2018年12月 »