音楽はみんなに必要。
さあ、今宵も疲れ切ったから寝ようか、という段になってBSのテレビ番組が耳に入ってくる。ウイーンフィル、そしてネトレプコとなれば頑張って起きていようかと、、、、シェーンブルンのお城での夏の夜の演奏会。シチュエーションも素敵すぎて、これは聴いてしまう、見てしまう。
矢張りクラシックはしみじみと身体にしみこんでくる。以前自分も歌った事があるが、「私は神の僕です。」を歌うネトレプコのなんと優雅で美しい声。バックで演奏している奏者たちの表情もとろけそうだった。彼女と一体となって演奏しているのが分かる。
今はあまりにも疲れていて、アイーダの凱旋曲やなんかは余り聴きたくはない。静かなしっとりした物がピッタリ来る。今トスカが終わったが、完璧な歌唱力。なんだかW先生に似てるなあ~。最近かなりの貫禄になって来たという点も、似てる。フフフ。歌う人にとってはこれはマイナスではないっ!
しかし、映像は、ある意味正直過ぎる。舞台のすぐ正面辺りの、いわゆるアリーナ席は矢張り特権階級のもの。正装の人が殆どで、そこからかなり離れた場所に設けられた外野席にもそこを上回る大勢の人々が居て、こちらは平服の人が殆ど。子供連れなんかも居る。この場所は大きな映像画面とマイクで見えるし聞こえもするが、生ではない。テレビを見ているのとさして変わらないだろう。それでも、テレビと明らかに違うのは、周りの情景が素晴らしいこと。自分の周辺の多くの人々と共有する空気感。いわゆる臨場感だなあ。おそらくは自分もそのアリーナ席に行くのは無理だろうが、その外野席にでも行ってみたい気がする。
いつだったか、東京に三大テノールが来た時にもアリーナ席よりは一段上がった場所だったのを思い出す。それでも2万円以上したんだから、自分としては頑張った方だ。
今日はお嬢が志度の野外劇場テアトロンでの、小田和正コンサートに行ってたのだが、そこも同じような大画面なんかが用意されていたようだ。なんせ、入場者は一万人来ていたそうだ。信じられない。昨日と今日の二日間だって!ピストンバスが何十台もあったらしい。聞けば知ってる曲も多い歌手だが、それにしても凄い。話しを聞いていると行きたくなってしまった。最後の歌は二行くらい弾き語りのキーボードは鳴っているのに声が途切れてしまい、代わりに嗚咽が漏れたと言うから、歌い手自身も相当魂が入ったコンサートだったんだろう。台風の心配もあっただろうから、無理もない。お嬢曰く、「涙と汗で、メークグチャグチャ!そしてこの日焼け!」なるほど、腕は真っ赤っか。潮風だし、かんかん照りだったもんねえ。いやはやご苦労さん。
たまたま出張先から息子が電話してきて、彼にもお嬢はしっかりと興奮を伝えている。育った時代が同じ、一歳しか違わないからねえ。そりゃあ話しが合うだろう。
お嬢が居ない昼間にこちらは孫べえを連れて、こどもミュージカルに行った。「星の王子様」をそのままミュージカル化していたが、あの難しい作品をよくぞここまでに表現出来たもんだと感心。案の定うちの孫べえは退屈して、ごぞごぞごぞ。やがて「おしっこ漏れそう。」と耳打ちして来る。まあ座った場所が悪かったかも。もう少し前だと、出演者の顔がよく見えて、楽しかったかも、とは思ったが、1時間チョイだったからもつかと思って居たのが甘かった。あの作品の肝心な部分にくると落ち着きがなくなる。むしろダンスシーンとか歌が出てくると見ている。まあ、こっちは本を読んでいるからよく分かるという面もある。、、、何とか最後までその場で見て、ロビーに出てトイレに行くかと思ったら、「もう出ない。」とシャアシャアという。やれやれ。
母親からのメール、「宿題のお絵かきやってる?」の一言で、それまでゲームにうつつを抜かしていたのが速攻絵を描き始めた孫べえ。興に乗ってしまい、母親が帰ってきても延々と書き続ける。元々好きなようだ。終わったら11時にもなっていたからねえ。それでもまだ完成してないのがあって、続きは又やるんだそうだ。
イヤハヤイヤハヤ。皆様お元気ですこと。
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