« 2018年3月 | トップページ | 2018年5月 »

2018年4月

2018年4月30日 (月)

明日も晴れるようだ。

昨日は母を施設から連れ出し昼、夜二回のご飯を一緒に。送る道中しきりに自分が如何に幸せかを語る母。そして昨日は多分満月。「良い月だ」と珍しく母が月の話ばかりしている。確かに澄んだ夜空に綺麗な月が浮かんでいる。といっても、こっちはきちっとした輪郭が見えないが、、、。着いてみると、いつもの夜担当の青年が優しく迎えてくれて、なにくれとなく世話を焼いてくれる。この人のことが母は大好き。今夜の担当者が彼で良かったと何度も言う。心からの御礼を言って退散。脱いでいた履き物まで揃えてくれる気の使いように内心驚く。

母は認知症の筈が、車の中で孫べえも入れてしりとりをしても負けないし、車椅子ではあるが大型スーパーを楽しんでもいる。少し前に隣の部屋の方が亡くなったというショックを何度も口には出したが、落ち込んでしまうというのでもなく、余り面会の人が来なかった気の毒な人だったと、短いお付きあいだったその人に同情するにとどめているのは有り難い。何しろ母は施設で一番の長老らしいからねえ。自分より若い人ばかり先に亡くなっていくのは辛いものだろうに。

 

しかし、昨日は一日中母と娘親子にお付きあいしていて、さすがに疲れた。おかげで今日は何処にも出かける気がしない。家の中の掃除に明け暮れた。夜ご飯を又しても作りすぎたので「食べに来ても良いよ」メールしたら親子で歩いてやってきた。一緒にテレビを見ながらいつの間にか孫べえが膝に乗っているのに気付く。この感覚は悪くない。いつまでこんなことやるんだろうと思うと、愛おしさがこみ上げる。

歩いて帰った娘から無事着いた電話が。15分弱らしいから丁度良い散歩コースだ。といっても、こっちは歩く気にならないが。。。。

 

明日はH先生宅でのお歌の勉強会。声を出す機会を大事にしなくては。

2018年4月28日 (土)

連休初日は晴れ。

今日は昼夜二回を娘親子と我が家でご飯。久しぶりだったせいで、つい張り切ってしまい、その結果、「これからは金曜日と土曜日の夜はここでご飯にするわ。」という宣言をされてしまう。孫に会いたさでうっかりOKしてしまったが、はてさて、、、、。

昼ご飯のあとは待ち合わせてTUTYAでジュースを飲みながら読書タイムとなる。ここで面白い本に出会った。

猫が大好きな人の本で、人は猫から学ぶべしというのがそのテーマ。確かに面白い本ではあった。その中に、何もしないを目指せ、みたいなことがあって、なる程と感心。引き算の思考回路を持てというのだ。、、、まるで哲学的で他のノウハウ本とは一線を画していると思った。可愛らしい猫の写真が一杯のこの本、買ってくれば良かったかも。立ち読み精神をそのまま鵜呑みで帰ってしまったが。

こうしてまったりとティータイムというのも悪くない。孫べえのロボット教室が終わるまで全く退屈せずに2時間弱を過ごせた。

世の中どんどん変わってきて、その恩恵を受け尽くさないまま人生終えてしまう予感がする。

2018年4月26日 (木)

春眠暁を覚えず。。。。

ここ二三日、二度寝というものをやっている。この心地よさ。たまたまそれが赦される日だった訳だが、とっくに起きて朝ご飯を済ませた夫が、「奥様お早うございます。」と皮肉っぽく声を掛けてきて、「眠れることは良い事だと、医者に言われたから、良い事だ。」と慰めてくれる。確かに、この爽快感は、何ものにも代え難い素晴らしい気分だ。

そして、朝の目覚めが良いと、物事も捗る。洗濯やら掃除、整理整頓、トントンと進み、インスタントカレーで昼ご飯を済ませたあと義妹がやってきて一緒にお歌の練習。そうこうしているとコープの時間で、そのあと四方山話に花を咲かせているとあっという間に午後4時。慌てて義妹を送り出してこっちはカーブスへ。そのあとポカポカ温泉に行くとすぐさま夫から帰りましたメールが入る。夕飯が少し遅くなると返事して、ゆっくり大きなお風呂に浸かる。小原庄助さんじゃないが、明るい内のお風呂ほど贅沢気分になるのもない。で急ぎ帰宅して晩ご飯。食べ始めると猛烈に眠気が、、、。ちょいとハッスルし過ぎた感あり。

カーブスでは、結構なお年寄りが90度に腰を曲げてでも頑張っているし、今日など器具を使いかねている人もインストラクターに付き添われて一つ一つ回っている。駐車場にも年寄りマークが付いた車が多数並んでいる。時代だなあ~。

温泉では、ドライヤーを使うブースではおばさん達が今話題のYのセクハラ問題が。。。「あれは絶対はめられたのよ。結局お金目当て。ほらほら、あの高畑なんとかいうのとおんなじヨ。あの男の子、可哀想にねえ~~。イヤな世の中ねえ~~~。」と止めどなく続く。結局女の敵は女だ。ハッキリした根拠もなく、マスコミ報道を真っ向批判。アルコール中毒はこの方達の評価には大した影響が無かったようだ。

どっちが本当なのか。アチクシには分かりません~。分かりませぬが、ここまで、見て来たかのような女子高生批判は出来かねまする。

 

色んな事件の報道は、加熱しているときには本当の事は見えにくい。世の中が段々覚めてきた頃に、冷静に見ていると真実が見えてくるような気がしているがどうだろう?

 

短歌の冊子が送られて来た。採用された中に母を詠んだものがいくつかありその中の一首。

人は皆寂しきものと母に告ぐ頷く姿に夕陽かかれり

 

 

明日は9時すぎの歯科予約。今宵は早めに寝るとしようか。

2018年4月24日 (火)

コ~リコリ。

肩が異様にこっていてそのせいだろうか?歯痛がひどく、何をする気力も湧かない。といいつつ夫が突如出して来たいつまでも新品のミシンを前につい出来心が湧いた。夫が出かけた隙を狙って、使用説明のDVDを見る。そしてこのコンピューター内蔵というミシンをやおら動かしてみる。しかし、簡単な筈が説明書の説明書が必要なこのオモチャと格闘して、ようやく自動糸通しを解読。まずはいろいろな縫い方を試してみようと、A4サイズの入るバッグを縫い始めた。、、、なかなかに面白い。ヒョッとしたら教えて貰えば色んな物が縫えるかも~と気を良くした途端下糸が無くなった。上糸も残りわずか。ソーイングボックスにも同じ糸はなく、未完成のままバッグはあえなくジ・エンド。

すると、予期せぬ事態に。

ミシンを片付けた途端に吐き気が!肩の異常も歯痛も前より酷くなってる。わ~っ!晩ご飯したくない~~。急いで夫にメール。買い物に行きたくないので、どうしてもお刺身が欲しいならご自分で買ってきて!というものだ。

勿論夫は買ってきた。で、今晩のおかずはあり合わせ。昨日のタケノコもあり、新じゃがをチンしてバターと豆苗のオイル炒めを乗せ、簡単おかず一品。娘が買ってきてくれた美味しいトマトのスライスを玉葱ドレッシングで。夫が買ってきたついでのおかず鶏フライ。先日高知で買ってきた、「香り米」を入れて炊いたご飯で本日はおしまい。ほぼほぼノンアルコールビールで流し込んだ感じ。

食べながら、「つくずく、ワタクシはミシンとかに向いてないと思うわ」と宣言。ただ、使い方だけは理解したから、お教えしますと付け加える。昔っから裁縫が得意で好きな夫は、素直に承諾する。ま、慣れればやれるのかも知れないが、やっぱり向き不向き、あるよねえ。

明日は内科と歯科両方に行かなくっちゃ!よりによって母をランチに誘っているのにねえ。ま、しゃあない。

 

で、思い立ってカンツオーネの曲を漁り始める。クラシックに近い物を捜すつもりだが、思って居るものが出てこない。そうこうしているうちにCDの整理を始める羽目に。いつかやらなきゃと思っている内にどんどん溜まって、、、、結局本日も途中放棄。

 

ぜ~んぶ、雨のせいにしとこ。

2018年4月23日 (月)

なんでこうなるの?って、ドジなだけでしょ!?

自問自答の本日のテーマは、スケジュール管理。

本日は、朝のシャンソンに始まって、夜はちぇち練の日だと思い込んでいた。実際はいつも同乗する人たちと待ち合わせる場所に行き、誰もいないので今日は練習日ではないと気付いたというお粗末。手帳?勿論見た。見た、のであって、読んでないということだ。どういう事か?今日の日付欄にあれこれ記入してあって、ばばっと眺めてよく読まず、頭の中のメモを信じたということだ。

先日は、逆に同じ日に三つも予定を入れていたし、メチャラクチャラになってきた。、、、おみっちゃん、どうする?

そうなる一つの要因は、自分のスケジュールが娘や孫べえのものと無関係ではいられなくなっていることもある。そんなこと言うと、「又お母さんは他人のせいにする。」と叱られそうだが、抱えきれる容量というものが限られてきているということだ。

そして、あらかじめ決めてある予定の中に、次々と別のものが入ってくる。例えば、今日は教室に一緒に行く友人Yがやってきて、それが少し早かったので、途中の銀行に立ち寄る。その足で別の人を車に乗せるために栗林公園まで。そしてお昼はランチを一緒にとなり、、、、。その時頂いたタケノコの水煮が沢山あったので、一度帰宅してから大好物だという人のお家にお届けする。すると娘が風邪っぴきの孫を連れて飯山の病院に行ったから道の駅で新鮮な野菜を買ってきたとの連絡が。で車を回してそれを有り難く受け取り、スーパーにお刺身を買いに回り、ケッコウヘロヘロになって、帰宅してからすぐにマッサージ機。充分疲れが取れたので、そこからお料理。食材が豊富だと、俄然やる気が起きてくる。本日は、タケノコの若竹煮、とタケノコの天ぷら、アスパラガスのボイル、ほうれん草のお浸し、こんにゃくの白和え、夫にはお刺身、こちらはローストビーフのサラダ。会議があるという夫は帰宅してからお食べになると言い、こっちもちぇち練から帰って、、、、と思って居たが、思いがけずお先に~となる。

ま、大した事はしてないのだが、間違ったということでドッと疲れが出た。

ボチボチ限界線が見えてきたか。

2018年4月22日 (日)

話芸って、なんだろう?

本日はわが団体に大変貢献して下さっている桂こけ枝師匠の主催する寄席だった。師匠が尊敬してやまない柳家さん喬師匠をお招きしての公演は、いつもながら「話芸」を楽しませて貰えて日本人で良かったとしみじみ思う。おそらくは外国の人にはこの微妙なニュアンスは理解出来ないのではないか。口調もさることながら、身体の使い方一つとってみても、登場人物の特徴の最も大きいところを上手く捕らえていて、一度に何人もの人がそこにいるかのように話すというのは、本当に技術のいることだ。が、それを見ても、一体それがなんのことかが分からないでは、落語というモノを理解することが出来ないだろう。だから外国人には、無理なことなんだ。

そして、この人の江戸落語の言葉の妙。流れるような江戸っ子弁は本当に魅力的だ。上方落語と違うのは、この話芸の部分が一番大きいと思うが、どうだろう?

今日のこけ枝師匠の話しは初めて聞く内容で爆笑したが、こちらは又違った面白さがあって、幾分我々に近いというか、現代に近い話しだった。申し訳ないが、最初の落語家のは半分以上寝てしまった。これは必ずしも噺家のせいではない。到着するまでに疲れているアチクシのいつもの習慣だ。

今日急にお誘いした親子連れの方に終わってから挨拶したらいたく喜んでくれて、本当に楽しかった。来て良かったと言って貰えて何より。ご紹介した甲斐があった。

結局「笑い」は良い。ということだ。そして漫才と違って、落語はイマジネーションを刺激するし、脳の活性化になると思うが、どうだろう?

 

しかし、どんな公演も、上演までには苦労がつきもの。帰りに客の送り出しをしているこけし師匠のお顔が心なしかお疲れのようだった。分かるなあ~。ホントにお疲れ様だ。

暑いの?寒いの?どっちなの?

一日中暑いとか寒いとか言っては服を着替えている。今日は真夏日との予報通りだったが、室内はそれでもまだ寒くて、仕事は一時エアコンを付けた。しかし、その後外を走り回ったら、車内は猛暑。娘の家に来客があるとかで掃除の邪魔になる孫べえを、ご命令通りうどん屋さんに連れて行く。近頃いっちょまえに、「僕太いうどんが良い。三○のうどんじゃなきゃイヤだ。」とのたまうので、仕方なく仰せの通り行ってみる。いつものように一杯だったら速攻帰るつもりが、本日はサンメッセで食のお祭りをやっていて、さすがに空いていた。

二人でざるうどんを食べて、次なる目的のために車を走らせたら、途中で孫べえが、「わうわうわう」と意味不明の大声を上げてこっちの背中を叩く。後ろを振り返ると、唇の上下になにやら白いモノが付いている。一目でそれが鳥のうんちだと分かり、こっちは大慌て。ハンカチを出して拭き取らせ、消毒用のティッシュでふき、唾をドンドン吐き出せと命令。急ぎ自宅まで帰り、尚もうがいやら手洗いやら洗顔をさせる。半泣きの孫べえも、8歳になったから我慢しようと思ってるのか、泣きはしなかった。

こっちは余りにおかしいその顔を見てはゲラゲラゲラ。「うんが付いて良かったじゃん!?今日はきっと良い事があるわよ。」なんぞとテキトーなことを言って慰めると、真顔で、「ほんとう?」と聞いてくる。まだまだ子供だなあ~。きっと母親が知ったらヒステリーを起こすだろうと、マンションに連れて行って事の顛末をざっと話し、「だから窓を開けないでって、言ったのにねえ~」とこっちに非がないことをアピール。案の定すぐに再度手洗いやらうがいをさせている音を聞きながら早々に退散。ゲラゲラと笑うこっちの背中に、「も~っ!何がおかしいのよっ!」と母親の声が聞こえるが、妙におかしくてしょうがない。

それからしばらくして30分でも手伝えというので、言ってみると孫べえが居ない。なんでも初めて近くのスーパーにお買い物に行かせたらしい。息を弾ませて帰って来た8歳は、大仕事をしたような顔をして、ちゃっかり自分のお菓子もゲットしている。「ほら、やっぱり今日は良い事があったでしょ!?」と言うと素直に納得しているのは可愛いもんだ。

考えてみると以前水戸の息子の自宅前で、白鳥に食パンを差し出して手首までくわえられて大泣きし、それ以来鳥は苦手だったのに、ますます鳥アレルギーになったかも知れない。いやはや、いやはや。色々試練を受けるなあ。

2018年4月19日 (木)

地図が読めない女たち。

90歳の一人暮らしの友人を、女二人で訪ねる旅。一応無事完遂。合計年齢240歳という高齢者の集まりに相応しく色々あった。

訪ねて行った我々を今か今かと待ち兼ねていたらしいOさんは、車から降りるや否や抱きついてきて、涙ながらに「会えて良かった!」を連発する。確かに我々も同じ思いだったに違いないが、こんなにも歓待されると返って心細くなる。昨年亡くなったもう一人の友人Mへの思いもあっての涙だったが、しばし抱擁が続く。

四季折々に美しいお庭ではあるが、今が最も新緑の美しい時で、全ての緑が輝いている。主の趣味で山をイメージした木々は豊かな林といったところだ。深呼吸しながら、「サイコー!」と叫びながら懐かしいお部屋に入る。

まずはにが~い珈琲のお接待を受け、こちらが持参した半生うどんを湯がき昼食の準備。10年前の梅干しでサッパリしたざるうどんを楽しむ。残ったうどんを冷凍室に入れようとして驚いた。我が家よりも一杯入って居る。殆どが手作りの食材だ。以前から保存上手ではあったが、まだこういうことやっているんだ、と感心しきり。

あれほど登山が好きだったOさんだが、矢張りおみ足が弱ってきているようだ。現在、全てのことを他人の手を借りてやっているらしいが、さりとて、任せっきりには出来ないらしい。お風呂用の椅子で草むしりは勿論、近頃はもっぱらワンピースを短く切って、パンツルックに合うよう作り替えていると言う。今もって、我々の鏡だ。

 

結局二日間、ネットで予約してあったホテルに宿泊。初日は古い旅館で皇族が泊まるという広告に、「そ~~~お?」という感想だったが、食べきれないほどのお刺身やら、凝った料理は豪華版。大浴場も満足行くものだったし、「訳あり」でお安い部屋だったが窓から高知城が見えるし、まあ満足。

しかし、翌日の宿泊は、ビジネスホテルで素泊まり3千円代という安さにもかかわらず、駐車場付きだし、部屋は広くて前日の倍はあるし、清潔だし、大大満足。結局朝食も食べようとなって注文したら、これ又素晴らしいサンドイッチと食べ放題のバイキング。文句なしの上に、夜のお出かけにタクシーを呼んで貰ったら、なんと運転手さんがOさんのお庭の剪定をバイトでやってくれている人!高知は狭い!

車で行ってるから、伊野町の紙の博物館も行こうとなり足を伸ばしたが、Oさんの記憶は曖昧で、ナビを見るのになれてないYさんは適当なことばかり言うので、思いがけないドライブとなる。まあ、これが自家用車で行くメリットだから良いけれど、ハレホレハ。

まあ、何でも良いから三人で過ごしたってことに価値があるわけだ。

で、あっという間に3日間が過ぎ、別れ難い気持ちのママ泣きの涙のお別れ。「又すぐ来るからねっ!」とOさんに約束したものの、実現出来るかどうか、、、、。高速は1時間しか運転しないが、下道に降りてからが遠い。しかも、帰りは来た道とは違う道を帰ろうと、Yさんが主張するので、じゃあそうしようかと、一抹の不安はあったものの、ま、ナビがあるから何とかなるだろうと走り始めた。ら、案の定迷子に。

彼女曰く、「孫達がねえ、たーちゃんは自信ありげに言うときは大概間違ってる。自信なさそうなときの方が合ってる。って言うのよ~。」

そのと~~~~り!「簡単よ。」とか、「直線ばっかりだから。」とか、いう言葉に乗せられてひたすら走った私がバカだった!見事に道を間違えて、スマホのナビを見てもどう間違ってるのかが分からない。最後は、道路標識を信じてなんとか高速の入り口に到着。高速に乗るまでが大変だ~!

帰宅後流石に疲れ切ってバタンキュー。

今朝はFMだったが、集中力が無くて申し訳なかった。いやはやいやはや。

でもって先ほどOさんのお庭の「きんかん」を大量に採ってきたのを、生まれて初めてジャムに炊き始めたが、もう最後よと言われていたのをむりやり面白くてちぎって持ち帰ったもので、確かに小さい。きんかんと聞いたし、そう思って持ち返った筈が、何故かネットで、「ゆすら」の炊き方を調べてそのレシピ通りに炊いてしまった。途中で夫から指摘されて慌てて調べ直したが、結局炊き方はあまり変わらない。、、、こうして、飴色のものとうす色の美味しそうなのと二種類出来てしまった。

ま、いっか。

2018年4月15日 (日)

米寿コンサート。

先日還暦コンサートに行って来たばかりで、今度は米寿。世の中、高齢化しているという象徴のようなニュースだ。しかも、今日のT先生はホントに凄い。か~んと奥の開いた、会場一杯に響き渡る声は、いつも先生が発声の指導の時に言われていたのを具現化して見せてくれたようなものだった。第一部のイタリア歌曲も完璧に歌いきり、二部の日本歌曲も、情熱的に歌われた。アンコールの「椰子の実」では知らずに涙が流れた。

大ホールから一杯の人が出て行く時、みんなの顔が晴れ晴れとして、若い人が、「先生って年取っても格好いいよねえ。歌う姿が良いよねえ~。イケメンだよねえ~。」と臆することなく感想を述べあいながらゾロゾロと移動していたのも印象的だった。

この先生を私自身心底尊敬しているが、それはとりもなおさずその飽くなき向上心だ。いつも、今の自分が言ってることが正しいのですよ、と仰る。以前は間違いを教えてましたがね。とも。それは、いつもいつもご自分を磨いて、勉強されている先生ならではの発言だ。

そして、とにかくいつも明るい。この明るさも、私の尊敬しているところだ。余分なことは全部捨て去り、最も大切なことのみに関心があると、人間こういう風になれるんだ。大体において、くよくよしても何も解決しないし、下手な考え休むに似たり、ってところだ。が、人間は弱い。つい埒もないことに頭も心も悩ませる。

この先生に指導を受けたせいだろうか?次々と合唱団の代表者がスピーチをされたが、みんな面白かった。若い子から、老年壮年まで、みんな面白いことを言った。中でも、先生が整髪剤?のついたクシを持って生徒を追っかける癖を、セクハラだと指摘され止められたのは寂しいなんぞというコメントがあって爆笑を買っていた。帰宅して高校時代担任だった先生のことだから娘に電話で話すと、「そうそう、あれは先生の伝統的なもんだから、、、」と笑いこける。そして、「でも、あの音楽に対する凄い情熱の、かけらも私が貰わなかったのが今になって悔やまれる。」とも。しかし、以前、先生は、「私が教えたことを、別の世界で実現してくれている。」と娘を評価してくれたこともあり、教育とはそういうものかも知れないとも思う。

ホールには香川で活躍している主立った人の姿がアチコチに見える。殆どが先生の影響を受けているって事だろう。こういう先生のような人が身近に居ることを本当に誇りに思うなあ。

二番目に登場のピアニストはわれらがIさん。美しく髪を結って水色のドレスで素晴らしい演奏をされた。その手の動きが、演奏の姿勢が、「さあ、皆さん、ご一緒にお祝いしましょう!」と言わんばかりに見えたことだ。あの方の手はあんなに白かったっけ?今度じっくり見せてもらうべぇ。それはともかく、ご高齢の出演者が全員退場してしまうまで、ゆっくりサポートしながら上手へと移動していたのは、殊の外麗しかった。いつの日か、私が彼女の手の先に居ることになるかも知れないが。。。。ふ。

 

「良い音楽を聴いたあとは美味しいモノを食べながらお喋り。」が定番だったが、同行のSさんが病気になっちゃって、長い間お預けだった会食を、もう大丈夫だからというので、妹のMさんと三人で晩ご飯。久しぶりに楽しいお喋りに花が咲く。やっぱり、音楽と美味しいモノはセットだなあ~。な~んてね。

実は、明日から二泊で高知へ旅行。又又旧交を温めるのは美味しいモノとセットでしょう!となりそうだ。90歳にならんとするOさんのたっての頼みで、二泊にしたが、行く前から珍道中を想像している。こっちから一緒に行くのはTさん78歳。このお方は以前、「私、50歳過ぎて生きてる人の気が知れないわ。」と言ってたお方。いつの間にかみんなこんな年齢になっちゃった訳で、会える時に会っておこう、という次第。確かに、最後かも知れないと思わなくもない。少なくとも自分が運転していくのは、そうそういつまでもとは行かないだろう。

こないだから「会えるときに会おう!」があっちでもこっちでも口癖になりつつある。やれやれ。

またしてもダブルブッキングの巻!

K画伯の展覧会の為朝早くから高速を飛ばして会場に到着。心配された雨は降らず、トントン拍子に作業は進み、来場者を迎える。
実は今日はダブルブッキングの為午後からはこういう時いつも頼りになるK子にバトンタッチ!予定通りやって来てくれた彼女とわずかばかりの会話を交わし、車を大学からゆめタウンを経由して羽床までぐるりと廻る。
かなり前から約束していたホームコンサートに行く為だ。
着いてみればはじめましての方がお二人。昔から歌で繋がっているソプラノ二人。既に到着されていて、テーブルには手づくりケーキやお菓子の山。
今日は運転手を決め込んでもっぱら聴衆の一人になる。歌いませんかと随分お誘い頂いたが、H先生のリートの会と聞いていたので、ドイツ語が苦手なのもあり、空気を乱すのも気が引けてのことだった。その点同行したSさんはちゃんと勉強していて、持ち前の美しい声で難しい曲を歌っていた。大したもんだ!この向上心は見習わないといけないのだが、、、。ドイツ語の歌はどうも歌う気になれない。こればかりは好みでしょうがない面もある。
そして多分15年ほど会ってない女性のお子さんが成人されたと聞いて愕然とした。余りに速い時の流れ。
チューリップの花が咲き乱れるお庭を眺めながら、いつの間にか降って止んだ雨上がりに新緑の緑が映える中失礼したが、ホント、H先生は音楽に於いて理想的な生活を送っておられると改めて感心した。お仕事が出来る人はこういう事も出来るってことか。なかなか、真似は出来ない。


2018年4月13日 (金)

なんだかとても忙しい。

もぐらの様に暖かくなって動き始めたが、すると突然のようにさまざまな用事が襲ってくる。世の中全体が動き始めたということか。

でもって、本日は娘の子供の誕生日。どこかに食事に行こうかと昨日から話していたが、結局は当の本人が一番喜ぶことを、ということで我が家で、施設の母も一緒に小さなパーティをやることにした。母親として娘がやったのは、色紙でわっかを作り、パーティらしさで盛り上げるというまるで幼稚園の工作か、というほどのもの。それを壁に吊すのを見ていた母がしきりに感心して、パーティらしくて良い良いと、絶賛。まあ、確かに、無いよりはね~。

でもって、終末お仕事で疲れ切ってご帰宅あそばしたじいじい共々、賑々しくお誕生会は終わった。孫の一声。「お誕生日って良いなあ~」その訳は、たっぷりのいちごデコレーションケーキが食べられて、好きなお刺身がたらふく食べられて、好物のお寿司なんかに舌鼓を打って、、、そのせいだと思ったら、一番の理由は、延々とゲームやipadが出来ることだった!。お小遣いも貰えて、まあ、数日はこの喜びが続くんだろう。

じいじいが、「じいじいのお誕生日の頃って、このテーブルの上にあるモノは一つも無かった。」という声はかき消されて、爆笑につぐ爆笑で8歳のお誕生会は無事終了。

何が嬉しいって、母の楽しそうなことだ。立ち上がりながら、「じゃあボチボチ別荘に帰りましょうか!?」なんぞと言う。こういう機会をもっと増やさなくては、と反省しきり。、、、娘が施設に送っていき、こちらは後片付け。この連携は有り難い。お陰でこっちはアルコールOKだから。

こうして全員が幸せな時間を過ごし、今日も終わった。

 

先日の公演の記録映像が出来上がり、段々みんなの元へと配布されつつある。郵送した人とかから、御礼と共に感想が送られてきて、中には、「勇気を持って見ました!」という人もいる。こっちは、見る気もないし時間も無い。過去の恥は、老人ホームに入っての慰めにする予定で、一切見てない。

舞台芸術というものの映像は、記録にはなるが真実ではない、と思うからでもある。プロの映像は、色々プラマイして、出来うる限り本物に近づけるから、そこそこ見られるものになっているが、我々のモノは、そんな贅沢なものではない。想像力を加味しなければ、あの日の本当は分からない。

それだのに、年末には、過去の映像を流しつつのコンサートになるらしい。本気で穴を掘って入らなくてはいけないかも。。。。まあ、何やら楽しげなプランではある。。。

2018年4月 7日 (土)

降ったり止んだり、大風が吹いたり。。。

全くワケワカメの天候に、人間どもはわあわあ言うばかり。ホントに小さいなあ~、人間て。

今日は久しぶりのちぇち練で、行き帰りの姦し四人組、元娘の道中は楽しい。こうやって、しょうもない事をくっちゃべってのお出かけこそが、おんな流ストレス発散なのだ。とりあえず運転手の私の眠気覚ましでもある。

歌ってないと、声を出すことそのものがスムーズに行かなくなる、ってことは年だ。矢張り続けることに意義があるなあ。

今日のところは、これまでのおさらいと、次なる重唱の音取り。しかし、過去にやったことがあるものは、メロディーがすぐに脳裏に浮かび、楽しく歌えるから良い。笑い声の耐えない練習会場となる。、、、こうして歌ってみると、ホントにオペレッタは面白い。歌いながらもみんなの動きが見えてくる。結局、みんな歌が好きなんだ、と思えてくる。

公演のアンケートをOさんにデーター化してもらったが、色々面白いご意見が書かれてある。「こういう悲劇も良いけど、やっぱりいつものちぇちぃりぁらしいモノも良い」と書かれてあって、フムフム。苦労した部分は間違いなく高評価だったが、布を買うところから始まって、あれほどT氏はじめ諸々が時間を掛けて製作した「王女の椅子」に触れる人が居なかったのは、余りに出来が良すぎて、プロの製作と思われたのだろうか?我が家にあった「イケヤの椅子」にあれこれ細工して、立派すぎる椅子が出来上がった。みんなの知惠が集結すると、あそこまで出来るってことだけど、、、。確か、あれはそれこそプロの大道具さんもしきりに感心されていたもんねえ。

オペラ公演の面白さって、やっぱり沢山の要素が絡み合って、全体が影響し合って、完成に向かって行くことだろう。総合芸術とはよくいったものだ。

 

昨日は、母とラーメンを食べに行った。娘親子も一緒で、珍しい「和テイスト」。女性が一人でやっていて、どういう経緯でこういうお店を始めたのか、その女性に興味が湧いた。一人で切り盛りしている人に、話しかけるのもためらわれて、何も分からず帰って来たが、ふ~む。

そのあと、娘のマンションに移動してケーキタイム。施設の夕食時に間に合いかねて連れて行ったが、近頃こうした車の行き帰りで、母がマイナーな言葉を口にするようになった。「時々寂しくて、一人泣くことがある。」「これも運命かなあ?」「まさか自分の最後がこんな形になるとは思わなかった。」などなど。。。これは厳しい。が、逆に、そんな中でもこうして息子や娘や孫がかまってくれるのは幸せだ、とも。同じ施設の中には全く家族が尋ねて来ない人も居ると言っては、自分が如何に恵まれているかを語ったりする。まあ、どちらも本当だろう。

みんな、孤独だ。

2018年4月 5日 (木)

毎日毎日、色々ある。

朝も早々と保険会社の方から電話。お相手の方から、事故申請を取り下げますというお優しいご連絡がありました、と言う。このご時世、こんな奇特な方もいるのかと、若くてチャーミングな女性の顔を思い浮かべる。しかし、何もしないのも気が引けるなあ、と思いながらシェイクスピアの会へと車を回す。矢張り自ずと慎重になって居る自分を感じる。時々こうしてお灸を据えて貰うのも良いかも。

 

間もなく90歳になるというN氏のお別れ会として、シェイクスピアの連中で鑑賞会のあとランチ。身辺整理に入ったというN氏は全員に、関連の本や新聞の切り抜きなど、ご自身が興味を持って収拾してきたモノを分けてくれた。年内に50冊読破の予定とか。日本や世界の出来事を年号から日付まで全て言えるという恐ろしさ!中でも、自称ファンというマリリンモンローの生年月日と亡くなった日時までチャンと覚えておられたことに驚いた。いやはや、もの凄い人がいるもんだ。兼ねてからの旅行好きは知っていたが、40年間に57カ所世界を回られたとか。これにも驚く。食事の合間に次々とシェイクスピアの中の名言を使い、だじゃれを使いこなし、会話の中に、万葉集の和歌やら、誰だったかの辞世の短歌や、さっきのコミセンに俳句が飾ってありましたねえと、すらすらとそれを暗唱される!、、、参りました。

こちらは、このランチの間に、昨日取れた歯の被せモノの下がぽろっと取れて、いきなり自分の歯が釘の様になってしまって、喋る度に舌を刺激する。こりゃあ帰りに歯医者さんだなあと思いながら食べたが、良く考えると午後休診の日。、、、参りました。

帰宅して、仕事をしたらすぐに夕食時。どっか悪いところがあるとなんだか疲れる。。。。というか、旅の疲れが本格的にやって来ている。

しかし、夕食は食べられないかと思ったが、ゆっくりゆっくり、結局は結構な量を食べたことに。やけっぱちのアルコールも、ビールにワイン。我ながら呆れましたの廸子さん。明日は絶対歯医者さんだ!

2018年4月 4日 (水)

しっちゃかめっちゃか歯も取れた!

花のお江戸から箱根へ、そして水戸へと移動する一週間の旅をして昨夜帰宅。不思議と疲れを覚えずに、今日はFMの収録二週分と、本業もやっつけた。夫から、「お母さん、元気だねえ」と褒められたが、きっとほんとの疲れは二日目なんだ。、、、と思いつつ、主婦業主婦業とばかり買い物に行こうと車を出す。で、スーパーの前に銀行に行く用事を思い出し、前後が空いていたのを良い事に頭から車を入れる。用事を済ませ、ゆっくり出ようとバックしつつハンドルを切ったところ、いつの間にか後ろに車が。ズズズズという妙な音を聞いてハッとしてブレーキを掛けるとやっぱり後ろの車に当たっている。慌てて車を降りてお相手の方に謝罪。その後色々とあったが、若いお母さんでとても感じの良い方。こういう人でホントにラッキー。、、、これは警告だろうと諦める。

スイミングから帰宅した夫に、「本日は残念なお知らせがあります。」と言い始めると、「なに?なに?なに?」と詰め寄ってくる。事の次第を話すと、もっと酷いことかと思ったような夫はホッとしている。ましかし、要注意だとお互いに認識し合う。

で、少し遅くなった夕食のため、電気圧力鍋が登場。何とかカントカ食べ掛かった時、「あっ!」かぶせていた金属の歯が取れた!うわ~お、今日は三隣亡か!?

 

箱根の同級生三人旅は、面白すぎて(ドジ故に)別れ際に、心底「楽しかった~!」と言い合えた。そ。要するに、みんな年を取って、お互いのドジやミスを指摘ではなく、許し合うことの大切さを学んでいたのだ。

孫べえのミュージカルは、テーマが「家族」。やっぱり今年も泣いた。台本作家が、あのアナユキの歌詞を書いた人らしい。しっかりしたテーマがあって、大人の鑑賞にも充分耐える。指導者の殆どが、「劇団四季」の卒業生。東京から通っているようだが、それだけの価値のある作品に仕上げている。見始めて今年で3回目だったが、顔を覚えた子供達もいて、その成長ぶりが楽しい。1年間、殆どの土日を練習に割くため、親としては色んな想いがあるようだが、これほどの感動を得ることが他のことではなかなか体験出来ないだろうと、段々に分かってきたようだ。どうやら中学生になってもオーディションを受けるらしい。将来どうするかは別として、この頭脳の柔らかい、心のあったかい時期に、完全燃焼するのは良い事だと思った。一番驚いたのは、午前の公演を観て、メールで注意事項を送ったら、「ありがとう。注意事項を守ってがんばってみる。」と来て、午後の部ではきっちりそれをやっていたことだ。これは余裕が無いと出来ない事だ。、、、もしや、向いているのかも知れないなあ。とは、婆さんのひいき目か。

 

今回は、桜が八分咲きの高松から、満開の東京、箱根を経て、桜吹雪の最高に美しい水戸から、成田空港の完全に散ってしまった桜まで、その変化を楽しんだ旅だった。

さて、明日のシェイクスピア、何かありそうな気がしているが、、、、ま、行きましょう。

« 2018年3月 | トップページ | 2018年5月 »