逝く人たち。。。
昨日夫の一番上の姉の旦那様が亡くなった。96歳。姉が他界してから20年生きた事になる。今日の通夜は遠慮させて頂き、明日の葬儀に参列の予定。その明日という日は、わが母の妹の親族の葬儀があり、叔母の身繕いを頼まれた。昨年から今年に入ってもこうして次々と訃報を聞く。、、、それだけ年を取ったということなんだろう。
で、本日わが母は、御歳98歳であーる。近頃はいつ電話しても、訪問しても「昔の事ばかり考えていた。」と言う。「楽しい事だけ考えようね。」と言うと、楽しいことなんか無かった、なんぞと言う。時間をかけて話すと、「お爺さんと叙勲で皇居に行ったのが一番の思い出かなあ。」と、流石大正生まれらしい答え。昭和生まれの私は同じ経験もさほど感動的ではない。物珍しいが先にたち、はあ、ふーん、へー、、、だった。、、、教育のなせる技か?
教育といえば、今日仕事休みの婿殿がやって来てコーヒータイム。たまたま話題にした中に、子供向けネット教育の事がある。ある教育業者は全てタブレットを使って勉強させるようだ。いよいよこういう時代が来たんだねぇ、というところで止まったが、さて。孫ベェは新時代を上手く泳いで行けるんだろうか。タブレットが好きだからって、、、ねぇ。
心配なのは、ますます人との接点が少なくなりそうな点だ。人間とは厄介な動物で、自分の思い通りにならないことばかり。切磋琢磨しつつ強くなって行かなくてはならない。自分の尺度で計り知れない人も多い。中には、他人の悪口を言う事を生きがいにしてる人もいるし、そうした毒を吐く事で自分のアイデンティティを確立しようとしてる人もいる。それは弱さの裏返しだが、毒を浴びた人間はそうは思えないこともある。
ま、これが社会だ。この混沌とした世の中を生き抜くには、人と接して揉まれなくてはならないはず。傷つき泣きながら、それでも人間をやめること無く墓場まで。
お先に彼方の世界に旅立たれた人々が、教えてくれる。そう、人生ってものは、楽しいことばっかりじゃない。ってね。そんなもんだってね。
雨だなぁ。
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