ハウツー本が大好きな夫が、ボケ防止に効くX条とかいうものを読み上げてくれて、その中に、「日記を書く」というものがあり、そんなの信じないと言いつつも、こうして日記に取りかかっているのは、多少信じているのか?
というのも、こないだから探し物の連続。まずは某チケットの束。数日間探しに探しても出てこず、これは断捨離の途中捨ててしまったか、と落ち込んでいたら、友人が全部持っていることが本日判明。何故そんなことになったのかが分からないまま、とにかく解決した。
そして、ガスレンジのグリルの中の網が洗ったはずが無い。こんなものが無くなる筈はないと大騒ぎして、きっと夫が変なところに片付けたに違いないと詰問したりしていたら、、、、今日になって夫が、断捨離のゴミの中からそれを見つけてこれは絶対自分の仕業ではないと言い張り、、、やっぱりこっちかなあ?と自信が無い。夫が鬼の首を取ったかの如く言いつのったのは言うまでもない。が、それって、どっちもどっち?やれやれ。
本日、ようやく全ての書類が上がり、会計さんが県と市に持って行ってくれた。こっちは完成するまでパソコンを打ちながら、合間で仕事をするという離れ業。とにかく早くこの作業から逃れたかった、というのが二人の思いだったろう。ふ~っ!
つくづく思うのは、一つの公演に取りかかり、完遂するまでの間には、様々なお仕事があり、それぞれがそれぞれの立場でそれをやるわけだが、おそらくはそのどれをも経験しないとホントの大変さは理解出来ないだろうということ。
ただ、理解出来なくても、やってくれている人がいるからこうして公演が成立しているんだという認識は持てる。会場係だって相当大変だ。捜して予約してお金を支払いに行き、開場するまでは相当な労力だ。毎度の事ながら、公演間近になるとどんどん増える会場取り。まず、こういう裏のお仕事は見えないために当然と思われがち。
そして目に見える、例えば指揮者のようなお仕事も実は見えてない部分の大変さがある。よくぞ、精神的に参らなかったものだと感心する。練習毎にお付きあい下さるピアニストも、やるべき事のみやるのでは、音楽は進んで行かない。それぞれがそれぞれの想いのままに全力で取り組んで下さっての公演の成立だ。
今回に限らず、舞台の道具類をこつこつと作成してくれる人も居る。提出しても、受け入れられるとは限らないものをせっせと作成してくれてはやり直しを指示されて、、、、ホントに有り難い事だ。
そして欠かすことが出来ないのが、各種作表だ。集計に集金、煩雑この上ない決して楽しくない作業だ。各マスコミにアピールするなんぞという、ちょいと労力と勇気が要るお仕事もあった。余り人が手を挙げないチケット預けやチラシ配りを率先してやってくれた人も居る。etc,etc,etc,,,.
このところの書類作りは、そういうことに想いを馳せる時間でもあった。
と同時に、沢山のお客様の暖かい言葉を思い出し。。。。。もう少し時間に余裕があれば、という想いもするが、公演はとにもかくにも終わってしまった。
一昨日のK画伯のお誕生会に来ていた人が、この方は海外までオペラを観に行かれるというお方だが、「貴女、声が良く出ていたわよ~。但し、出番が来たら自分の事のようにドキドキしたけどね。」というコメント。イヤハヤ、公演の後とはこうしたものだが、、、。しばらく舞台には立たなかったから、こういう感想を聞くのは面映ゆいことだ。
DVDが出来たらしいが、多分10年くらいは見ないだろうなあ。