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2017年8月

2017年8月21日 (月)

迷いのない人生。もある。

今日は殊の外忙しい一日となった。

朝は本業を済ませてからK画伯ご夫妻を坂出のコンサート会場まで送迎。いざ帰ろうとしたらメンバーから呼び出しがかかる。明日までに提出しなくてはならない書類の完成のためだ。で、坂出から垂水、そこから西宝町へと車を回す。海岸沿いのこの道は時間があればゆっくり通りたい道だが、今日はそれどころではない。

喫茶店でひとまず話しを済ませて、夜に本当に完成させる為に我が家に来るというM嬢。いやあ、ご苦労様な事だった。一応全て終わって、帰って行ったが、つくずく若い人の柔軟な考え方に舌を巻いた。自分だって、かつてはそうだった筈だけど、いつの間にか頭が固くなってしまっている。ホントにバトンタッチの時が来たのだ。暮れのオペラはようやく楽しみなことになって来た。

 

演奏会は16回目をこともなげに敢行したT女史のリサイタルだった。この方とのお付きあいも長くなった。いつだったか、初めてレッスンを受けに上京したとき一目惚れして以来だ。30年近く前だと思う。自称「タイフ~ン」と言うだけあって、回りを巻き込むことに於いてはメガトン級だ。それを16年も続けられているというのは、衰えを知らないという点で猛女と言えるだろう。どこがと言って、何もかも、誰が何と言おうと、全て自分のやり方を貫くという点だ。その点で一切ぶれがないというのは見事と言うほか無い。

「椿姫」は勿論、「千の風」新バージョンは、美しい声と歌唱力で泣けた。

歌は良い。「死」をかくも美しく表現出来る。

2017年8月19日 (土)

生きてる限り、、、、。

誰にでも色んな場面が訪れる。悩むのは普通のことだろう。それが自分ではドウしようもないことの場合、さらに懊悩は深まる。今の自分がそうだが、考えても仕方がない。仕方がないが、それは睡眠を妨げているし、気が付けばぼ~っとそのことを考えている。なんと自分は力がないのだろうと、情けなくて涙が出る。

人は一人で生まれて一人で死んで行く。それが真実だし、異論はない。しかし、、、、。

今日は、そんなことを書くつもりではなかった。お盆を挟んで、余りに忙しくここに向かう気にもなれなかったわけで、まるで我が家に台風がやって来たかのようなこの時期のことを書いておこうと思った筈が、人間とは弱くて愚かな動物だ。こんな所でわずかに救われようとしている自分が居る。

実は今日は、とある放送局にゲストとして出演してきた。そのこと自体は別にどうと言うことは無い。終わったのが丁度お昼時になったので、娘家族が海水浴というのもあり、何となく一人開放感に誘われて、とあるランチの美味しい喫茶店に行ってみた。静かにゆっくりと思ったが、案の定店内は一杯で、しばらく待たされる。その挙げ句、呼ばれたは良いが見ず知らずの女性と相席となる。全く話さずに向かい合っての食事というのも気まずいばかり。どうしたものかと思っていたら、あちらの方も思いは同じだったようだ。まずは定石通りの天気の話しから声を掛けてきてくれた。まあこれ以上無難で、共通項というのも他には無いだろう。しばらく天候の話しで盛り上がったところで、お相手の女性は次から次へと話題を提供してくれる。特に、街中の美味しいレストランをよくご存じで、いくつかご推奨のお店を教えて貰った。その上、ご自分の誕生日が近くて、ご子息がプレゼントを買ってくれたお話とか、お祝いの日はどこかでご馳走もしてくれるという。まあ、羨ましいですねえ、と相づちを打つ。問わず語りの話しの中で、友人の実家と同じ土地にお住まいということも分かり、、、、これだから女性の,特におばさんの話というのは際限がないとよく言われる所以だ。

お陰で一人ゆっくりは、無かったが、この重たい気分のなかでの朗らかな回合はむしろ救いだったかも。「それでは又どこかで。。。」とお互いにご挨拶してのお別れ。さて。どこかでお会いすることがあるんだろうか。

 

夕飯でビールを飲んでから、あっと気付けば本日はメンバーの出演する演奏会だった。やれやれ。。。。と思って居たら、彼女から深夜のメール。申請書を作成したのでチェックよろしくとある。慌てて午前様でやってみたが、なかなか大変だ。しかし、大事な書類だ。何とか締め切りに間に合わせないと。う。

2017年8月10日 (木)

本日の予定クリア?

今日も猛暑だったが、こんな日々にクーラーを出来るだけ使わずに暮らしているという、猛女二人ににお会いした!な~んてね。単に心がけが良いか悪いか、我慢強いかそうでないか、生き方上手か生き方下手か、、、、ってところだろう。

確かに、彼女たちの言うように生活する方が自然だし、昔を思えば出来る筈。人の身体はそれに適応できるようになってるはずだ。しかし、一度甘い汁を吸ってしまったクマンバチよろしく、クーラー無しの生活にはとても戻れないアチクシではある。一日試しにやってみようかと思わないでもないが、あっという間に羽が萎れて倒れて仕舞いそうで怖い。

この豪傑お二人は、今度のオペラにご出演頂くソプラノお二人であ~る。妙なところで気があったという感じ。

それにしても、音楽の話しをしながらランチタイムは楽しいものだった。食べるという行為は、確かに人と人の距離を近づける。今度のオペラに期待が高まるというものだ。

が、話題の中で、私も知っている若き音楽家お二人の訃報を聞く。お二人とも活躍されていたから音楽の世界で生ききったには違いないだろうが、哀しいだけでなくもったいないと思ってしまう。、、、しかし、自分たちだっていつそうなるか分からないのだ。与えられた時間を無駄には出来ない。

 

夜のちぇち練は月曜日の台風休暇分を取り返すべく、チョー特急で進めた。しかし、ここから又しばらくお盆休みを挟んだりして練習が飛んでしまう。帰りの車の中で、次回は又振り出しかもねえ、と危うい会話をしながら帰ったが、ホントはみんな自主練を遣って欲しいんだよねえ。なかなか受け身から脱出出来ないんだけど、そうも言ってられない切羽詰まった状況だ。,,,何とかせねば。

 

帰りに楽団の方のお家に楽譜をお届けする頃、雨がぱらついたが、又明日もあっついんだろうねえ。明日は孫べえが「ただいま~」とやってくる日だ。さ、眠って、体力の温存だ!

って、まだ書類の原稿が送られてこないなあ~。午前2時を廻ってるけどねえ。。。。彼女も寝落ちしたかな?無理もない。

2017年8月 7日 (月)

来たような来なかったような、、、、。

台風情報が交錯して、結局、朝のシャンソンも夜のちぇち練もお休み。単にしわ寄せが後ろに回っただけだが、、、。予定をどうするこうするで疲れた!しかし、よそは相変わらず被害が出ているらしいし、避難している人もケッコウ多いみたいだ。避難しないで助からなかった人も過去には沢山いたから、矢張りみんな学習した結果だろう。、、、にしても、讃岐は有り難い土地柄だ。

 

時間が出来たお陰で息子家族を迎える準備が少し出来た。でも、何だか食欲が無いくらいに疲れて、マッサージ機に飛び込んだ。全く、この機械が無ければ自分の寿命はもう尽きていたかも知れないなあ~。お坊ちゃまに感謝だ。

その息子家族は今年も車で10時間以上かけて帰ってくるらしい。台風が通った後を辿るようになるのは、まあ逆よりは良かったが。。。とにかく、孫達に会えるのが嬉しい。ついこないだ生まれて日赤から我が母に抱かれて車に乗り込んだあの長女が来年は中学生だ。ということは、10年前の母はまだそれが出来るくらい元気だったということだ。一方は上り坂。一方は下り坂を足早に移動している。今日は電話で、そんなことを母と話したが、母は窓から見えた施設のお向かいの家の木が風で倒れそうだったと、そればかり言ってる。余程気がかりだったんだろうが、、、。

変化、は受け入れるしかない。

2017年8月 6日 (日)

台風だって?

ホントに来るのか?大雨予報にもかかわらず、今のところさっぱり気配もない。いや、無いでケッコウなんだが、、、、明日は朝シャンソン、夜ちぇちとなっていて、どちらもどうなるか心配だし、、、、。

本日のCantiamoは、ゲスト参加のO女史が素晴らしいソプラノを聴かせてくれて、その後のコメントも含めて良い勉強になった。こうした方々の参加はとても刺激になる。「生で、良い声を聴くことが大切。」とは亡きI会長のお言葉だ。

自分はというと、風邪が立ち去ってくれないままの参加となり、途中で咳き込んだり痰が絡まないかとビクビク物だった。いよいよ最高齢者に相応しい怪しいことになってきた。、、、全く、いつまで歌えるんだろうか。とりあえずは暮れのオペラが乗り越えられるか?非常に心許ない。

何はともあれ「終わった」ということで、打ち上げは終始楽しかった。今回初めて利用したこのお店も、なかなかに美味しいイタリアン。みんなお気に入りで、食べ過ぎ~と言いながら帰宅した、、、、おっと、雨だ。二階の窓を閉めなくては!!

2017年8月 1日 (火)

闘う日々。

まあ、誰でも何かしらと闘っているだろう。とは思うが、この加齢、老衰?と闘うのも相当なもんだ。遂に風邪を引いてしまった。悪い風邪だといけないからと速効内科に駆け込む。レントゲンを撮り血液検査をしたが異常は無く、唯の風邪でしょうと言われる。深夜の大量の発汗、咳、痰、関節の痛み、夕方になると微熱が出る、ということで、本人は肺炎を疑っていたのだが。どうやら大丈夫らしい。昨夜頂いた薬を飲んで寝たら、症状はかなり好転している。キツイ薬で短期にという考えの先生だ。確かに効き目は早い。既に寝汗はかなり軽減。関節痛も無くなり、明日は予定通りシャンソン教室の予定。

今日は娘が仕事とあって、孫べえを連れてきたは良いが今日に限って妙にべたべたとくっついてくる。帰宅した娘が「マスクもしないで!」と怒ったが時既に遅し。うつっててもし~らないっと。7歳とはいえまだまだ子供だなあ~。

その子供が、恐らくは少し成長したであろう事件が起こった。

プールの初日からご機嫌で帰宅したらしい親子がそれぞれの部屋でその時を反芻しながら過ごしていた時、ケッコウ大きな音がした、と娘は言う。ややあって孫べえが大声で泣きながら駆けよってくるので、てっきりどこか怪我でもしたかと慌てたという。しかし、手を引かれてリビングに行ったお嬢はあまりの事に茫然として、側でわあわあ泣き叫ぶ子供の声もしばし耳に入らない。数ヶ月前にやっとの思いで購入した大型テレビの液晶画面がものの見事にぶった切られている。中の液体も漏れ出ている。(写メで送ってきた)どうやら玩具の剣を振り回していてやっちまったらしい!

子供が泣き叫ぶ「ごめんなさい!」を聞きながら段々怒る気が失せてきて、、、、しかし、ここは怒らなくては、と決意して対座させたらしい。この部屋には大事なものが沢山あるからここでそういう遊びをしてはいけないと何度も言ったこと。お母さんやみっちゃんやパパは永く生きてきて色んなことの予想が付くから、こうしたらああなるよ、と言ってるんだから、キチンと言うことを聞かなくてはいけない、こうなってしまったんだから仕方がないけど、自分がやったってことを正直に話したのは良い事だった。でもこのテレビはパパがとっても大事にしてたからね。パパが一番悲しむと思うよ。とそこまでいうと泣き声はピークになり、過呼吸になるかと思うほどに。「死にたい」とまで言ったそうな!うへっ!7歳が言う?流石今時の子だ。勿論そこはきっちり叱ったようだ。「物は壊れても買い換えが利くけど、人間の命は一つだからね。そんなことはこれからも絶対言っちゃ行けない!」と。

で、泣きじゃくりながら眠った頃にこっちに電話してきた娘も、これからを相談して来る。丁度明日は娘が仕事だから、朝はパパと二人になる筈だ。パパにアドバイスは?と言うから、そんなの彼に任せとけば良いのよ、と返事。どう転んでもホントの意味での親子になる一歩なんだから大丈夫、と返事したら安心したようだ。

ホントにねえ。これからだわ,子育ては。こういう事を積み重ねてホントの家族になっていくんだから。

ある意味、これも闘いかも知れないなあ。

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