我が家にミシンがやって来た!
といっても自分が買った訳ではない。何を隠そう、大の裁縫嫌い。針を持つのは仕事上やむなく着物の着付けの下ごしらえのためだけ。結婚以来、嫁入り道具のミシンに触ったこともなく、周囲からも無理強いされることもなく、私は出来ないと宣伝しまくっていたため、当然の如く子供達も、学校に持って行く物やなんかは父親が作ってくれるもんだと信じていた。
この父親は、幼少のみぎりからだが弱く、母親が将来を考えて裁縫や編み物等を教え、当時は珍しい「装苑」という雑誌まで買い与えていたらしい。だからもしかしたらデザイナーになっていたかも知れない、とは夫の口癖。
ところが、今時のミシンはまるでスマホやパソコンをいじる延長線上にあり、得意だった夫は、専門家T女史を前にうなるばかり。昔のようなタイプを買えば良かった、とぶつくさ一人言。そこで俄然張り切ったのはアチクシ。妙にむらむらとやる気が起き、今日になってミシンを引っ張り出した。この手軽さも丁度良い。
あの日、機械の説明を受けるのを側で見ていてうろ覚えの操作を思い出しながら本日格闘。傑作なのは、ミシン針の糸通し。幾ら頑張っても老眼のため自力では無理で、説明書を読みながら「自動糸通し」なる物を使った方がスルリと通ったこと。実はこれ、昔ながらの機械を扱っている専門家Y女史も、勿論夫もこの操作はかえって使いにくいと、自力でやったもんだ。分かってしまえば絶対自動が楽。
まあしかし、何かを縫う所までは矢張り行かなかった。なんせ、説明書を理解するのがそもそも大変だ。説明書の説明書が欲しいくらいだった。近々何かを縫いたいと思いつつ、本日はこれにておしまい。
ホントいうと、こんなことをやってる場合ではない。明日はW先生の指導日で、かなり絞られることに成って居る。予習をしておくべきなんだが、、、、、それにまだ暗譜が出来てないあの曲も、それほど時間的に余裕はない。、、、こうして追っかけられるときに限って、なんか違う事をやりたくなる困った性格。ま、死ななきゃ治らないか。
昨日のオーディションは完璧に出来た人は一人もなく、およよよ状態。これから追い上げて行かなくてはいけないのだが、、、、。やれやれ。
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