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2017年1月

2017年1月30日 (月)

宝物。

午後の金比羅詣では、とある会場でのコーラスとオペレッタの鑑賞。この団体は予想通りの頑張りで、それを応援する人びとの熱気とあいまって、会場の熱いこと!よく工夫されて、衣装やメイクにも力が入っているのがよく分かる。要するに、出演者が思いっきり楽しんで居るのだ。、、、これは強い。

表に出れば雨。そぼ降る中を、しかし高速で帰らないと次なるイベントに間に合わない。慎重に運転しながら、西インターに降り、予定通り「寄席」に出かける。

柳家さん喬さんはこれまで何度も聞かせて頂いたが、今日のは二本ともとにかく面白かった。こんなに落語を聞いて声を出して笑ったのは、何年ぶりだろうか?多分ご本人も乗っていた?客席も乗りやすい人が多かった?

昨日、日本人はユーモアに欠けると書いたが、訂正だ。

ま、特殊な世界ではあるなあ~。このおかしみは、外国人に分かるのかどうか?絶妙な間合い。声の強弱。そして、この人独特ではないかと思うが、日本のあらゆるジャンルの芸を再現できるって、これは生半可なことで出来るものではないだろう。今日の最後の一席では、浄瑠璃、三河万歳、狂言などが次々と表現されて、客を唸らせる。この話しを時には、客席からすすり泣きが聞こえるほどの人情モノに仕上げて、尚かつ笑わせるんだから、これぞ名人。人間国宝の呼び声が高いらしいが、さもありなん。

いやあ、日本にも宝物があるなあ。

2017年1月29日 (日)

ユーモアのセンス。

近頃アマゾンビデオなるものが出て、会員登録すれば果てしなく映画が観られるようになった。映画好きの私にはサイコーのプレゼント。まあ、とは言ってもなかなかじっくり見る時間は無いが、ほぼテレビドラマを観たいと思わなくなっている。娘は自宅のテレビにそれを繋いで、大画面で観られるからと進めるが、これ以上そんなことになったら大変だ~と流石にそれはセーブしている。引きこもりになったら、これ以上便利な物は無いとは思うが,今のところはねえ~。

 

で、今日は午後お仕事をして何だか疲れてしまい、あれこれ予定していたことも出来ず、夕食の買い物にも行く気にならず、あるモノでちゃちゃっとやっつけた。、、、故にこういう日にうってつけの映画鑑賞となる。

アメリカ映画で、セリフの中ににトランプ氏の名前が出るほど新しいが、とても面白い内容だった。テレビ番組の製作現場が舞台で、そこで働く有能だが認めて貰えない若い女性や過去の有名キャスターが登場して、丁々発止とやり合うテンポの良い現代映画だった。何が面白いって、会話のユーモアもそうだが、全体のストーリー展開も意外性があり、しかし一人間としての生きる上での葛藤も描かれ、内容が濃いモノに成って居た。このユーモアのセンスは、殆どのアメリカ映画につきものだが、これは我々日本人も見習った方が良いだろう。が、それは簡単ではない。民族としての成り立ちが違うのかも知れない。特に日本は島国だし、鎖国さえしていたんだから。

 

とはいえ、このところのトランプ氏の言動は呆れてモノが言えない位のモノだ。人間が、慎重に、自国の利益をも考えながら営々と築き上げてきた「国としての品位」というものが彼には全く感じられない。一番大切なのが、「利益」では余りに寂しいのではないか。 これから先アメリカという国がどうなっていくのか?オバマ大統領のような人を輩出するところまで尊敬を勝ち取った国が、一気に価値を下げてしまうことになるやもしれぬ。恐ろしい事が起きなければよいが。。。

 

こういう事態を、ユーモアで表現する術を持たない。

2017年1月27日 (金)

遂に来た冬。

今朝は冷たいなあと思っていたら我が家の洗濯機がおそらく水の凍結で使用不可となってしまった。午後になってようやく回り始めたが、こんなことも珍しい。暖かい冬だと思っていたが、急にやって来た冬将軍。来たら来たでお手柔らかにと思う身勝手さ。我ながら呆れる。

途端にカーブスに行く元気もなくなり、家に引きこもり。

とはいえ、アルト一人、ソプラノ二人と歌の練習は何とか出来た。二階のピアノルームは南向きで我が家で一番太陽の恩恵を被る部屋だ。それでもエアコン、電気絨毯は必需品だった。

主に合唱をやって来ている人たちは、どうもちぇちの練習会場での立ち位置がソリストのそれとは違いすぎるのが気になっている。みんな性格が温厚というのもアルかも知れないが、舞台はそんなこと言ってられない筈。我が家で出しているような声を是非練習会場でも使って欲しい。ともすれば誰かが歌うだろうという他人任せの声の出し方。これを何とかしたい。間違えても良いから自分の足で立って欲しい。そのための練習だ。

故I先生が良く言われていたことだが、「日本の合唱は、周辺の人と同じように声を出すことにばかり捕らわれすぎている。一人一人が個性を大切にしっかりと歌えることが大事だ。」「ソロが歌える人が合唱を歌っているのが理想。」

この理念に従ってこれまでやって来ているが、まだまだ理解出来てない人も居る。今回選択した曲はまさしく個人が大切だ。その意味で良い練習になるだろう。

練習会場では、堂々と間違えば良いのだ。

2017年1月26日 (木)

冬?

今日もうららかな昼下がり、用事で立ち寄った友人Yとついでに娘親子を誘いランチに。近頃よく行くパスタ屋さん。Yとは久しぶりにゆっくり話して、彼女の蟹旅行を羨ましく聞く。とはいえ、実はこれまで一度も美味しいと感激した経験がないから、実感も無い。生きてる内に経験出来るかなぁ?

帰りにAプライスに寄って買い物したが、店名が思い出せず、A何とかよと言っては二人からバカにされる。近頃よくこういうことがある。それでも何とかなるから不思議。ま、皆さんの想像力をお借りして、世渡りするに違いない。

近頃孫べえが色々要領が良いことをやらかす。今日もこのスーパーでカートを押して、と言うので意味不明ながら言われた通り押そうとすると、するりとカートとこちらの間に入ってくる。なるほど、こうすれば絶対迷子にはならない。で、DSとかいうものに夢中。先日の迷子事件が余程こたえたらしい。ちと、薬が効き過ぎたか!

県外は雪害に悩まされているというのに、こちらの天候はいつもながら有難い。

2017年1月25日 (水)

パソコンに首っ引き。今夜。

3月の小旅行のために自前交通公社をやっているが、チョイと取りに罹るのが遅くなっていて、思うようにゲット出来ない。多分直前の方が取れるんだろうが、その勇気はない。知らない土地でまさかホームレスは出来ないからねえ。ナントかカントカ、東京は取れたが、水戸がねえ。なんせ娘親子がくっついているから、取りにくいこと甚だしい。

 

昨日はちぇちの練習日で、春の音楽祭に出演の曲目を練習した。元々ソリストが面白おかしく遣るモノなので、合唱を決め込んでいる人にはハードルが高いかも知れない。しかし、この機会に演じながら歌う事もやって欲しいと思う。歌う事の楽しさは十二分に知っているわけだから、後はそれに添った演技だけだ。ま、その前に暗譜という作業は待っているが。。。

体調不良で歯抜け状態の練習ではあったが、やれば遣っただけのことはある。何とか最後まで行けたのはメデタイ。歯抜けの人の代わりに少し歌ったが、ピアニストのIさんが、「もうすっかり良くなってるじゃないですか!?」と声を掛けてくれて、ああ、そうなんだ。と一安心。声は自分ではホントのところは分からない。声変わりの途中の雄犬のようなイメージだったが、そう言って貰えたのは有り難い。このまま、良くなって欲しいモノだ。まだ、喉のはれぼったいのは治らないが、、、。

喉と言えば、先日の喉に骨が刺さったというあの事件。今日車の中でNHKのラジオを聞いていたら、以前ちぇちのメンバーだったKさんというアナウンサーの番組で、それの特集を遣っていて驚いた。ナントタイムリーなこと!

その寄せられたエピソードの中に、骨が喉と鼻の奥に跨ってクシャミが止まらなかったという人がいて、そんなことがあるんだとおかしかった。危うく自分もその憂き目に会う所だったが。

 

今日はカーブスに行き、汗を流してから近くの温泉。すると5時という時間、満員だった。出る頃には完全に貸し切りと成っていたが、みんな考える事は同じなのか。この時間に入って居ると後がとても楽。只今午前様だが、これから寒い思いをして我が家のお風呂に入る必要もない。このパターンが良いなあ~。ホント。

さ、明日はシャンソンだ。ね~ましょ。

2017年1月22日 (日)

う、さぶい!

今朝は思ったより起きやすい気温だったと思うが、午後になってお歌の練習中にふと外を見るとかなりの雪がふっている。それを見ただけでやる気が失せてしまった。雪に慣れてない民族だ。

実は今日は吾が愛車は病院。昨日の警告灯事件の解決の為にメーカーに持って行ったが、データーが消去されていて原因が特定できないとのこと。仕方なく、オイル交換など頼み、Nさんにピックアップしてもらってのお出かけとなる。

Nさんのオクルマは電気自動車。行きは良い良い帰りはさぶい!なぜなら、電気の消耗が激しいから暖房は入れられないんだそうだ!あっちゃ~!想定外。お陰で、帰りは雪を眺めながら気を紛らわせるために色々お喋りに花を咲かせながら帰って来た。まあ、これもおもろい旅ではあったが。。。

 

本日のお歌の練習はH先生ご夫妻以外は我々と男性三人。皆さんやる気満々。ホントに歌がお好きなんだ。まあスポーツと同じ側面もあるから、こういう日には良いチョイス。兎にも角にも3時間を過ごし解散した。いつに変わらぬ美味しい手作りケーキ共々楽しんだ。

なかなかこういう風に音楽を楽しんで居るところは少ないだろう。外国ではままあることだろうが、近辺では他に知らない。ひとえにH先生の情熱によるものだ。

 

さあ、明日は積もるんだろうか?この雪。

2017年1月21日 (土)

うらうらと珍道中。

思い立ち、先日従姉妹に教えて貰った、徳島の土成という温泉に行ってみる。誘えば乗ってくる娘親子と午後に出発。およそ45分の道程だが、知らない道、それも山中を分け入るようにどんどん行き、長いトンネルを抜けるとその大きな温泉はあった。道中至る所にたらいうどん、の看板があり、どうやら名物らしいと食べてもみたが、出汁がねえ~。ま、県外ではうどんはやめとこ。

温泉はステキにぬるぬるの水質で、サイコー。又来たいと思ったねえ。売店のイチゴは地元の特産とのこと。帰りの車中で食べたが、今もぎ取ったばかりのようなみずみずしさ。種がプチプチ音を立てる。

徳島市内をちょいと回って帰ろうと車を回したが、車内に警告灯が点き大慌て。たまたま通りかかったスズキのサービスステーションで診て貰うと、高速で帰るのはオススメしません、と言われてしまう。仕方なく、下道をチンタラ帰ることにして、、、、でもそれを良い事にあまり行けないび○び屋で晩ご飯食べようとなり、結局どこまでも楽しみたいピープル。

ところがギッチョン。何も考えずに食べていて、ふとお財布が気になった。温泉でも色々散在したし、、、計算して貰うと、6千五百円なり。持ち金が小銭を入れても千円ほど不足している。お嬢に至っては、こっちが持ってるものと思っていて、300円しか無いと言う。げげげっ。慌てて車の中に探しに行って貰ったが足りないという。再度バッグを漁ると何とか硬貨ばかりで2千円ほど出て来てゲラゲラ大笑い。安心して残りを食べようとカレイの唐揚げを口に運んだ途端、こっちの喉に骨が刺さった!急いでご飯を貰って飲み込んだり、水を飲んだりしたが、段々痛みが酷くなる。どうなるんだろう?と思った瞬間大きな咳が出て、それと一緒に骨が出て来た。にゃにゃんと2㎝もあるケッコウ太い骨。ここの唐揚げはホントに骨まで食べられる調理なんだけど、運が悪かった。まあ出て来たから良かったが、お店の人が言うには、以前刺さった骨を抜きに耳鼻科に行った人がいたとか。やれやれ。で、又大笑いしながらそこを出て、娘と交代で運転。退屈した孫べえとしりとりしたり、遊んでいたが、遂に孫べえが、妖怪の名前の言いあいっこをしようと言いだし、こっちはさっぱり知らないから、適当に作って言ってたら、それが大当たりすぎて、三人とも大爆笑で、、、、結局何とか帰り着いた。

いやはやいやはや、大変な旅になってしまった。

明日は車を再度点検だあ!

2017年1月20日 (金)

小さな世界の幸せ。大きな世界の恐怖。

本日は婿殿の休日ということで、我が家で焼き肉と決定。寒い一日だったが、わいわいと賑やかな夜を過ごし、寒さも吹っ飛んだ。息子が置いていったシャンペンもよく冷えていて、したたか飲んだアチクシは、先ほどまでネットでジェットスターの予約に取り組んでいたが、ちゃんと出来たんだろうか?半分眠りながらだった、、、。

そういえば、まだホテルを取ってなかった。

 

まあ、世の中便利になったもんだ。こうして、自分で何もかも手配できるんだから、、、。プロの手を借りることなくほぼ何でも出来る世の中だ。

 

それにしても良く食べた。二日続けてのカーブスが余り意味がないかも。やれやれ。

 

てなことで、本日はアメリカ大統領の就任式だったはずだが、、、、ネットでは俳優達が抗議デモを行っていると出てはいたが、実際どうだったのか。ニュースを見る暇もなかった。

オバマ大統領のような人を選出し、トランプ氏のような人も選出するのが、アメリカと言う国の怖さだ。さて、どうなることやら。。。

2017年1月19日 (木)

おかしな時代に生きている。

昨日は孫べえのお守りの日。母親を勤務先まで送り、バイバイした途端、「みっちゃん、映画に行こう!」と言われ、チョイと抵抗してみたが、どうせ一緒に行ってもこっちは寝るんだろうからとしぶしぶ承諾。案の定、何とかニンジャてえのが少し待つだけで見られると分かり入ったら、最初の10分で爆睡。貸し切りかと思いきや、平日の午後だのに、親子連れが一組、オタクっぽい青年が一人、OL風が一人、無職っぽい中年女性が一人、と意外に入った。娘にメールすると、多分出演者のファンがいるんだろうとのこと。へえ、そうなんだ。と見ていると確かにイケメンが出ている。そこまでは覚えているが、後は完全に終わるまで眠った。

外に出て、「面白かった?」と聞いて見るとまだ映像の中に居るような目をして、「うん!」と答える。そうななんだ、、、、。へえ~~。

映画好きは遺伝か?それにしても二人で1,600円は高いジャン?待ち時間でナンタラセットというマックを買って食べたり、ケッコウ物いり。ゲームセンターが工事中で良かった~。

で、昨日は夫が夕食不要とあって、お嬢を迎えに行き、久しぶりの常磐新町辺り。が、お目当ての所は二カ所とも一杯。水曜日はノー残業デーらしく、どこも一杯の盛況だ。孫べえは言う。「じいじいの呪いだねえ。」フフフ。

まあしかし、長く行ってないあるお店は偶然空いていて滑り込みセーフ。しかし、ここで失敗。欠食児童よろしく、最初に過剰注文。パスタ二種にピザ二種。サラダに春巻き、それぞれ飲み物、となると当然完食は無理。持ち帰りが出来るかと聞くと、遣ってないと言われ、そこから又しても食べるには食べたが、やっぱり残した。女性二人に6歳の胃袋では、こりゃあ取りすぎでしょ!?帰りに大いに反省猿の二人。あ~あ。やっぱり、じいじいの呪いかも。

 

今日は昨日のものを消化しようとカーブスへ。これはやっぱり大正解。気分もすっきり。夜になってぽ○ぽ○温泉に行き、た~っぷり暖まり、本日も無事終了。。。。とパソコンに向かった途端東京の友人から電話が。お互いの健康状態の報告をし合って、3月に再会を約してようやく電話を切る。

会える内に会っておきたいと、離れた友人とはそういう気分になる今日この頃。。。。なんだかねえ。

 

今日の朝日新聞にはなかなか愉快な論説が載っていた。トランプ氏をめぐるモノとか、天皇についての作家の思いとか。。。

トランプ占いとは面白い表現だ。全く。明日の演説もまあ、聞いて見ようじゃないの。

2017年1月17日 (火)

何という快晴。

日中は暑いくらいの太陽にさらされて、洗濯など捗り、ついでにカーブスにも出かける。良い汗ですねえ、とインストラクターに声を掛けられながら、30分の運動。後の爽快感は言うまでもない。

そして午後からは羽床までお歌の練習。こうポカポカ陽気が続くと気分もの~んびり陽気になる。義妹と二人道中ゲラゲラ笑いながら到着。何時ものように暖かく出迎えて頂き、ケーキのおもてなしの後は真面目に練習。それぞれ次回のCantiamoの曲決めが出来て、あっという間の3時間。外に出ればやや陰ってはいたがまだ日が残っている。

途中で、この陽気で最高のゲレンデ気分を味わっているらしい娘達から雪遊びをしている写真が送られてくる。今日は彼らは幼稚園から雲辺寺へと遠足だったのだ。ここは人工雪なども降らせているようだ。ま、なかなか都会では味わえない事だろうからさぞや楽しんだだろう。

 

今日気分が良いと感じるもう一つの要因は、昨日呼吸器科で検査結果が出たことによる。所謂喘息のアレルギー源となるものは一切検出されなかったという結果が出て、ホッとしたのだ。犬猫は勿論花粉も何もかも大丈夫だった。が、じゃあ、何故この喉の不調が続くのか?についてはハッキリした説明はなかった。多分ドクターにもそれを追求する意志がないんだろう。イコール加齢か?症状が出れば、それに対しての対処療法は考えるが、根本を探るのはもう辞めたのかも。患者として、そこを追求しなかったのも、もう治療に飽きた、ということもある。薬を飲みたくない。運動したり、食べ物に注意したり、全体として健康的な暮らしをすることで快方に迎えるかも、という漠然とした思いがある。よく分からないが、近頃流行の免疫力を高めるということだ。、、、、どうだかねえ。

 

昨日のちぇちは3月のミューズホール春の音楽祭に出演する際の曲の音取りをやった。楽しい曲で今から楽しみだが、、、自分は不参加。丁度この時水戸の孫べえのミュージカルを観に行くこととなっている。残念だが、随分前からの約束で仕方がない。ま、みんな上手くやってくれることだろう。

2017年1月16日 (月)

白い薄化粧の朝。

夫の父親の50回忌があり、さぞかし雪で大変だろうと想像して出かけたが、塩江に雪は無く、むしろこちらの方が日陰に残雪を見た。今までにない現象だった。
孫は雪だるまを作るつもりか長靴まで準備していて拍子抜け。こんなことは初めてだ。

県外からも帰省して来た若者たちが、それぞれ大人になり、家族を持ち、親族が増えているのを眩しく眺めることとなる。そりゃあそうだ。自分達が結婚して47年目。こうなって当たり前。
しかし、後の食事会に集う皆んなを見ていると、やっぱり不思議感を拭えない。
いつの間にこんなに時間が経ってしまったのか。

行事が終わり、昨日からの約束で娘親子を連れて温泉に行く。久しぶりにゆっくりお湯に浸かっていると、いきなり「みっちゃん」と声をかけられる。何と、母の妹だった。長男夫婦に誘われ来たらしい。すると、孫までが、幼稚園バスで一緒の女の子がいると騒ぎ始めてる。娘曰く、さすが高松!これは東京では経験が無かったわ〜!、、、、だろうね。

てな事があれこれあり、本日も、相変わらずのバタバタであった。
明日もシャンソンがあり、夜のちぇちぃりぁが終わるまで、びっちり詰まってる。やれやれ。

2017年1月14日 (土)

酉年だからって!!!

まあ、けたたましい我が家。今日のとどめは娘の車を自分が運転して、我が家の前に置いたところ、ライトを点けっぱなしだっため、バッテリーが上がり今年はじめてのJAF御用達。点灯消灯を自分の車は自動にしているためついウッカリ確認せずに放置。まんまとバッテリー上がり。急な寒さの為だとかで、いつもと違い約1時間もの待ち時間。段々孫べえのお休み時間となり、母親のイライラも募り、とばっちりがこっちに来る。

ナントかカントカエンジンがかかり親子が引き揚げたら急に静かになって、ホッとする。

夕食時のバタバタもしかり。夫婦二人の静かな生活が完全にかき乱されている。夫はそれを喜んでいる節はあるが、、、。ふ~っ。

その前に香西のイオンまで買い物に出かけ、母親が眼鏡を作っている間に孫べえとこっちは食材の買い物。そんなの6歳が面白い訳もなく、道中広いのを良い事に、かくれんぼをしながら移動する。しかし、体力が無い孫はすぐにギブアップ。車椅子に乗ると仰る。仕方なく乗せて買い物をしていると今度は降りたいと。全く頭に来るが、うるさいので言いなりに。すると又かくれんぼをしようとひつこいから、懲らしめのために大人の知惠で隠れて違うコースを走って先回り。物陰から見ていると、完全にこっちを見失ってしょんぼりしているのが見える。ちょいと可哀想になって追いすがると殆ど泣き出さんばかりになっている。これで少しは肝に銘じたか、とほくそ笑んだところに母親がやってきて、事の顛末を知り、こっちが大目玉。商業施設でかくれんぼするなんて!店員さんに迷惑掛けるでしょ!だと。孫べえもやっと味方が現れたとばかり、「たいちゃんねえ、泣きそうになるのをがまんしてたんだ!」と訴える。ふん、そんなことでどうする!?男の子でしょ!と悪態をつきながらわいわいと駐車場へ。

いやはやいやはや。

 

それだけではない。今日は夕食時に昔ご近所だったご家族から電話があり、久しぶりに近況を話すと、ご主人は肺がんで手術不可能だとか。奥さんは骨折が続き、今も右手が使えないんだとか。はあ~っ!一体全体。近頃肺がんて多いのだろうか?何だか心細くなる。近々再会を約して電話を切ったが、、、、、。

それに、朝の内にカーブスに半月振りに出かけた。やっぱり軽い運動は必要だ。良い汗をかいて更衣室に入るとちぇちのメンバーにバッタリ。彼女はここに通って既に効果が出たというが、体感するにはまだ時間が罹りそうだ。

 

あああ、一日中、バタバタだ。

こんぴらコーラスという団体がある。

今日は琴平にある音楽団体の方々が総勢5名でFMの収録に参加して下さった。初めてではない気安さも手伝って、話しが盛り上がることこの上ない。今年のオペレッタは、「不思議の国のアリス」だそうだ。

この団体は30名ほどの団員の他に助っ人や応援団が町中に居て、毎年素晴らしい舞台を繰り広げている。何度か生の舞台を拝見したが、一番感動するのは、全員の「やる気」が歌や演技のみならず、背景の美術や衣装に漲っていることだ。

段取りの良さも我々の団体が最も学ばなくてはいけない部分だ。今月末の公演の為のパンフレットが立派に出来ていて、そこには本番の衣装を着てポーズをとる団員の姿が。練習もかなりの部分本番と同じ物を着て遣るんだそうだ。素晴らしい。

とにかく隅から隅まで全ての人たちが全力で取り組んでいる。指揮者で指導者で演出家でもあるT先生という方も、音楽的クオリティの高さを求めない訳ではないし、そこの厳しさは常に持ちつつも一番大事にされているのが、この舞台での一人一人の真摯な姿勢だ。アマチュアだからと手抜きせず、懸命に取り組む。これが無いでは、何の為の公演か、ということだ。

何もかも自分たちでやっているこの団体から比べると、私たちはなんと贅沢なことを遣っているんだろうとお話を聞きながらつくずく想った。大きな舞台、恵まれた楽団、プロの照明家に舞台のプロ。、、、改めて感謝。勿論、ここまで来るのには長い時間がかかったにせよ、現状を有り難い事だと思っていなければ今後の発展も継続もない。

賑やかに収録を二本分とり終えて解散。。。。この日1/29日は忙しい日になりそうだ。夜はこけ枝師匠と柳家さん喬師匠の寄席だ。琴平から駆けつけになるなあ。

 

急ぎ帰宅して仕事もし、又又孫べえの帰宅時間に合わせてバスのお迎えだ。

今夜はお父さんが外食の日だからどっかで美味しいモノでも食べようかなんてこと言い合っていたのに、仕事で疲れたお嬢はいくつかの提案の中で最もショボイ、「我が家でご飯を食べる。」に落ち着いてうちにやってきた。ところが、こっちも何だか疲れていて、何かを作るという気分でない。ただ、放送局の前に市が立ち、変わった野菜とかお赤飯とか、はりはり漬けとかを買ってきていたので、それをちょこっと加工しておいた。冷凍の餃子があったので、ま、いっかと思っていたらお嬢は色々苦情を良いながらもそれを自分で焼いて食べて、「もう何もない?」と聞いてくる。「なんでお父さんがいない日にこれなん?」と来る。だから、どっかに行けば良かったジャン!?と口げんか。半分は笑いながらだが、この飽食の時代ならではのケンカだ。確かにちょいと足を伸ばせばなんでもあるといいう立地条件の我が家。その気にならなかっただけ。

このつけは、明日に残して、明日のランチはどっかに行こうかとなる。その点孫べえは、こっちが作るモノを美味しいと言いながら何でもお食べ遊ばす。初ヤツじゃ、ってところ。

 

年末年始は全く時間が無く、さっぱり行けてないカーブス。明日は頑張って行かなくては。着信履歴が何度かあり、いらっしゃいの電話だったんだろう。

 

しかし、好天が続くなあ~。明日から寒くなると、日々脅されているが、、、。

2017年1月12日 (木)

酉年だからって!あんまりバタバタ過ぎるでしょう!

今朝もめでたく孫べえの乗る通園バスに夫婦で手を振ることが出来た。近頃では運転手さんがわざとうちの前でゆっくり走ってくれる。そして丁寧に頭を下げてもくれる。同乗している先生も同じく頭を下げたり、手を振ったりしてくれる。特別な事情で初めての場所に移住してきた子供だという認識に立ってのことだろうが有り難い事だ。今年は小学校に上がるので、この習慣もあとわずかではある。

その後、シェイクスピアの鑑賞会に出かけようとしたら、会員二人から風邪のためお休みします、とメールが来る。まあこの時期、疲れが出る頃だ。残念な思いと共に出かけてみると、本日の参加者は記録的に少ない。お世話して下さるY氏が、もうボチボチ辞める潮時かなあ~?と心細いご意見。しかし、開放講座でお世話になっていたI先生が亡くなられて今年3年目を迎えるから、せめて今年の7月まではやりましょう、となる。

スタートはこういう具合だったが、やはり作品は面白く、みんな思わず声が出るほど楽しんだ。こうした会が無くなるのは寂しい限りだ。が、何事も存続は難しいということだ。

 

急ぎ帰宅して来店客に1時間かけてから、大急ぎで孫の帰宅をマンションまで迎えに行く。予定時間の2分前に付いたが、バスが到着したのはほぼ同時。アブナイアブナイ。1時間半ほどマンションで孫は一人遊び、こっちは昼寝。体力を回復させてからスーパーに買い物に出かける。

ホントに男の子は疲れる。スーパーの広いスペースをカートに足をかけて意味もなく走り回る。そのカートはこっちの為のモノなんですけど。。。刺身好きは遺伝か。大皿をご指名して上機嫌で帰る。

帰ったら帰ったで夕飯の準備におおわらわ。なんとかかんとか食べさせた頃母親が電話してくる。「私のある?」これだ。勿論そのつもりで多めにつくって居るが、まあ、よくお食べ遊ばす。

わいわい良いながら帰って行った娘達を見送ってから、次々と入ってくるメールの処理。やがて手帳が真っ黒に、、、、。ふ~っ。明日もFMだ。

2017年1月11日 (水)

正月気分。

なかなか正月気分が抜けない。今日は娘が夫の正月祝いと母親のワタクシの誕生日祝いをやるからと夕飯を誘ってくれる。彼らがお気に入りのお店は確かに美味しい。量は少なめだが、お味が洗練されていて、本物感がある。以前からランチには何度か行ったが、ディナーは初めて。、、、期待を裏切らない美味しさに、全員満足。

ここのシェフは娘達が住んでいた目黒のお隣中目黒で修行をした人で、成る程と思わせる。娘は運転手で、結局婿殿と我が輩でボトル二本空け、こっちはその上にグラスワインを三杯。流石に酔っぱらって、二人はどんどん饒舌になる。娘は傍らで、「声がデカイよ」とか、「ちょっと二人で盛り上がらないでよ」とかセーブをかけるが、そんなこと知ったこっちゃないというテンション。久しぶりにしたたか酔っぱらった。

こういう時しかなかなか本音が出ないから、色々面白かった。帰宅して、今日は講演で帰宅が遅かった我が夫の夕飯の際、「彼も時々ガス抜きが必要よね。」と話すと夫も大いに同感していた。大都会の真ん中からチョーが付く田舎にやって来て、カルチャーショックがあるのは当たり前。しかし、そこを何とかくぐり抜けてもらわないと。。。。

以前からこの婿殿のご両親が大好きなワタクシ。彼にそう思って居ると告げると一瞬ウルウル来ている様子。今さらながら愛すべき人物だ。実際、彼のご両親とは波長が合うというか、夫婦揃って飲んべえというだけでなく、人間的に好ましい。この方達の子供である婿どのは良い所を受け継いでいる。彼の決心によって高松に移住してきた娘家族に、我々夫婦も出来る限りの応援をせねばと思って居る。

 

この食事の前には産後お休みしているちぇちのメンバーを訪ねて、しばし歓談。太陽光線の差し込む暖かい部屋で久しぶりに生後2ヶ月の赤ちゃんを抱っこさせてもらったり。。。彼女は実家の母上の介護をしつつ育児もしているという結構大変な環境。しかし、頑張っている。この日もあるスーパーのネット販売を取り寄せたと沢山の食材が所狭しと並んでいる。多忙な夫ではあるが、協力し合って良い家庭を築きつつあるのを垣間見せて貰い一安心。

 

その前は、知人のやっている喫茶店に市民劇場の座席シールを届けに行き、ついでにランチ。実はこの頃から猛烈な睡魔に襲われる。というのも、昨夜は3時間しか眠れず、一晩中悶々としていた。全く理由は分からないが、寝付きも悪く、途中で起きてしまってさっぱり眠れないから、ラジオを聞いたりipadで音楽を聴いたり、あれこれやっても全く効果なし。朝は起きられたがいつまで持つか心配な程だった。そこから往復1時間運転するのはちょいとヤバイと感じて、ユメタウンに駆け込み、マッサージを受ける。約1時間。爆睡したようだ。でようやく快適な運転が出来たという訳だ。

 

朝はシャンソン教室だった。今日は使いものにならないかと思って出かけたが、矢張り好きな事は頑張れる。予定時間を少しオーバーして楽しい時間を過ごした。歌う事はホント、ストレス発散になる。

 

こうして今日も一日が終わった。

ポカポカ陽気の今日。

本日のFM収録はヴァイオリニストのNさんだった。ちぇちの本公演時に毎度、大活躍をして頂く人で、しかも県下でチラシにお名前を見ることのやたら多い演奏家。魅力的なのはそのお人柄。十二分にこの方の人となりをご紹介出来たかどうか、心許ない。最近喋っていても痰がからんで咳払い。そうならないようにと緊張するせいで言葉を噛んでしまう。、、、なんだかねえ。これも加齢のせいかもしれない。ボチボチ退け時か。

Nさんは間もなくリサイタルをされるので、その宣伝を兼ねてのことだったが、偶然にも局に到着した途端、旧知のTさんに声を掛けられる。その場で、リサイタルに一緒に行くことを約束。吾が愛車の乗客が一人増えた。

まあ、何をやるにも集客が大変だ。しかし、この方のファンは多いから、きっと沢山の方がはせ参じるに違いない。楽しみだなあ。

 

同じ年齢の友人とは、矢張り話しが合う。今日も関東に住む友人と1時間半の長電話。大したことも話してないのに次から次へと話題が尽きない。会わなかった時間を全て埋めるかのような、「女の会話」である。まあ半分はお互いの健康状態が話題。後の半分はお互いの家族の話し。それぞれ、変化や成長があり、細部まで話すととんでもない長話と成る。とりあえず、こうして話しが出来ることを喜びたい。長く会わないでも、いつも会ってるかのように話しが出来るのは嬉しいことだ。

 

人は亡くなる前に多くの友人と会いたくなると言うが、このところやたら昔の友人達と会うことや、話すことが多い。まあ、そうなってもおかしくない年齢ではあるが、、、、。

 

明日はシャンソンだが、明日から急に寒くなるとの情報が、、、。今朝から通園の孫べえに手を振る行事が待っている。午前様になったが、寝~ましょ。

2017年1月 9日 (月)

若者よ、大志を抱け。

本日はちぇちの有志による新年会。娘に運転手を頼んで飲む気満々で出かけ、予定通りしたたか飲ませて頂く。この頃のこととて、飲酒可能な人は13名中たった3名。しかし、H先生宅のご馳走てんこ盛りの前では、やっぱり飲めて良かった。飲める人が送迎があれば~とか、乗り合わせて~とかぶつぶつ行ってるのを尻目にどんどん頂いた。フフフ。

それにしても奥様には本当に申し訳ない。デコレーションケーキから始まってキッシュ、げそ店、おでんにサラダ、菜花のおひたしはH先生作だとか。鯛の活き作りが載った大皿には所狭しと刺身が乗っている。他にもお菓子や何かがあったが、流石に手がでないまま。、、、あとからお嬢にそう言うと、なんで私を呼んでくれなかったの!となる。そこまで頭が回らなかったわい。フフフ。

おもてなしはお料理だけではない。ちぇちの落語ぺら第一回を見せてくれて、それが17年も前の事だと分かり、ムムム。懐かしい人びとが若々しく出ている。そりゃあ17年は大きい。「わっ、蓮井さんするっとしてる!」なんぞと言われる。

変わらないのはこけ枝師匠くらいのもんだ。

他の作品もいくつか見せて貰いながら、ちぇちの歴史がいつの間にか形作られていることに気付く。ネットで見ていると、多方面からこの団体のことを評価してくれているのに初めて気付いた。、、、そうなんだ。高村光太郎ではないが、ちぇちの前に道は無く、ちぇちの後ろに道は出来たのだ。ただただがむしゃらに、前を向いてやって来ただけなのに、不思議だ。

 

送りがてらにと娘親子が我が家で食べることになり、こっちは流石に何も入らず、味噌汁をすすっただけ。二人が帰って行き、夫が寝た頃ちょいとNHKを見ていると、良い番組に出会った。昨年の11/13に行われた「一日祭」という全国1000人の18歳が一堂に会して一つの曲を歌うというイベント。それの密着ドキュメントだった。多感な18歳。人生の入り口に立って、戸惑い、苦しみもがいている年齢。彼らが孤独から、このイベントに参加して心を解き放たれ、笑顔になって行く様に感動した。そして、「歌う」ことの意味を、改めて考えさせられた。「テクニックじゃない。心だ!」キレイに歌おうとしていた若者が、その言葉を聞いて、まるで違う歌を歌った。色んな色があって良いんだ。という歌詞の通り、一人一人が自分の心を丸出しに歌った。その迫力は素晴らしいモノだった。

丁度さっき香川県出身の政治家が、今の若者は素晴らしいとFBに賛辞を送っていたのを目にして、大いにナットクした。隠れているんだよなあ。若者達の中のこの宝物をどうやって引き出すか。それが、年寄りの役目だろうなあ。

2017年1月 8日 (日)

雨の日のまったり。

とりあえず今日は差し迫った用事がないのを良い事に、夕べから夫に「朝寝宣言」をして、その通り10時まで3度寝をした。まあ、寝たのが午前2時だから、睡眠時間そのものはフツウ。起きてみればもっけの幸いの雨。しかも、これまで降るのを我慢していたのか、結構な降り方。水たまりを蹴散らしながら通り過ぎる車の音が懐かしい。

今日一日はサボりの日、と決めて、昼ご飯も気の歌会で頂いた大きなどら焼き一つ。寝転んでテレビを付けると、「戦場のピアニスト」がかかっている。途中だったが、以前二度も見ているから問題無い。お正月にこういう映画も良いだろうと、最後までじっくりと観賞した。

先が分かって居るだけに、感動的なシーンの前が来るともう泣けている。ピアノが素晴らしい演奏を奏で、涙を煽る。

戦争やヒトラーを憎むだけではなく、そう生きざるを得なかった人びとの苦悩と悲惨さも余すところ無く描いて、そこにあのピアノだ。その音色はもう神の領域を思わせる。終戦を前に人間たちの頭上に降り注ぐ美しい音色は、人間の愚かさをいやが上にも際立たせ、築いてきた自分たちの全てを破壊してしまった行為を浄化してくれているかのようだった。

これが実際にあったことで、このユダヤ人のピアニストを助けたドイツ人将校が捕虜収容所で亡くなったということまで描いているが、一人ピアニストを救っただけではあの大きな罪をぬぐい去ることは出来なかったということか。多くのドイツ人が、自分の正義から彼を匿い何度も危険から守ったことも描かれていて、その彼らは全員死の制裁を受けたという、これら全ての悲しみがピアノを弾く彼の胸中を巡っているのが痛いほど分かる名演だった。この俳優の小さな、見落としかねない唇の動きや、瞼のピク付き。動きの中の間合い。何度見ても素晴らしい。

 

こうして感想を書いていると、突然の来訪者。海外帰りの若者夫婦がお土産を持って立ち寄ってくれる。再会を約してお茶も差し上げないで帰してしまったが、ここで初めて目がさめた。

平和って、なんて良い事なんだろう!

新年歌会。

今年最初の歌会であり、一年に一度のこととあって二十数名の人びとが集まった。普段の歌会では見られないお顔もあり、華やいだ雰囲気の中、終始和やかに進行した。いつも隣に座っていたHさんが欠席で、多くの人に不思議がられた。何が辛いって、いつもならメロンとケーキを交換できるのに、残念ながらケーキを余す結果に。

この昼食会は、こないだ出した自分の一首、「短歌など詠まずば生涯会ふことも無き人びとと食事している」の図であった。

何度も顔を合わせて随分と距離が縮まった人も居て、笑顔にも実感がこもる。そして集まる人びとの多様さ。年齢も職業も、生き越方の環境も何もかも違う人びとが、お互いのことを思い遣りつつ歌評をしていくという、独特の世界だ。

他人の歌を評するというのも勇気が要る。自分にその読解力が無い故の誤解もある。解釈が扁平になり過ぎて、作者の思考の奥まで届かない場合もあり、それに気付かされて後で忸怩たる思いに捕らわれることもある。そんなこんなで、とにかく集中しなくてはならない4時間。ケッコウ疲れる。

今日は娘にテクノを頼んだお陰で少々ビールも入り、舌は饒舌、瞼は重い。加えて手の指、足の怪我、腕の打撲などなど、集中が途切れる材料がてんこ盛り。。。。でも頑張った、つもり。

終わった後、立ち上がりざまに、「今日は面白かった!」と同意を求めてくる御仁も居て、最後まで笑った。

 

、、、と、ここまで打つのも至難の業。左手とはいえ、台所の洗い物から始まって、こうしてパソコンを打つのも大変だ!朝行った整形外科ではレントゲンにも異常なし、湿布薬のみの処方でやれやれ。あとは日にち薬か。

今年はどんな年になるのやら。不安材料満載のスタートだ。

2017年1月 6日 (金)

満身創痍。

メチャラクチャラ忙しい正月も、孫達がそれの生活に戻って行き終わるかに思えた一昨日。急遽神戸に幼なじみ3人が、ん十年ぶりに集合し旧交を温めることとなり、朝も早くから高速バスで出かけた。もう一つの目的、友人の旦那様画伯Y氏の作品展を観に行くのもあり朝出たわけだ。

神戸が坂の街だということをすっかり忘れていて、まあ、歩くは歩くは。スマホに記録が出たのは14000歩。しかも3分の一は坂道。案の定そのツケが夜になってやってきて、足の付け根が半端無く痛い。ホテルでゆっくりお風呂に浸かったくらいでは解決せず、マッサージ師さんに来て貰う。ぱんぱんに張っていると言われながら、どこを触られても痛い痛い。

実はそれにはもう一つの訳が、、、。

 

神戸に詳しい友人の勧めでぽっこりしたフレンチレストランに行き、思いっきり喋り倒して、さあ出ましょうとなって立ち上がり振り向いた途端段差に引っかかり見事に転倒!一瞬高級グラス棚に身体を持って行くかと思ったが、上手くかわして少しガラガラと音がしたもののグラスが割れることもなく、思いっきり床にクロールの体勢に転倒。

その時の打撲が痛くて痛くて、マッサージ師さんに謝られながら、、、。いつもならウトウトする筈のこの時間も、寝るどころではない。苦痛との闘いだった。病院に行かれた方が良いですよ、と言われて帰ったが、今日は早速孫べえのおもりで病院には行けず、、、。

で、孫も従姉妹たちが消え、急に寂しくなったのか、甘えてきてお腹空いたの連発。何を与えても満足せず、仕方なくジャがバターを作り小さく切る。バターが多すぎる~と又又文句を言うので、いい加減にしなさいと言いながら下にあるモノをひらおうと下に向いて作業した途端、孫の手がそのジャがバターの入ったお皿に当たり、真っ逆さまにこの手めがけて落下した。よりによって砥部焼の重い皿。指先の爪の部分に落ちた時はぎゃ~~~~っ!と叫んでしまった。流石に驚いた孫はごめんなさいの連発。いつもなら、大丈夫よと言うところだが、そんなことに構ってられないほどに痛い。しばらく息も出来ず、患部を氷で押さえたまま、突っ伏し状態。参った。

そうこうしているうちに夫が帰宅。丁度ある人が自分で漬けたとバラ寿司やお煮染めだし巻きなどを持って来てくれて、一品の炒め物はしたがあとはそれで勘弁して貰う。そこへ勤務を終えた娘が帰宅。「お腹空いた。」くっそ~この親子は!と思いながらもしばし団らんの時間は楽しい。で娘曰く、明日は絶対医者に行った方が良い!、、、やっぱりねえ。足の打撲と一緒に診て貰おうか。アサイチだなあ。明日は短歌の歌会があるが、、、、何とか間に合うだろう。。。参った。

 

これはこの一年、思い遣られるなあ~~。

2017年1月 4日 (水)

正月。私の場合。

暮れから今日という日まで、とにかくメチャラクチャラ忙しくて、全く自分の時間というモノが取れなかった。しかも体力の衰えから、睡眠時間を削ることも出来ず、寝ないと全く仕事が捗らないため、毎日その日の内に就寝していた。本日、息子の家族が明日帰ると言って嫁りんの実家へと移動したので、早速短歌の宿題を一つやっつけた。

特に今日は古いカナダ人の友人がアメリカ人ともどもやってきて、彼に会いたい人も集めて、しばし我が家で歓談。これは想定外のことで、楽しい時間ではあったが予定時間が浸食されて久しぶりにこうして深夜族の仲間入り。

明日からお嬢の勤務が始まる=子守が始まる。

そんな中、明後日はかねてからのプランを実行に移すべく、神戸へと出かけるため、いまになってホテルやら、高速バスやらの予約を入れる。いざ女三人が待ち合わせようという今日になって、それぞれが電話してくるが、そもそも三人とも神戸に詳しくない人ばかり。一人がそごうで待ち合わせを指定してくるともう一人は大丸が分かり易いとのたまう。こっちはいずれにしても決めて貰えば、何処へでも行くわよ,と言うと、「あんたは昔から変わってないわねえ。そうやって、適当に行けば何とかなるっていうやり方、私は無理だから。キチンと調べて明日又連絡するから。。。」と言われてしまう。ハハハ。さもありなん。初めからアバウトなプランを立てて出かけるのが私流。そこで起きるハプニングを楽しんでいるという訳だ。血液型を聞かれてO型と答えると妙にナットクされた。そういう彼女はA型だ。だろうね。

ま、いずれにしてもこうして三人で会うのは20年ぶりくらいのもの。どんなことになりますやら。

 

こういう訳で、実は賀状を一枚も出せてない。明日一日でお返事の形の賀状を一気にやっつけるつもり。読むのも今日になってじっくり読んだが、色々有り難いお申し出もあり、それらはみんな「オペラ年」のスタートを切るには嬉しい内容。自分に力が無くなっていく分、周りの人びとの応援が身にしみる。

今年のおみくじは、「小吉」とあり、一字のみ黒々と書かれていてそれが、「悦」とあり、その意味は、歓びを与えることが力になる。与えることを惜しまず、、、、うんぬんかんぬん、、、。余りに今の自分に相応しく思えて、大事に持ち帰った。こんなのは初めてだ。額に入れて飾っておきたいくらいのモノだ。

さ、どんな年になることやら。。。。

2017年1月 1日 (日)

除夜の鐘が鳴っている。

近くのお寺から、静かに静かに鐘がなる。これを聞くと、一年がとうとう終わったという何とも切ない思いがする。

今年は、あ、もう去年だった、なんだか落ち着かない日々だった。自分も含めて周辺の健康状態に右往左往。色んな感情の波に呑まれそうになる一年だった。今年は、もっとこの状態に拍車が掛かるのかも知れない。

それでも、一年先又こうして除夜の鐘を聴くんだろう。いや、聴けたら良い方だ。聴けるように努力しよう。

 

毎年色んな形の大晦日を過ごしているが、本年はお嬢が近くに住んでいるため、いつもとは相当違う時間を過ごして居る。只今午前零時半。娘の所に飲みに出かけた息子がいまだ帰宅せず。明日のお雑煮の準備も出来たので、早くお風呂に入って寝たいのだが、ご帰還は未定だ。さりとて、先に寝るのも。。。。

 

年賀状は一枚も書けていないので、本来なら必死で書いているはずが、どうもそこまで手が届かない。家族が増えているので、食べることに相当時間を取られる。この調子なら頂いた賀状にお返事の形になるのは目に見えている。ま、お許し頂こう。

 

それにしても良いお天気が続くなあ~。

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