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2016年10月

2016年10月30日 (日)

楽天家バンザイ。

今日は久々の好天に恵まれたが、雑用に次ぐ雑用で遣るべきことが後回しになる。朝から晩まで立ち働いて、我が家のテーブルの前にどっかと座り込み、「ああ、疲れた!」と叫ぶと、寝っ転がってテレビを見ていた夫が、「奥様、本日も大変お疲れ様でございました。」とわざとらしく声をかける。それを聞いた母が、「まあ、そんなに働いたんですか?」とニヤニヤ。でもって、こちらは声高に朝から夕方までの働きぶりを説明。,,,,てな事をやっている内に不思議と疲れも癒やされてくる。、、、何もかも本日の好天のおかげ。

夕食は娘と孫を誘い外食。付き合いの悪い夫はお留守番。もう、これ以上食事の準備をしたくな~い、と宣言してのことだった。しかしお目当ての寿司屋さんは長蛇の列。駐車場に車さえ入れない。でもって、孫のたっての希望であるお食事処へと出向く。ここもカウンターしか空いてなかったが、それでケッコウ、と座った途端に続々と来店客。本日は日曜日だった!一家の主婦が、夕餉の支度を拒否したらしいファミリーがわんさかご到着~。何処へ行ってもこういう状態であることに、96歳の母は驚くことしきり。すかさず孫べえが祖母の口まねをする。「時代の流れじゃの~~~~」みんなで大笑いして楽しい食事会の始まり~。

たまにはこういうのも良い。

しか~し。頭の隅にはやるべき事の輪郭が段々大きくなってくる。即ち、締め切りが近づいているということだ!来週末のコンサートの準備もある。その翌日の歌会のお歌が出来てない。短歌の新聞歌評が只今白紙状態。おっと、明日のシャンソンの為の資料作りもこれからだ。そして明日の夜は最後の通し稽古。その翌日のFMも、、、、と考えながら食べていると、「揚げ出し三種盛り」を食べたかどうかの記憶も無い。ふ~っ。なんでこ~なるの?

しかし、わいわい食べて、母を玄関先まで送り届け、「有り難う」と言われ、「お休み~」と答えた頃には一日の大半が終わっていることに、訳もなく感謝の気持ちが湧いてくる。弟が丹精込めたらしい庭の花々の草いきれの中を歩きながら、まだ、こうして動けていることに、ほんわかと幸せ気分。

結局、根が楽天家であることに他ならない。ち~~ん。

2016年10月29日 (土)

断捨離、海外旅行版。

ジム通いが功を奏しているのか、とにかく今まで午前様にならないと就寝しなかったのが、どうしてもシンデレラタイムになると目が開かなくなる。従って、いままで深夜にやっていたことが滞り、今まで以上に時間が無い時間が無いと絶えず何かに追っかけられている。今思えば、あの深夜の静寂にようやく自分の時間が持てて、落ち着いたえもいわれぬ空気感の中で孤独を楽しんでいたのだが、、、、それどころか!この私が!目をこすりながら電気のスイッチを切りかねて寝床に直行するのだから呆れる。良いのかどうか、、、。しかもどうやら熟睡している。

寝る子は育つって!あれは子供だけだろうねえ~~?

 

そういえばハワイでもけっこう寝た様な気がする。それで旅行疲れが軽減されたのは間違いないところだ。いつでもどこでも、睡眠は薬ほどに大切だ。

今回の旅でも毎日毎日着た洋服を捨てて帰った。初めからそのつもりで荷物を作っているから、ぱっぱぱっぱと気持ちよく捨てられる。そういえばイタリアはじめ海外旅行の時の写真は、着ていった服は殆ど捨てたから、写真にのみ残っているというおかしさ。娘が行くときから荷物の少なさに驚いていたが、帰るときにはもっと驚いた。おかげで彼女の荷物の多くをこちらのバッグに入れて重量オーバーにならずに済んだ。もし一人旅なら、もっと少ない荷物で行っただろうと思う。お土産というものをほぼ買わない主義だし、海外に行ったとて格別欲しいものも無い。何もかも日本が一番良いからだ。

今回自分の為に買った唯一の品物は、急に寒くなった上に、レストランの冷房が効き過ぎていて、急遽そのフロアの用品店でニットのカーディガンと靴下を購入。帰国後も早速重宝しているが、これのみ。我ながら物欲の無さに呆れる。

こうして吾が断捨離は少しばかり進んだか。

2016年10月27日 (木)

う~う眠い!

めまぐるしく変わる気候に付いて行けない。一日の中でも夏日のようだったり、今は又寒くて寒くて、、、。孫べえも薄着にさせたといっては私を責める母親。フン。心配ならあんたが準備しときなさいよと言いたいが、口では負けるからなあ。こういうとこ、全く父親譲りだ。

 

三笠宮殿下の御崩御が報じられている。101歳とは恐れ入った。皆に目標にせよと告げたいのかも知れない。

 

 

夕べはジムでストレッチをしたせいか、全く足がつらず熟睡できた。、、、が、今又猛烈に眠くなった。以前ならこれからが自分自身のことに使える時間だし、、、、まだ完全に時差ボケは取れてないかも、。

 

やっぱり寝るとしよう。

2016年10月26日 (水)

練習日。

夜中に足がつる現象は未だ解決せず。スポーツジムに電話して問い合わせると、そういう時こそ来て下さい、と言われ朝出かけたことだ。確かに動いた方が良い感じ。ストレッチを丁寧にやってくれたお陰か、只今ちぇち練から帰宅すると体中が軋んでいる。今夜、足が釣らないことを願って休むとしよう。

 

本日の練習はW先生のご参加で唯さえ暑い練習会場が熱気でむんむん。何とか充実の練習は終わったが、、、、どうも時差ボケが、、、、。

気を取り直してお風呂にはいって、寝~ましょ!

2016年10月25日 (火)

奇跡の生還。

ハワイに数日滞在した。行く前から周辺に随分と心配され、体調も思わしくない中、直前の母の入院騒動など心労も重なって、正直自分でもまともに帰れるかどうかサッパリ分かっていなかった。大金持ちなら簡単にキャンセルしたかも知れないが、もったいない精神からしぶしぶ出立したのは先週の水曜日。友人の一人Kさんが唯一、「案外行ったら気分転換になって良くなるカモよ。ハワイで色んなもの落としてきたら良いわよ。」と言ってくれて、まあそれで幾分気持ちが軽くなって出かけられたところもある。

結論から言うとKさんの言葉通りになった。完全ではないが、行く前の体調不良は大分改善され、心配した喘息症状も治まってきた。これは薬をキチンと服用したのもアルかも知れない。しかし、何も考えずまるで異次元にいるかのように生活したのは良かったようだ。

さっき必要があって、パソコン内の自分の短歌を見ているとこんなのを作っていたんだと、面白く読んだ。10年前だ。

「時たまはこうして空に舞い上がりあれやこれやを些末と知るべし」

全くそういうことだ。いわゆるリフレッシュとはこのことだろう。

 

基本的に子守が目的の旅ではあったが、娘の方が一人、そのお友達Mの所の二人の子供と合わせて三人のちびっ子がちょろちょろしている中で、別の緊張を強いられた。滞在中はMの妹夫妻が毎日車を出してくれて、行ったことのない遠くまでドライブ出来たし、彼らが来られない日はナント真っ白いリムジンで送り迎え。あり得ないほどの楽ちん滞在だった。、、、にもかかわらず、このアチクシの虫が騒ぎ出したのは最終日。出来れば一人になりたい、、、、、恐る恐る娘に告げると、彼女は一緒にヨーロッパ旅行に行っただけあって理解が早い。「良いよ。気を付けてね。」。。。かくして一人っきりで、最短の英語を駆使しつつ、ワイキキの繁華街を闊歩し、ホテル専用のトロリーバスで念願のダイヤモンドヘッドにも出かける。ここでようやく旅をした感がふつふつと湧いて、ああ幸せ!

こうして一人でいると色々面白いことに出くわす。嫁りんのお土産を買って店を出ようとすると前の道路をブンチャカブンチャカがらの悪い人たちがパレードをして通りかかる。趣味の悪い黒い車がぶぶっぶっとイヤな音を立てながらなが~い行列を作り通り過ぎる。ボディに「TRUMP]と書いてありこれが例の大統領選の為のものだと分かる。店員に「トランプさんはどう?私は嫌いだけど。」と聞くと、「今年は個性の強い人で、、、、。」と言葉を濁す。流石商売人だ。

 

その後ブランチでも食べようと評判の高いお店に入る。5分待ちで、その間メニューを見てくれと言われ、「ジャパニーズ?」と聞くのではは~ん、と思ったら矢っ張り日本語のメニューを渡してくれる。とにかくここはほぼ日本だ。なんでも毎日4,000人の日本人が訪れ、夏休みと冬休みはその倍が訪れるんだそうだ。右を向いても左を見ても日本人ばかり。そう言うわけで言葉も日本語が飛び交っている。ただ、たまたま泊まったホテルが日本人が少ないホテルで、エレベーターでは一回しか日本人に会わなかったくらいだ。、、、これほど行きやすい国は他には無いんじゃないかなあ?

用心して少なめにコーヒーとフィットチーネのみを頼んだが、案の定サイズがデカイ。何とか完食したころ、表が騒がしくなる。外を見ると軍隊が小規模ながらキッチリとした隊列を組んでの行進をしている。その後には粛々と「HILLARY」と書いた旗なんかをひらめかせての人々の行進。全く雰囲気が違うのに驚いたが、その後もっと驚く光景が、、、。後から後からオープンカーやトラックに乗り込んだ美女達がしなを作ったり腰を振ったりドラムや楽器に合わせて楽しげに踊りまくっている、、、、かと思いきや、よくよく見ると男性ジャン!?長い長い行列が行き過ぎるまで見てしまったほど、楽しいパレードだった。アメリカの選挙って、こんなに楽しいの?と驚くばかり。日本とは全く違うなあ~。

 

ああ、時差ボケが、、、、。今日の所はこれまで。

2016年10月16日 (日)

ソプラノのリサイタル。

今日はソプラノMさんのリサイタルに出かけた。初めて聴く方で、かなり楽しみにして行ったが、期待を裏切られることなく良い演奏会に遭遇した感がある。コロラトゥーラの美しい響きに加え、ピアニストの凄いこと!ピアニストOさんは地元では屈指の達人で知られた人ではあるが、今日は格別の思いがしたのは、「愛の讃歌」を弾ききった時だ。今まで数え切れない程のこの曲の演奏を聴いてきたが、ここまで素晴らしい演奏を聴いたことがない。これはアンコールの中のサプライズ。聴衆はし~んと水を打ったように聴き入っている。最後にはソプラノが客席から登場するという流れではあったが、正直なところ、この曲に関しては歌よりピアノだった。歌はそれまでたっぷり素晴らしく歌いみんなを魅了したが、どうしてもピアニストは控えている感じがある。しかしここに来て、ピアニストの本領発揮だ。この一曲だけでも来た甲斐があると思わせるほどの演奏だった。Oさん、しばらくぶりだったが、いよいよ円熟期。まとまった演奏を聴きたいなあ~。

アンコールというのは、妙に印象的なことがある。演奏家も終わった感の中でリラックスしていることもアルかも知れない。今日のアンコールの中で、「小さな空」が歌われたが、これが好きな友人の事を思い出しながら聴いた。ほろりとする良い歌だ。

 

日曜日の人通りは多く、街ブラしたくなる陽気だった。マルシェと名が付くところが多くなったわねえ、と呟きながらショッピングしたり、大山牧場のソフトクリームを食べたり。。。気分良く帰路に付いた。車内ではもっぱら今日の演奏会の感想を喋りながら、になる。オランピアの歌は出色の出来だったとは一致した意見。日本歌曲をあれだけきっちり歌える人はなかなか居ない。言葉が明瞭で、聴きやすい。あの華奢な身体でよくぞというようなボリュームの声が出る。Mさんの今後に期待したい。

2016年10月15日 (土)

スポーツの秋。

秋晴れの爽やかな日、母が退院したと義妹から知らせてくれる。それ自体はめでたいことだし、あれ以上病院に居ると認知が酷くなることもあろうから、退院自体は朗報だが、弟夫婦の負担がますます増えるだろう事を思うと安穏とはしていられない。どうぞこのまま急激に事態が悪化しないで、ゆっくりと老いていって欲しいが、、、。

母のことも心配だが、自分の事にも目を向けようと、従姉妹から誘われて、Kというスポーツジムに体験入会しに行ってみた。女性のみの大して広くもないフロアにケッコウ大勢の女性がうごめいている。そこで色々問診があり、計測もありいので、結果体内年齢は80歳と言われてしまう。げげっ!これはゆゆしき問題だ。少なくとも昨年までは同窓生から羨まれるほどの健康体だったはず。予感はあったが、まさかここまでとは、、、、!てなことで、その場で入会。しばし、通うこととした。以前通ったことがある義妹の話では、「結局続かないのよねえ」だそうだが、どうだろう。とにかく頑張ってみよう。

今日は体験のみで本格的に体を動かした訳でもないのに、今になってあちこちが痛い痛い。普段使わない筋肉が動いたせいだろうから、これは良い兆候だ。

こないだここに、スポーツは余り、、、てなことを書いた記憶があるが、今日インストラクターと話してみて、要は歩くのが嫌いなだけだと気付く。若い頃から球技は得意で色んなことをやって来た。バレーボール、ソフトボール、テニス、ドッジボールなんかも得意だったし、ボーリングもよく行った。そういえば、ちぇちのみんなに、「卓球にいこうよっ!」と誘い、出かけたは良いが、いざ身構えた途端、「ぶちっ!」とふくらはぎが音を立てて切れて、すぐ動けなくなってしまったことがある。いわゆる肉離れ、だった。以来卓球はおろか、スポーツらしきものを遣らなくなってしまった。思い出したようにスポーツジムのプールでウオーキングしていた程度だ。情けない。、、、これが良くなかったのかも知れないなああ。

それにしてもこの若きインストラクターの迫力は相当な物で、グイグイ押してくる。これほど喋り続けなくてはならない職業ってえのも大変だなあ~。余りに必死なので、この子の言うことを聞いて、遣ってみようかと思ったことだ。

実は予約時間を間違えて、早く行きすぎたので、近くのauショップに日頃のスマートフォンの操作について教えて貰いに行く。転んでもただでは起きないのだ。アタシャ。

こちらの若き担当者は、おっとりとしていて、さっきのインストラクターと同じ年頃と思われるが、全く違う事が要求される職業なんだと、面白かった。ばかばかしい年寄りの質問を丁寧に受け答えしてくれて、折々に、「実は私も知らないんです~」と挟みながら、「ちょっと遣ってみますね。」とこちらのコンプレックスを和らげながら教えてくれる。その細い指先を見ていると、かなり奥まで進めているのが分かる。矢張り相当なお勉強をしてここに居られるんだろうと、感心しきり。お陰で、今持っているものが快適に使える様になって、機種変更の必要も無いことが分かりホッとした。およそ1時間ほども付き合ってくれて、これは全くの無料だから恐れ入る。しかしまあ、結構な料金を支払ってはいる。ホントに必要かどうか、自問自答しながらだが。。。

 

昼間二人のソプラノが来て、それぞれCantiamo用だったりサロン用だったりの歌を練習して帰ったが、歌い始めは二人とも調子が出ない。発声練習の間に段々身体が思い出してくる感じ。これが声の不思議でもある。頭が覚えていても、身体が付いて来られない。今出している音が、どういう声なのかが自分で判定できにくいのがネックだろう。だから第三者にチェックして貰うのが大切だ。

、、、芸術の秋でもあるなあ~。

2016年10月13日 (木)

手紙。

昨夜の練習は、会場にしているあるコミセンがどういう訳か予約が入ってない状態。続々と練習に集まってくるため、メンバーのYさんが困り切って対応の仕方を聞いてくる。電話を受けたのが病室で、大きな声が出せなかったが、交渉して貰うよう頼んでみると、最初は断っていた留守番のおじさんがYさんの剣幕に根負けして、ついに受話器を取って担当者に連絡をとってくれたようだ。すると案外スムーズに交渉成立。予定通り集まった人で練習出来た。ひとえにYさんの迫力あるやりとりのお陰だ。

この一件で思うのは、矢張り常設の練習場が欲しいなあ~ってこと。ある団体が、小学校の廃校になったところを拠点にして活動しているが、こういうところがあると、色んな面で楽だ。備品を置くことも出来るし、、、、。設立から28年。いつもプラマイゼロを標榜してきたので、資産というものがない。お陰で今日はあちら、明日はこちらと、放浪者よろしく練習会場が毎回変わる。従って、勘違いで違う場所に行ってしまう人も出るため、今は担当者が毎回お知らせを入れてくれている有様だ。

音を出しても良い環境の、野中の一軒家でも、無料で貸してくれるナンテ人、居ないよねえ。

 

この日、メンバーの一人からみんなに感動的なお手紙が届いた。しばし病欠を余儀なくされた彼女は心のこもった,達筆の手紙を書いたのだ。自分が初めにさっと目を通したとき、これは平常心で読めるのか?あんた?という内心の声を聞いたほどだったが、少し間を置いて「伝えねば」との思いでしっかり読ませて頂いた。時折みんなの顔を見るとショックを隠しきれない人や涙ぐんでいる人も、、、。「大好きなちぇちぃりぁに戻れるまで、待ってて下さいね。」というニュアンスの文を読んだとき、一様にホッと安堵の表情が浮かんだ。どこまでも前向きな彼女に、みんなの方が励まされた感じだ。誰でも病気になるが、誰もがこのようなことが出来るとは限らない。良いお手本とさせて頂こう。

何も出来ないが、仲間がいてみんなが祈ってるってことが、いくらかの励みになって欲しいなあ。

 

練習曲は、間もなく舞台で歌う事に成っている、「花は咲く」と「この町」。どちらも誰かにエールを送る歌だ。みんなで彼女のいない分頑張らねば。

2016年10月12日 (水)

英気の養い方。

夜病院から帰ると、先に夕飯を食べてテレビの前でごろんとしている夫から、一緒に歩こうと誘われる。あたしゃまだご飯食べてナインザンス、とばかり反撃するが、アンタのためを思って言ってると引き下がらない。最後は口論となり、「ほっといて!」で終わる。一休みしてから先ほどその辺を汗ばむほどに歩いてきたが、まあ、夫の口うるさいアドバイスが無ければやらなかったかも知れないなあ~。これは必要悪か。

確かに運動は英気を養うには最も良い手段の一つかも知れない。特に運動信奉者にとっては、、、。自分の場合、70年生きてきて、これといって何が元気の元になっているか、自信を持って言えることがない。でも、運動は自分に取ってそれ程高い地位にはない。どちらかというと気分が高まるのは歌う意外には映画,音楽鑑賞や舞台鑑賞、読書の方が助けになるような気がしている。歌った後にはスポーツで汗を流した後のような高揚感があるし、良い映画に出会ったときには、自分の生活が潤うのを感じて元気が出る。,,,要するに人それぞれ、ではないのか。

てなことで、犬も食わない夫婦げんかは続く、、、、、。

 

舞台鑑賞と言えば、先日劇団Sのウエストサイド○○を見た。結論から言うと、この劇団の最高チームではないような気がして正直ガッカリした。むかしむかし高松に来た同じ劇団の同じ演目は余りに酷くて、ああ、日本のミュージカルはダメだなあ~と思った記憶がある。それはダンスがまずくて見てられないし、全体として感動がなかったからなのだ。

しかし、今回はあれから随分時間が経ち、日本のミュージカルは相当レベルアップしていると思っていたからかなり期待して出かけたのだが、、、。ダンスはかなり良かったと思うが、、、、多分演出の問題かも知れない。が、それにしても役者のテリトリーでももう少し迫力は出せたのではないか。端から端に触れる感じが全く無い。温和しい、優等生的なステージ。歌もそこそこ上手で終わっている。この作品は、言わずと知れたシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の焼き直し。あの悲劇を、人と人が人種や家柄で争う醜さをミュージカルならではの表現力で見せられないのか?全く泣けない悲劇だった。これを8千円以上出して観に行った事そのものが悲劇だ。ち~~~ん。

それでも、こうして舞台を観たことは自分の英気を養うことに繋がるから不思議だ。

ま、人それぞれだ。

2016年10月11日 (火)

お歌の練習日。ケーキ付き。

いくら何でもお歌の練習をやっとかなくては、11月2回、12月1回の舞台を控えているんだから、、、。てなことで、相変わらずの泥縄式練習が本日行われた。顧問のH先生宅まで、高速を飛ばして着いてみれば美しいお花畑が出迎えてくれる。コスモスは今を盛りと咲き進み、ヒャクニチソウや名も知らぬ色とりどりの花々が、主の丹精の成果として、見事に咲き誇り風にそよいでいる。何時ものようにご夫妻にお出迎え頂き、何時ものように美味しい手作りのケーキを頂く。今日はスポンジにサツマイモが練り込まれていて、何日か前に歌仲間が持参したらしいものを早速使われたと、奥様から砂糖何グラムとサツマイモ何グラムをこうしてああして、、、、とご説明頂くが、サッパリやる気のない我々はそちらの方は上の空。ひたすら美味しいを連発してこれ又美味しいコーヒーと共にあっという間にご馳走様。

なんという手厚いご接待。何時もながら頭が下がる。

そして奥様はピアノの伴奏までだから、これ以上の方はそうそうはいないだろう。,,,有り難くて有り難くて、、、ついつい時間が経つのも忘れ3時間もの練習時間となってしまった。

ふたたび高速を飛ばしての帰り道、義妹とつくずく話したことだが、このご夫妻がいらっしゃらなかったら、みんなこれほど熱心に歌って居ないのではないだろうか、ということ。全くその通り。今日は団長と事務局長も参加して、内容のある練習時間となった。、、、こうして、メンバーの一人一人がそれぞれの役割を十二分に果たしてくれてのちぇちぃりぁだ。

 

帰宅して夫の夕食を整えたら速攻で母の入院先へと娘と出かける。が、今日は入院三日目で、かなり元気になっている為か、先に病室を訪れて夕食を監督した娘に向かって、別にやることはないからお母さんに来なくて良いと言いなさいと伝えたようだ。こっちは車内でチビのお守りをしていて、娘と交代のつもりだったが、それを聞いて流石我が母と感心しきり。気持ちだけはしっかりしてる。明日検査結果次第では入院期間が延びるかも知れず、そうならないことを祈りながら今日の所は諦めて帰宅した。

 

朝、大量のお野菜を持って来てくれたKさんが、疲れた顔してるわよ、と心配してくれたが、これは多分今年に入ってずっとこの顔だ。自分で、元気だったと思える日が無い。一応動けるが、掃除機の強弱の弱程度でしか働けなくなっているのを感じる。ま、これが加齢ということなのかも知れないが、、、。

 

さ、寝て英気を養うとしようか。

2016年10月 8日 (土)

「生きる」

一昨日「生きる」というタイトルで五木寛之と新井満の公演と対談があり、とても面白かった。五木寛之は真っ白なスーツ姿で、そのダンディな容姿からは想像できないほど、話し方がまるで漫談士のようになっていて、聴衆は最初から最後まで大笑いの連続だった。しかし例えば綾小路某と何処が違うかというと、描写が凄い。エピソードを語って聞かせる場面なんか、目の前にその風景がまざまざと浮かび上がり、まるで自分がそこに立ち会ったかのような錯覚を覚えるほど巧みだった。そして話しぶりに品格があり、決して観客におもねることが無く、さりとて観客を置いてけぼりにするというのでもない。さすが日本を代表する作家だけのことはある。

色んな話の中で、自分の健康志向について主に二つのことを守っているという。それが何かと言うに、「溜息をつくこと」と「貧乏揺すりをすること」なんだそうだ。この二つを守っていれば健康に長生き出来ると、そう思うまでの経緯をあれこれ交えながら断言した。来年「シン・ゴジラ」にあやかって「新・青春の門」の連載を始めるとか。86歳バンザイ!

一方の新井満。この人が自分と同じ年とは思わなかった。少なくともこの対談では、二人は同年か、見方によっては五木さんの方が若く見えたほど、喋りのテンポも緩く、歩き方ものろのろ。でも、流石の歌唱力。味のある声で、豊かに歌った。「千の風に乗って」と「この街で」だったが、作曲した人の歌だった。この人が小説も書くというのが確かに面白い。「尋ね人」は読んだもんねえ。喋りがとぼけていて、この人も笑いがお好きな方のようだった。

私に言わせれば、健康に生きるには、こういう「笑い」が必要なんだ。お二人とも、それを充分分かってああいうトークをしているんだろう。

 

しかし、生きていると色んな事件に遭遇する、というのがここん所の自分の実感だ。毎日毎日、これでもかと何かしらショッキングなことが起きて、とてもじゃないが、ここに何かを書くことまで手が回らなかった。結局、生きるとはそういうことなんだ。(自分だけ?)

さあ、明日はどんな事件が、、、、?

2016年10月 1日 (土)

降ったり止んだり、、、。

なんか疲れるなあ。思えば故I会長が同じ年齢だった頃、「疲れた」を連発していたもんだが、その時はオーバーな人だと軽く考えて居たのが思い出される。反省反省。今さら遅いが。ヤッパリこれは加齢から来るもんだろうか。

今朝のFMも未だ声が本調子でない中二本録りをやった。お相手は若きテノール歌手。歌は40からと言われるが、本当に円熟期なんだろうと思う。でもってこちらが70歳だと申し上げると目をまん丸くして驚いてくれた。いやいや、アナタ様もすぐ来るんですよ~。

香川は音楽家が非常に多い土地柄。その中でも歌い手がケッコウ居る。以前ここの土地の気候風土にその原因があるんじゃないかと、確か指揮者の先生だったと思うが言われていたなあ。そうかも知れないなあ。地域は関係するかもなあ。

 

急ぎ帰宅してから娘のマンションで孫にお昼を食べさせてそのままちょっとお昼寝。孫べえはどうやら遊びのお相手をしてくれると期待していたらしく、ブツブツ文句言うのが聞こえたが、とにかく眠くて仕方がない。

結構な時間眠ってしまい、孫のご機嫌取りのためにYタウンへ丁度眼鏡の修理に行くので、ゲームを遣っても良いということにした。勿論母親の了解をメールで取ってからだ。

で、事件勃発。確かに手にした眼鏡が何処でどうなったのか、帰宅してから探すのに見あたらない。電話しても届いてないという。しかし、それほど動いてないし、孫がゲームをしているのを監督しながらこちらは椅子で短歌を捻っていたんだから、、、、どうも思い当たらない。まるで狐につままれたような。。。。せっかく修理したところだのに~全くついてない。明日は念入りに車内を調べてみよう。ふ~っ。

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