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2016年6月17日 (金)

行かなくちゃ。

近頃よくお花を頂く。紫陽花が主流だが、時には珍しい名前も覚えられないようなのを頂く。ご自宅で沢山栽培されている方が多いようで、手入れは相当大変だと思うが、こちらは何もしないでおこぼれを頂いて幸せ。。。作る人も他人にあげるのを楽しんでいるようなところもありいので、すっかり甘えている。

わが友人で88歳になる一人暮らしの女性が居て、それこそ庭中が庭園と呼ぶに相応しく様々な木立が年中自然の移り変わりを感じさせ、花も野菜もフルーツも、自給自足のように所狭しと栽培されている。が、加齢と共に、手入れが難しくなり、かなりの頻度で専門家に依頼し始めているようだ。

高知在住のそのOさんから半年ぶりに電話がある。「みっちゃんの声を聴きたくなったのよ!」と言われたが、実はその方は東京のお嬢さんに言われて渋々ではあったが上京していたはず。一体いつの間に舞い戻ったのかと聞いて見ると、なんと三日でとっとと引き揚げたらしい。豪華マンションを早くから用意してくれていて、すぐ下の階にはそのお嬢さん夫妻の部屋もあり、孫達も近くに住んでいるという絶好の立地条件にもかかわらず、「あんな、箱の中にジッとしてるのはイヤなのよ。私は土をいじってないと落ち着かないから。」とのたまう。思わず、「いや~、分かるわ~」と言ってしまう。それというのも長年、Oさんの暮らしぶりを見て来たし、あの自然体の暮らしに取って代わる素敵な生活なんてあるとは思えないからだ。

毎朝、コーヒー豆を挽きながらお庭を眺め、取ってきたキューリやトマト、ブルーベリーや香草などの緑黄色野菜を洗い、大きな冷蔵庫の中の保存食を取り出し、お気に入りのパンとともに食べ、ゆったりと一日を始めるという、理想的な暮らし。

大変なおしゃれさんで、山登りの友人などとランチにお出かけするときは、さらりと素敵な織りの斬新なデザインのお洋服を身にまとい、最低限のお買い物をしてバスで帰宅。ひとしきり畑に出て野菜達の世話をする。シャワーを浴びたら、これ又殆ど自前の食材でキチンとした食事を取る。冬は一人鍋もしっかりするという。近くのスーパーでかつおのたたきを買ってくることもあり、日曜市で求めた土佐ならではの食材が並ぶこともある。年の功といえばそれまでだが、本来の美味しい物をよくご存じだ。食品添加物を極力避け、食材本来の味を大切に、、、、数え上げればきりがないくらいの生活の知恵を持ち合わせている人。

「ねえ、早くおいでよ。会いたいわよ。早くしないと流石にどうなるか分からんよ。」と脅されて、すっかり行く気になっている。あの恐ろしい地震騒動の時、Oさんを乗せて高知の山中を命からがら逃げ帰った、あの時以来出向いてないような気がしている。

 

行かなくちゃ!

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