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2016年5月27日 (金)

シャイな日本人。

日本人がシャイだということは、色んな機会によく言われること。実際にそれを目の当たりにすることも、現代に置いてさえ多々あると言って良いだろう。

その良い例が、本日の会議だった。会議と言っても、先日の観劇の運営委員会の担当者の反省会の意味合いが濃いものだったが、お茶とお茶菓子を前になかなか話しが進まない。こちらは帰りに寄るところもあるし、外は雨。どうやら時間制限は無いらしいが、となると、今日はうっかり財布にお金も入れて無くて、駐車料金が気になる。小銭入れにあるだけで間に合うかどうか?・・などなど、最初は上の空で居たが、いつまでもこの状態が続くのはとても耐えられないと、自分から積極的に話しを切り出し、それに乗っかってくれる人を巻き込んで、司会でも無いのにどんどん進行した。

そもそも自己紹介がないので、お顔は知っていても皆さん一体どういう人なのかさっぱり分かって無い状態。それなのにざっくばらんに、と言われても、、、、。で、観劇の後の交流会の話題などから話し始めたが、段々話す内にそれぞれ見た感想を言う人もいたり、その感想の中から発言者の考え方や感じ方が少し分かり、知識のある人はそれを披露するといった具合に上手く流れ始めた。しかし、油断すると沈黙が訪れる。そう言うとき、流石年長さんの知惠で場を和ませる発言があり、どっと笑いが出てそこから又話しが拡がっていく。「笑い」ここでも大活躍だ。

笑いのネタの一つに演歌歌手の福田某の話題があり、全くその人を知らない私は妙に感心されてしまった。モチロン私以外にも知らない人は居たのだが、なんでも今日はその人のコンサートがあったそうな。民謡の出身で、高音が綺麗な人らしい。三橋三智也の再来と言われているとか。「日本人なら全員知っていると思い込んで居ました。」と。逆に、オペラの話になって、先日のこんにゃく座のオペラはオペラなのか?という話題になっていく。でもって、オペラ、オペレッタ、ミュージカルの違いについてこちらが説明するという羽目に。ま、こうして情報交換できるのが、こういう集まりの目的の一つだろうと思う。

それがきっかけになって、かなり盛り上がったこの会議。6時半に始まってから約二時間、それこそ和気藹々と過ぎていった。すると面白いことに、その人となりが段々見えてくる。ある人はかなりの芝居通。国内外で芝居を観ているようだ。こういう人が少なくなったんだろうなあ~と思いつつ聞いている。ある人は初めての参加。オペラは見たことがあったが、全く違う物だったという若い女性も。最後には、ある男性、ご自身のエッセー集が製本になり、書店に並んでいますという人からその本を購入するという展開に。

「芝居を観る」というだけの共通項を持つある意味奇妙な会合は無事終了。もっと会員を増やしましょうと意識を確認し合っての解散となった。

終わってみても、矢張り日本人はシャイだという思いは払拭できなかった。ふ~っ。

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