ある愛のかたち。
昨夜お風呂から出て床に就くまではナントもなかったのに、枕元の電気を切った途端、お腹の辺りがぐるぐるし始めた。おんや?おかしいぞ?と思う間もなくトイレ!変だなあ~???と再度布団に潜り込んでも睡魔より腹痛が勝ってしまう。結果、朝方まで何度トイレに駆け込んだことか!、、、殆ど朝までまんじりともせず夜を明かし、仕方なく起きる。これはもしや何かの食中毒か?と全員にメールして見るも、何人かから異常なしの返信が来る。ということはアチクシの大当たり。何が悪かったのか、たんなる疲れか?
不思議なことに、今日起きてからは比較的元気。少し家事も出来て、持ち帰ったメイク道具の後片付けや衣装なども、、、衣装部屋に持って行く物は残してあるが、、、、朝早くにメンバーのOさんが早くも衣装部屋に何かを持って行ったらしい。道具を返しにも行ってくれるという。ありがたや、、と思うが、その元気さにおろろく。私と同じ年だのに~。
元気と言えば、こっちがまだベッドでグズグズしてたら、Nさんからラインが入ってくる。今日は結婚式に行きます、とあり、しばらくすると結婚式で、昨日主役を歌ったPさんが歌ってます!とFBで知らされる。ぎょへ~っ。もう一人も徳島の聖歌隊だって言ってたし、若いって素晴らしい!
ま、こっちは明日のボランティアのために中一日があって、ホントに良かった。やれやれ。。。。
昨日、全ての演奏が終わり、指揮者が深々と頭を下げているとき、ちぇちのメンバーと楽団のみ知っている仕掛けが始まった。この日が誕生日の指揮者のために全員でイタリア語によるはっぴぃーバースディの歌を歌ったのだ。きっかけは、あらかじめセリフを用意していたOさんの完璧なセリフによって、スムーズに始まり、予想通り指揮のM先生は大いに喜ばれていた。
実は、これは早くからの計画で、ご本人に知られず、イタリア語の歌を練習するのをどうするかというのがネックだった。イタリア語で歌うのみならず、楽団用の楽譜を調達する必要もある。。。しかし、これは思いがけず、準主役のTさんが5日前に誕生日であることが判明して、一気に解決した。その日、あたかも彼女のためであるかの如く彼女にのみ知らせず、歌と楽団の合わせを遣っておいたのだ。何も知らないTさんはサプライズのお祝いの歌と言葉に明らかに嬉しそうだった。しかも、その上塗りに、「私なんか、な~にもしてもらってないわ~」と叫ぶ御仁が出て来て、ますます効果を上げる。それを聞いたM先生はゲラゲラゲラと笑われて、、、、。他の楽団員は別の意味で笑って、、、。いやはや、面白い一時があったのだ。
で、本番の次なるハプニングは、開演前に、言おうか言うまいかと躊躇しながら、「実は、今日は父親の誕生日なんです。これをみんなの前で渡したいんですが、でも、M先生には用意してないんですよね、、。」とワインのプレゼントを持っているM君。「分かった。是非渡してあげて。。」と答えたときは段取りまでは頭になかったが、彼の思い詰めたような表情から、何とか素敵な想い出を作ってあげたいとの強い思いが湧いた。
結局、指揮者のM先生の後、彼の思いを会場に発表して、お客様をも巻き込んでの英語バージョンの大合唱となった。いつまでも渡しに行かない彼の背中を押して、「早くお渡しして!」と促すと慌ててワインを手にしてお父上に手渡す。恐らくは息子を抱きしめたかったのであろうか、お父上がその腕を伸ばし、彼の手を取り握手をする。会場は時ならぬ拍手と歓声に包まれた。この親子の日頃の生き方に関する確執を少しばかり聞きかじっていることもあり、こちらは思わず涙!
こちらも感動を頂いたと締めようとすると、メンバーの一人が耳打ちをする。「まさかとは思いますが、会場にも居ないかきいてみたらどうでしょう?」と。そうだった、とすぐさまマイクで声をかけると、な、なんと、最前列のある女性がおずおずと手を挙げる。まあ、こういうことって、あるんですねえ~~とばかり、下のお名前を聞いて早速もう一度お祝いの歌を全員で合唱となる。ディア、ちえこさ~ん!ハッピーバースディ!!
素敵な夜だったハズなのに、、、。又又、ちょいと頑張りすぎたか。こりゃあ、死ぬまで治らないってか?
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