« 歌会。 | トップページ | 終わった。 »

2016年3月11日 (金)

祈る、の、こころ。。。

昨夜が土曜日の公演に向けての最後の練習日だった。しかし、この期に及んで不参加者がいるという、恐ろしい練習だ。仕事が一番。それは仕方がないことだ。初めからそれはある程度分かって始めているが、いつも最後までそこがネックになってくる。ここがなんとかならないと、ホントに良い結果は得られないだろう。現状では個人プレーのコンサートしか出来ないということだ。そこを、よくぞ今までくぐり抜けてやってきたと、振り返ってそう思う。

しかし、このみんなで作り上げることに大きな意義があるわけで、そこから離れてしまうとどうなるのか。。。大きな曲がり角に来ていると言わざるを得ない。

ただ、こうした中で補い合うというある意味の結束力だけは相当身についたと言える。ま、良い面とそうでない面があるのは何事に於いてもそうなんだ。とりあえず、上演できることに感謝だ。

 

今日はボンヤリとタケシのテレビ番組の一部を見た。歌手になりたいという夢を抱き続けながら、自信が無く8年もガマンして、ようやく祖母に背中を押されて例の有名なオーディションに出演し成功を収めるというサクセスストーリー。これには思わず涙した。遣りたいが出来ないのは、殆どの場合この人のように自分自身に問題がある。一歩が踏み出せないというのはそういうことだ。おそらく多くの人が、この番組を見て大いなる共感を得たのではないか?中には、自分にもこういうおばあさんのような存在があればなあ~、と思っている人も居るかも知れない。そうなんだが、この孫とおばあさんには大きな信頼と愛情がある。これも一歩を踏み出す決定的な条件だろう。、、、愛はまったく偉大だ。

 

今回のちぇちは、昨年と同じ演目、「愛しのマリー」だが、いつもの公演と違って、落語ぺらではない。落語家も居ないし、大舞台ではないから、照明もなく、客席もエントランスホールに並べるというもので、実際こういう場所でオペレッタを遣った人も居ないという、かなり実験的な公演となる。本番当日は、舞台を創るところから自分たちでやらなくてはならない。前回の公演で、大変盛り上がって下さった楽団の皆さんの位置さえハッキリとはしてないという状態で迎える。さて、どういうことになるか、、、。今はひたすら天候が気になる。集客が難しい場所でもあり、何とかお客様に来てもらいたいと祈るばかりだ。

しかし、W先生がお褒め下さったように、流石に一度大舞台に上げただけあって、全体のレベルは上がっているし、落ち着きもある。迫力も出て来たし、何と言っても音楽がステキだ。来てさえ頂ければ、かなり楽しんで貰えるのではないかと思っている。

 

長く公演をしてきて思う事は、結局自分たちだけで上演出来るわけではない、ということだ。自分たちが頑張るのは当然のこととして、限界までやらなくてはいけない。しかし、それでもでこぼこな私たちだ。多くの人達の支えが無ければ、ここまでは歩めなかった。延べにすれば、何百人の人々が応援して下さったか。観客の方々を入れると、どれほど多くの人々を巻き込んできたことか。あだやおそろそかには出来ないということだ。

第56回。気を引き締めてかからなくては!

« 歌会。 | トップページ | 終わった。 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 祈る、の、こころ。。。:

« 歌会。 | トップページ | 終わった。 »