色々寒い日。
昨日よりも肌寒い朝、シャンソン教室へと急ぐ。いつものように楽しく練習して、先日の老人ホーム慰問の反省会なども、、。そしてそのあと所要を済ませて、帰宅しようとすると友人から電話が。ちょっと話しがあるというその口調は明らかに暗く不吉な雰囲気を漂わせている。どういう内容かと聞かないまま帰宅すると彼女は既に玄関先に車を停めて待っている。すぐさま中に招き入れて辛い話しを聞くこととなる。彼女の母親が突然のアクシデントに見舞われて今集中治療室に入っているという。しかも、話すことも出来ず、反応も殆どないという。高齢のため、これ以上のきつい治療は勧めませんと医師から告げられ、いわゆる延命処置をどうするか、返答を迫られているという。「すぐにはお返事出来かねます。」と言い捨ててその場を離れたというがそうだろう。当たり前だ。長く煩い寝たきりとかではない。急な事だ。年齢に関係はない。
慰める言葉も無く、ただただ話しを聞いて、相づちを打つほか無い。いつかは訪れるこういう時ではあるが、何と言っても母親だ。覚悟なんてあってもなくても悲しいことに変わりはない。もちろん乗り越えなくてはならない試練だし、彼女も乗り越えるだろう。が、こういう時自分ならどうするんだろうと、矢張り自分のことに置き換えてしまう。
なんとかたっぷり彼女の話を聞いて少し涙も乾いた頃、「頑張る」と言って帰っていった彼女の背中に咄嗟に「体、気を付けて!」と叫ぶ。我々も充分高齢者だ。自分の健康にも気を付けなくてはならない。
奇跡が起きてくれることを祈るほか無い。
夜は、春の音楽祭に向けての練習。見学者も来られるというので、新しいコミセンに急ぎ駆けつけると、その見学者も、メンバーたちも何人もが迷子になって困っている。グーグルマップにも空き地で出ているらしい。こっちは迷子達を救済に走る。そんなこんなでバタバタと始まった練習だったが、トントンと段取りが進み、あと一回の練習で本番となる。たった8分の出番のためにも、絶対手抜きをしないのがちぇちの信条だ。なんでも今回は表彰してくださるらしい。「ちぇちの前に道は無く、ちぇちの後ろに道は出来た。」ってことだ。有り難く頂くとしよう。
イマイチ、心が晴れないが、明日はわが愛車を病院に入れる日だ。早めに寝ようか。
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