只今所要でお嬢が子連れで一時帰宅しているため、夕べは5歳の一人っ子孫べえが一緒に寝ると言い張り、ちょいと不安はあったものの、まあ今まで余りにこういう事が無かったから、拒否するわけにも行かないだろうと覚悟を決めて一緒に寝床に入る。
するとどういうことが起こったか。
「みっちゃん、今日は何のお話し?」と来るので、「そうねえ。何が良い?怖いお話?楽しいお話?、、、」と聞いて見ると、予想通り怖いお話が良いと言う。
さて、海に関わる話しは泳ぎに行かないと言い出すと困るし、などと色々考えて、白狐が登場する創作童話を語り始めた。物の10分ほども喋り物語が展開し、いよいよ白狐登場という段階になって、「みっちゃん、やめて。それ以上は怖いからやめて。」と言う。「えええ?これから怖くなるのに~。」と一応反論すると、「分かってるから、もう良いから。」と訳わかめの事を言い、別なのをせがんでくる。「じゃあ、何が良いの?もしかして恐竜のお話とか?」とつい思いつきで言ってすぐ後悔。「うん、うん。それが良いよ。」と言ったかと思うと、○○ザウルス、とか○○ドンとか、五種類くらいの名前をスルスルッと口にする。こっちはそんなの急には覚えられない。これを使って創作するのは無理と諦めて、「じゃあ、眠り姫なんての、どう?」と矛先をかわす。
すると、敵もさる者、「ん、良いよ。そのかわり僕をお姫さんのお婿さんにしてね。」と来る。「はいはい。じゃあ、あんたは王子さまね。」と言うと、「それでいいよ。そのかわりお姫様は、僕が大好きな○○ちゃんにしてね。」。。。いやはやいやはや。今時の五歳って、こうなの?と呆れつつ、うろ覚えのストーリーを脚色して語り始める。時々顔色を見ながらもう寝るかな?と見ていたが遂に最後まで眠らない。「あらあ?まだ眠くないの?」と聞くと、「いうの忘れたけどね。ぼくちゃんはね、お話聞きながらは眠れない系の人なの。」だとお!!くっそおお。早く言え!「じゃあ、いつもどうやって寝てるの?」「何もしないで、このまんま寝るんだよ。」と言ったが早いかものの1分ほどで出て寝てしまう。はあ~っ?私の努力は、あ、あ、あ、、、、。
しかも、側で寝られると気になって気になって、熟睡は出来ない。何度か布団をかけ直したのを覚えているし、寝たのかどうか分からないほどにぼ~っとして今日は一日眠い眠い。
いやあ、参った。兄妹が居ないから、お風呂で遊ぶこともしないんだろう。長い時間お風呂用玩具で一緒に遊ぶのを今日で二日付き合ったが、こちらは全く幼い感じ。いつまでもやりたがる。このアンバランス。
子供とは面白いもんだ。
昼間は、母も一緒に台湾料理を食べに行き、もの凄いボリュームだったにも関わらず、デザートをお向かいのケーキ屋さんで。ソフトクリームが殊の外美味しかった。
本日の天気は、こうして95歳の母と5歳の孫にとても暖かな日差しをプレゼントしてくれたことだ。