不幸中の幸い。
今日は第41回目のCantiamo。記念すべきと言いたいところだが、思い出深いと行った方が良いかも知れない。メンバーの一人が救急車で運ばれるという騒ぎがあった。同窓の彼女の過去の病歴を思わず考えてしまって、一瞬最悪の事まで想像したが幸いにも大事にはならず、病院から程なく帰宅が赦され全てが終わって帰りにお宅に寄ってみると昏々と眠っているという。これでようやく心から安心した。、、、、私たち、まだまだ行けるよね、と先日話したばかりだったからなあ~。
今日は18人が歌う日で、プログラムもつみつみな状態。このハプニングがあった時、一瞬どうすべきか悩んだが、救急隊員の話から、そう大事ではなさそうというのもあり、付きそった人からの情報を刻々と受けながら、彼女の家族の勧めるままともかく演奏を続けることとした。
矢張りなんといっても、場の空気が始まったときとは全く違う。集中力において、なかなか厳しいものがある。しかし、ここできっちり歌う事が、今みんなに出来ることだという共通の思いがあったように思える。澱んだ空気を何とかしたいというみんなの気持ちが些細な事でも笑いを誘い、みんなが出来るだけ明るく過ごそうとしているのも分かる。
この顛末は、改めて、「みんなの絆」というものを感じる結果となった。いつの間にか出来ていた仲間意識。これは非常に貴重なことだ。もしかしたら歌の上達よりも価値があるのではないか。、、、と、内心一人感動していたのだ。
こういう時、メンバーに看護師がいるのは心強いことだった。救急隊員とも専門用語で話しているのが頼もしかった。
そういえば古い話を思い出したが、20年も前に交通事故に会った時、側に当時所属していたミュージカルメンバーが沢山いて、救急車の手配やら、警察やら、全てやってくれて、当人はボンヤリしている間に、あれやこれやすべてやって貰ったことがある。その時、彼らの存在がとても有り難かった。今回も似たようなことだが、どちらもこういう人間関係が出来ていたからのことだ。そういう意味でも矢張り人々に交わることは大切なことだ。
そして、我々年長組には、これから先何が起こるか分からないということも言える。「覚悟が全てだ」
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