先週の土曜日に有志2人ととある合唱団を訪れ、今回の公演のあれこれを打ち合わせた。いつもは合唱を遣っている人達で、今回のように動いたり演技したりはあまり慣れていない人達だ。が、未知なる物への好奇心は彼女たちの顔を輝かせていた。懸命に理解しようとする姿にこちらもつい熱が入る。いわゆるお芝居の経験は無くとも、舞台経験は豊富だし、歌う事そのこと自体が演技に通じる物があるわけで、出来ないはずがない。これから何回かはお邪魔して、こちら側の意図するところを飲み込んで頂く必要はあるものの、大いに期待は出来る。
問題はその人にやる気があるかどうか、だけだと言っても良い。
出来るか出来ないかは最初からは誰にも分からない。そしてやる気によって人は変貌することが可能だ。
目の前の川を渡らなくてはならない時、渡れるかどうかを考えて居るだけではいつまで経っても渡れない。うしろから危険が迫ってきたとき、誰でも渡ろうとするだろう。後ろからライオンが迫って来たら?大型トラックがやって来たら?向こう岸に幼子が危険な状態だったら?、、、きっとみんな渡ってしまうだろう。
舞台に必要なのはそこだ。
そこに自分を追いやることが出来た人は、なんなくやってのけることが出来るだろう。今出来ない人は、そこまで行ってないということだ。簡単に言えば、緊張感が足りない。本気度がまだ完全でない、ということだ。
多分、あと3ヶ月あったとしても今とさして変わらない状況だろうと想像できる。人間、そうそう長期間にわたって緊張を持続することは不可能だから。今ここに来て、あと一月で一気に完成まで持って行かなくてはいけない。
今日の練習も、スタイリストの出現で少し緊張感が出たように思うが、、、、、1回の練習時間が足りないなあ。
しかし、アチクシのスケジュールはめまぐるしい。この合唱団の練習から今週の木曜日まで、毎日練習に参加しなくてはならない。昨日のソリストの練習、今日の定例練習、明日の合唱団までの出張練習、明後日の定例練習、次の日の合唱団への出張、と西へ東へと走り回ることに。、、、ホントに身が持つかどうか、、、、整体のお世話になりながら動いてはいるが、、、、間もなく古稀の人の動き方ではないなあ~。けど、遣る必要があるんだよなあ~これが。
今回はまじで討ち死にか?