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2014年9月 2日 (火)

スーパーウーマンって?

ここ一連のアチクシの動きを見て、結構なネーミングをしてくれた友人がいる。実態はそんなもんじゃない。ただ、性格が昔からこうなんだからしょうがない。随分と若い頃、チェチのメンバー達と一泊で泳ぎに行った。みんながまだ寝静まっている頃、なんとなく早朝に泳ぐのも良いなあ~と思いつき浜辺へ。波打ち際のそれほど遠くないところにテトラポットがある。あれくらいなら行けるだろうと、自分の水泳技量も忘れて海に飛び込んだ。浜辺には、遠くに地元の漁師さん達が数名網をいじっている。それを横目で見ながら、いざとなったらアノヒトタチが助けてくれるに違いない、、と勝手な想像だけを頼りに泳ぎ始めた。が、目指す場所は意外に遠い。その内、潮の流れが変わり、沖へ沖へと流されていくのが分かる。ありゃりゃ?これは困った。どうしよう?、、、あとはもう無我夢中。必死で手足をばたつかせて、ナニ泳ぎか分からない泳ぎ方でとにかく進む。ナントかカントカたどり着いたときの感激。テトラポットの上によじ登り、上から海中を覗くとナント、ブルーフィッシュがうようよ。これって熱帯魚じゃなかったの?あ、あっちにはオレンジのもいるなあ~、、、などとしばし水族館気分。

しかし、落ち着いて考えると帰りがアル。、、、あんた、どうするの?という声が聞こえる。浜辺にはまだ誰も出てこないし、漁師さんは何故かこちらをチラチラ見てくれているようだが、まさかこの段階で助けを呼ぶのも申し訳ない。

結論は、「自力で帰る」であった。

どうやって帰ったのか分からないが、とにかく必死で泳ぐというかうごめくというか、砂浜にたどり着いたときは全ての力を出し切っていて、打ち上げられたトドの如くしばし突っ伏したままそこにいたと思う。

 

全てはこの「無鉄砲さ」「無謀さ」「無計画さ」から来ている訳で、今回の思いつき旅行もそれとなんら変わらないのだ。行けるかどうかではなく、「行く」しかない。「出来るかどうか」を考える前に、やってしまう。、、、死ななきゃ治らない~~。てなもんだ。

 

広島で止まったホテルは、偶然スマホに入って来たメルマガの情報で、80%OFFの素泊まりタイプ。写真を見ると何だかとっても良さそうだったので、すぐに申し込む。翌日の事なので念のため電話でも確認するが、禁煙ルームが取れるというので即決。

着いてみるとビックリする高層ビル。白と淡いブルーを基調のシンプルな外観は高級感を醸しだし、海と見事にマッチしていた。案内されて部屋に入って二度ビックリ。片側の壁は全て一枚ガラスでそれが一面の為、海と島がパノラマ状態に拡がっている。そして、その海を見ながら入れるバスが窓際にセットされている。ナニもかもがシンプルで現代アートの絵の中に入ったみたい。お嬢は入るや否やキャーキャーと叫びっぱなし。チェックアウトの11時までたっぷり楽しんだことだ。4歳の孫べえも部屋中を走り回って興奮気味。こっちはこっそりお嬢が海を見ながらお風呂に入るの図を盗み撮り。のつもりがシャッター音でばれて、それならと、足を上げてポーズする写真も撮ってしまう!

実は広島入りの一番の目的は故I会長のお墓参り。2番目は新しくなったという平和資料館。どちらも偶然ホテルから近くで、I会長のお導きかしら?などと言いながら、「それにしてはなかなか来ないなあ~」って言われてるわよ、と冗談を言い合いながら、、、。この1番目の目的は晴れた翌日で正解。広島の街が見渡せる高台にそれはあり、その町を山々が囲んでいる様子が見える位置に先生のお名前が刻まれていた。そのお墓の前で拙い歌を1曲歌わせてもらったが、太陽光のスポットを浴びて、爽やかな風が吹く中、先生からのだめ出しがあるような気さえして、、、、お嬢が言うように「まだ、先生が居ないのが信じられない、、」ここまで来たのに、まだ完全な実感が湧いてこないという意味らしいが、まったく、、、。

参詣の人や事務所の人達の話題はもっぱらあの災害のこと。お宅は大丈夫でしたか?と声を掛け合っていらっしゃる。受け入れが出来なくて、県外からのボランティアを受け入れられないらしいとか、,,神戸淡路の時もそうだったよなあ。勿論東北も。なんとかならないものかなあ~。行きたいという人の中には真の意味のスーパーウーマンが居るんだろうに。

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