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2014年8月31日 (日)

ひと夏の終わりに。

事の始まりは1本の電話から。

「お久しぶり~、急なんだけど私たち夫婦が鳴門にお泊まりするんだけど、貴女来ない?」私はともかく夫が随分と熱心なので貴女は忙しい人だけど、一応お電話だけでもと思って、、、と彼女の弾んだ声が続く。内心おっ、又してもあのお城のようなホテルにお招き頂けるのか!?と心が動いたが、口から出た言葉は、「もの凄く有り難いお話しだけど、内のお嬢親子がまだこっちに居るのよねえ。残念だけど、、、、」であった。が、彼女の勢いは止まらない。「それならみんなご一緒に如何?」うう~~んむ。しかしなあ~、大勢では余りにお邪魔虫だし~~、久しぶりにご夫妻と積もる話しもしたいけど、、、とグズグズ思っていると、お嬢が側から「ナニ?」と聞いてくる。事の次第を話すと、私は良いけど??と言う。いくら広いといえども、そしてご夫妻を良く知っているとはいえ、一部屋で寝るのはねえ~、、、と弱々しく言うと、「私は大丈夫」とのたまうので、そのまま伝えると、あちらは非常に喜んでくれて、楽しみにしてると仰る。

てなことで、ずうずうしくも、親子三代があの鳴門のゴージャスなホテルに招かれて行ったという次第。前回は一人で伺ったが、今回は孫べえと一緒で、「プールの準備をしていらっしゃいよ。楽しめるわよ~」とのアドバイスに大荷物で出かける。、、、これが大当たり。時間の関係で1時間しか入れなかったが、このプールの設計が素晴らしい。澄み切った瀬戸内の海に向かってまるでそのプールが繋がっているかのように見える仕掛け。海の方角に泳いでいくと海に飛び込むような錯覚に陥る。,,この日は急に温度が下がり、ジャグジーで暖まりながらであったが、孫べえは大満足。「もっと、もっと」を繰り返していたが、5時が閉館となって、あえなく母親に引っ張られて引き揚げる。夕食はこれまた懲りに凝った和食で、雰囲気とお味が良かったのか日頃食が細い孫べえもお子様膳を殆ど平らげた。そのアトはバスでお風呂の館へ。道中のイルミネーションがメルヘンチックで子供は勿論お嬢でさえ興奮気味。彫刻のあるエレガントなお風呂、前回は私と友人二人貸し切り状態だったのに、この日は何故か混んでいる。これはホテルの努力なのか、はたまた多少は景気によるものか、、、?殆どが大阪訛りの人々だったなあ。

翌朝、これ又お食事の館までバスで移動してバイキングを堪能。チェックアウトしたら高松見物をしたいという夫妻を私の車でお送りすることに。

 

この日から吾等親子の「思いつき旅行」が始まった。ご夫妻を高松までお連れした後、高速に乗り直し、広島まで。前夜の内に予約を入れた広島のホテルに行き、翌日は中国山脈を山越えして鳥取まで移動。鳥取のホテルはその日に予約を入れたという次第。帰路は、再び山越えして姫路までお嬢親子を送り届け、グルッと明石大橋を経由してノンストップで帰宅したら夜の9時半。新幹線のお嬢はまだ品川の手前だった!,,,我ながら無謀な旅ではあった。

 

姫路駅で車から降りた孫べえはガマンしきれずべそをかく。バイバイも言いかねて、、、こっちはそれどころじゃない。ナビが居なくなって、しかも夜に向かって走るわけで、緊張するばかりだったのだ。が、あとでメールが来て、車が離れたら号泣したという。やれやれ。そこまで慕ってくれることに感謝だ。

それにしても4週間は長かった。

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