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2014年7月 8日 (火)

お金の話し。

今年の秋のサロンコンサートの会場で困っている。最終的にはピアノが無いところでも可能としても、駐車場や利便性に於いてなかなかこれと言ったところがない。何かしら思い切ったことを考えないといけないのかも知れないなあ~。

結局お金が潤沢にあればどこででも出来るわけだ。が、故I会長のポリシーで、演じる人も見る人もお金を出来るだけ使わずに音楽を楽しむ、を実践するために毎回苦しんでいる。交通の便が良いところは会場費がお高い。会場費がお安いところはとっても不便で、なかなか集客できない。

近頃プロでも寺院や普通のお家で遣る人も出て来ているくらいだ。欧米の貴族社会で開かれたサロンコンサートが始まりなら、今その方向へと変わりつつあるのかも知れない。

 

お金、ねえ~。

 

先日レンタルDVDでイギリスの女流作家ジェーン・オースティンの一生を描いたものを観たが、これは正しくお金か愛かがテーマの映画だった。実話だと思うからだろうか、切々と迫り来る物がある。ま、映画にしてあるから、幾分誇張されてる部分もアルかも知れないが、、、。

彼女は若い頃から文章を書くのが好きで、当時の慣わしとして、書いた物を家族に読み聞かせるのが得意だった。ある日、後に駆け落ちまでしようとする若者Fが偶然彼女の朗読を聴いたが余りに退屈だとばかり欠伸までする始末。それに傷ついた彼女はその後も出会う事毎に彼にくってかかり、表向きは激しく嫌悪するが、一方で他の男性には無い魅力も感じ徐々に惹かれていく。が、彼女の父親は貧乏な宣教師。あまりの苦境に母親共々大金持ちの男性の元へ嫁がせようとする。しかし彼女の心は放蕩三昧の悪評高いFが占めていて、遂に二人は駆け落ちをしようとする。が、運命のいたずら。馬車がぬかるみにはまったのを助けるためFが脱いだ上着から偶然落ちた彼の母親からの手紙を読んでしまう。そこには彼が実家に送金した事を感謝する言葉が書き連ねてあり、彼女は彼が本当は親孝行な家族思いの、家族にとっては最も大切な存在だと知る。そして、自分の家と変わらない、いやそれ以上かも知れない困窮振りを知り、この上自分が彼の足手まといになるわけにはいかないと、きっぱり別れを宣言する。愛するが故に別れる、というわけだ。彼は弱々しく、「金なら稼ぐ」と彼女に言うが、具体的なメドが経っているわけでもない。彼女の強い態度に絶望して、、、、遂に二人は別れてしまう。実家に帰った彼女は、婚約者に侘び、矢張り結婚は出来ないと告げる。彼もそれを良く理解し、友人のちぎりを交わして終わる。

というのが大まかなストーリーだが、ジェーンはずっと独身を通したらしい。そして、大作家になったのだ。

映画の中ではうん十年ののち最後にサロンコンサートの会場となり、優しいソプラノの歌曲に感動した彼女の前に、誰よりも懐かしいFが子供を連れて歩み寄る。その女の子が彼女の大ファンで、是非朗読をして欲しいとせがんできたのだ。Fはたしなめるが、ジェーンは特別に、と答えて静かに読み始める、、、。時折彼の目を見ながら、、、、彼もその目を見返しながら、、、、お互いの思いが分かり過ぎる風情が、何とも涙を誘う。

彼は法律家として立派に出世し、彼女も大作家。共に何不自由ない暮らしは手に入れたが、、、、考えさせる結末だ。

しかし、男はやっぱり結婚したのねっ!な~んてね。

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