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2014年2月16日 (日)

映画,観る人創る人。

「ブラックスワン」という映画を偶然3回も観てしまった。1回目はテレビを付けたらかかっていて、面白さに途中からだったが最後まで観た。消化不良だったのでツタヤレンタルで借りて再度最初から最後まで観たのが2回目。その時自分の感じ方の違いに唖然として、是非もう一度見たいと思っていたらら、本日ケーブルテレビでやっていた。しかし、1回目の鮮烈な印象は2回3回と見てもさっぱり戻ってこない。一体これは何だろう???

ツラツラ考えるに、1回目は半分しか観られなかったというのもあり、自分の創造力で映画の向こうにもう1本映像を見ていたのかも知れない。が、あの1回目こそが、映画監督の狙いだったのではないだろうか?「黒鳥」が踊れなくて悩んだ末、精神に異常を来した初舞台の初主役を踊る主人公が舞台上であたかも本当の黒鳥へと化身していくという、映像ならではの仕掛けが観客を素晴らしいイマジネーションの世界に引きずり込む。あの衝撃が頭から離れないが、2,3回目は共に同じ感動には至らなかった。

その代わり、冷静に映画を楽しむ事が出来て、これはこれで良い物だったが、、、。

そもそも私は同じ映画を見ることは殆ど無い。一度見たら結構覚えている方なので、先が見えてしまうので面白くない。が、その意味ではこの映画は別格だった。大したストーリーでもないのに、見る度に感動ポイントが違うのだ。もしやこれは良い作品なのか?

飽きずに観られたもう一つの要因は「音楽」と「バレエ」だ。どちらも素晴らしい。聞き慣れたメロディだが、あの「白鳥の湖」は良くできた曲だとつくずく思った。こういう作品を見ると本物のバレエも見たいと思うなあ~。

 

 

ところで、先日偶然に「さぬき映画祭」のオープニングセレモニーに遭遇し、これから作る作品の企画賞が3人に贈られたのだが、ニャ、ニャンとちぇちの舞台にも出たことのある、Tさんが3人の内の一人だった!彼が映画に興味があることは知っていたが、凄い。

企画が通ったが、作品として上映にこぎ着けるまでがほんとに大変だろうと思う。フレ~フレ~。

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