若者に学ぶ。
今日夫婦でテレビにおさかな君が出ているのを観て居たときのこと。フト私が口にしたのは、今時の若くて実力がある人って、昔の型に全くはまってないねえってこと。学者と言えば男性なら七三に分けて、決まり切った白いワイシャツによれっとした背広、女性なら何時切ったか分からないロン毛を一つにひっつめて、度の強い眼鏡を化粧っけの無い顔にかけているのを神経質そうに手の甲で持ち上げる仕草、、、、なんてのが頭に浮かぶが、この人達はどうだ。ちょっと危ない人に見えるおさかな君や、黙っていたらメイドカフェのおじょうちゃん?というようなしっかりメイクの小保方さん。彼らはれっきとした研究者であり、その道のプロで、勿論卓越した知識もある、この不思議。「人の外見と内実は全く違うものである。。」という持論を展開したシェイクスピアが手を叩いて喜びそうな人物だ。いや~、面白い。
小保方さんの様な女性が都知事選に出てこないかなあ~。軽く見えて、実は誰よりも真摯で粘り強く正しいと思った事に真っ直ぐに突き進んで行ける人、、、夢かな?
夢といえば、この小保方さんは13歳の時、毎日新聞作文コンクールで教育長賞を貰い全国大会にも出ているようだが、「夢」についての素晴らしい文章を作っている。全体も素晴らしいが、この冒頭の部分、「私は大人になりたくない。日々感じていることがあるからだ。それは、自分がだんだん小さくなっているということ。もちろん体ではない。夢や心の世界がである。現実を知れば知るほど小さくなっていくのだ。私は、そんな現実から逃げたくて、受け入れられなくて、仕方がなかった。夢を捨ててまで大人になる意味ってなんだろう。そんな問いが頭の中をかすめていた。でも、私は答えを見つけた。小さな王様が教えてくれた。私はこの本をずっとずっと探していたような気がする。」、、、これがその年齢の女の子の書く文章なのか!?
この冒頭から結論まで、一気に読ませる力に驚くが、今、こうして実際に夢を自分の手で捕まえた彼女を知ると、その文章が机上の空論の展開ではなかったということがよく分かり一層感動する。昨日テレビで見た彼女の言葉の中でも、「余りに辛くて何度も止めてしまおうと思ったが、今日一日やってみよう。明日一日頑張ってみようと思って来た。。。」というところは、本当に感心した。
うう~ん、日本の若者も捨てたもんじゃないなあ~。もしや、未来は明るいのか?