赤ん坊、短歌、声楽。
短歌の歌会。10名ほどのこじんまりしたものだったが、これくらいが丁度良いような気もする。一つの作品に対するそれぞれの意見が充分聞き取れるという点で。面白いのは、歌評を続けて来た中で個々の成長がかなり見られると言うこと。「読み方」は「詠み方」に通じるということか。
声楽も同じかも知れない。「歌う事」も良いが、「聴くこと」も大切なんだ。そして、単に聴くだけでなく、そこに自分なりの評を加えることで、自己の成長にも繋がるのだろう。I先生も良く言っておられた。「凄い声を聴きなさい。」「良いものを聴かないとイケナイ。」「自分の中に理想の声を持つことだ。」「良い歌かどうか、聞き分けるのも実力の内だ。」、、、ホントにそうだろうと、今思う。
どちらにしても、必要なのは「謙虚さ」だろうなあ。受け入れる心が無ければ成長もないだろう。
しかし、文学とは、「日本橋の上で真っ裸になって大の字に寝る」覚悟がないといけないんだそうだ。さて、そういう覚悟が出来る時って、来るんだろうか?内心では、そうありたいという欲求も無いことはないが、、、、。
昨日姪に子供が生まれ、一刻も早くご対面したいと歌会の前にバタバタと会いに出かけ、ものの10分ほどでバイバイしたが、「玉のような」とはよく言ったものだ。3200グラムあったせいか、顔に皺もなく、目鼻立ちの整ったキレイな赤ちゃんだった。我が娘の時は出産後手押し車で移動していたのと違い、母親の方も元気で10分とはいえずっと立って話していたなあ。あの小さかった姪が母親になったかと思うと不覚にも涙が出そうになる。聞けば義妹は成り行きで出産に立ち会ったという。「人生観が変わりそうよ」とはご本人の弁だが、分かるような気がする。新しい病院は近代的な建物でホテルのような感じ。今時こういうのが良いんだろうなあ~。
生まれる命もある。
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