近頃色んな所で落語会の開催広告を目にする。わが友人知人で鑑賞会のみならず、舞台に立つことまで遣っている人がいる。この現象は一過性のものなのか?それとも日本古来の芸術に何度目かのブームが訪れているのか?
確かに何年か前の朝の連ドラに落語家の人生を描いたものがあり、女性の落語家が現れて時代を感じたことがあったが、あれ以来かな~?このブームは。
個人的には以前から落語の話芸には興味があり、一人芝居に通じる面白さを感じていたが、自分がやってみようとは思った事が無く、実は今日とある団体の寄席に出かけて、「是非ご一緒に舞台に如何ですか?」と言われ、しどろもどろのお返事をしたところ。不思議と全くこれは思った事がなかったので、面食らったわけだ。が、皆さん凄い。指導者が良いのだろうが、「暗記」はモチロンの事、まずは舞台に堂々と座る所から出来ていた。だいたい上手かそうでないかは、この最初の一礼とはじめの挨拶言葉で分かる。小さな教室ではあったが一杯の観客を前に、すこしもびびることなく、やるべき事をやってのけたのには正直驚いた。このメンバーの方は各地で朗読奉仕活動をしていて、人前で何かをすることには慣れているのは間違いない。おそらくはこの活動が落語と上手く結びついたのだろうなあ~。この人達と暮れの公演を一緒にやる事に大いに安堵した。これが出来るんなら何でも出来る!
とはいえ、まだ今日が初めての発表会、というだけあって、全く間違わないというわけにはいかない。そして、間違ったときに、「スイマセン」と謝ったりして、これって、われらがCantiamoと変わらない。が、来場のお客様はみんな暖かい人達で、そういうところでは逆に拍手で応援してくれたりする。これはホントに良い光景だった。
「これでいいのだ」の声が、又しても聞こえてくる、、、、。
そういえばあの森田学先生から、「オペラ事典」の分厚いのが送られて来た。お二人での共著とのことだったが、会議中にメンバーが何気なくパッと開いたところに、「落語ペラ」のことばがあって、これにはみんな大いに湧いた。そ、か。辞典に載る様になった訳だ。
会議の前、台風が来ているとのことで、大雨の中を出かけたら案の定又迷子に、、、。ちょっと違う道を通って早く行こうとしたところ、逆に遅くなってしまったというお粗末。
そして再び雨の中を急ぎ帰宅して、夕方からの我が家での会議に備える。かなりの雨風だったが、みんなやることとしてやってくる。流石に若い。というか、切羽詰まってきているとも言える。フフフ。
順調に諸々が決まって、パソコンなどを駆使した会議は8時過ぎに終わり、「明日もあるからか~えろ~、、」となる。そうなんだ。明日は長丁場だ。3時から9時までの練習。6時間労働だ。、、てえことは、明日の夕食は作って出かけるってことか。ふ~っ。