2ヶ月振りの上京で身も心もボロボロ。こんなに疲れるのは矢張り歳かとも思うが、おまけに風邪気味で出かけたもんで、上京中は悲惨。この間東京は全くの秋晴れで、青い空を恨めしく眺めたもんだ。結局お嬢のマンションで4日間居て孫べえに風邪をうつさないために二重にマスクをし、体力の消耗を考えてお風呂も断念し、ひたすら耐えていたが、それもこれも往復チケットを格安で取っていたため、キャンセルできないという貧乏人の辿る道ではあった。可能ならとっくに帰省して地元の医者に飛び込んだだろうに、、、。
ま、それでもその間居たお陰でお嬢の念願のあれこれも手伝えたし、彼女の親友の出産にも間に合い、お見舞いも出来たわけで、無駄ばかりでもなかった。何より孫べえとより親密になれた至福の時間でもあった。そうそう、歌仲間だったS氏の日展彫刻もかろうじて見ることが出来たし、、、。
その間、婿どのの運転で横浜に出かけたが、このスエーデンからやってきたショッピングモールは何回来ても唸る程のシステムと品揃え。神戸にも支店があって、バスが高松から出ているそうだから、今や珍しくもないんだろうが、、、。そうそう、ここでは最初からプライドを捨てて、車いすに乗る。この広い店内を、用もないのに見て回るなんざゴメン被りたい、と言うとさっさと車いすを借りてくれたのだ。それで正解だった。無理をしたら風邪が悪化するのが目に見えていたからだ。でも流石に2歳の孫べえに押して貰うときはお尻がもぞもぞしたもんだ。男の子はこういうことやるんだなあ~。この重たいオババが結構それで動いたもんねえ。
上京した初日にはそのスエーデンのお国料理を、水戸からの息子の家族と目黒の娘家族とわが家族が集合して味わったが、ニシン料理が美味しくて、魚が苦手な私が何度もお代わりに走るほど。赤坂のこのお店はその翌日会った友人の話では評判のお店らしく、彼女たちグルメ夫婦も良く行くらしかった。その彼女とは恵比寿のロシア料理ときた。「昨日の今日だから、あまり食べられないと思うわ、、、」と言いつつ、結局はセットメニューを全部平らげるほどのおいしさ。まあ、野菜料理が多いから、、と言い訳しつつ、、、ではあったが、、、。
今回は何故かご馳走付いて毎日食べ歩いたため、帰りの飛行機ではいつも買う「空弁」さえも買う気になれない。どうせ夫が居ないはずだからと、何も買わず、というか、風邪が一向に良くならないために買い物すらしたくない消耗振り。が、驚いたことに、今回は例の空港内を走る電動自動車や車いすのお世話に全くならずに行き来出来た!考えてみると、こないだからずっと飲んでいる「痛み止め」のお陰で歩くことがイヤでなく、結構歩いたのがかえって良かったのかも知れない。
今回はドジが無かったか。というと、最初からあった。初日に止まったホテルでは、鍵を忘れたスーツケースの南京錠をコンシェルジュにお願いして壊して貰ったし、、、、。まあ驚いたのなんの、見たこともないでかいペンチを持ってきてくれて、チョッキ~ンと切ってくれたのだ。こういうものがあるということは、こういうお客は結構居るんですね?と夫が言うと、「はい、たまにいらっしゃいます」とのおこたえ。なるほどねえ。
出かける前にスマホを入浴させたのが治って無くて、借り物の携帯電話を使って居たが、これがとっても不便。登録できてないから、画面に誰からの電話かが出てこないため、一々でなくてはならない。その中には間違い電話もあったりして、、、疲れた。
で、短歌の締め切りを一日勘違いしていて、帰ってから出せば間に合うと考えていたのがそれでは遅いと気が付き、担当者にメールをした。間が悪い時はこうなるもので、その担当者が歌会に参加出来ず、別な人に送るのでその人の都合を聞いてくれる、となった。その返事待ちをしている間に別の友人Sのアドレスを登録した。CメールとEメールがややこしくてどっちか分からなくなった、とそのSから来たメールをそのまま登録すればよいものを、空港であれこれ遣りながらだったので時間差が出来、自分が先に登録したアドレスに、「今日は夫が居ないはずだから、のんびり風邪を治すつもり」と打ってしまう。で、しばらくするとそのSから、「歌は?」と来る。「え?歌?何の?」と出して、「え?歌会に出すのは?」と来たので、ハタと気が付いた。担当者のアドレスをSのアドレスと思い込んで、Sの名前で登録してしまったのだ!あっちゃ~、余計なことを沢山書かなくて助かった!とまず思った事だ。が、夫がどうのこうのは、全く彼には意味不明のことだったに違いない。やれやれ。、、、今日、歌会の帰りにチャンとスマホを返して貰って、フイルムやら、カバーやらを買い求め、ようやくホッとしている。まだ、これからしばらくは登録関係でガタガタするだろうが、、、、。
疲れるはずだ。