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2012年7月 1日 (日)

ボケから芸術まで。

久々にボケをやったら夫が鬼の首を取ったみたいに子ども達にメール。お陰で時ならぬ心配やら冷やかし電話が東京と水戸からかかってくる羽目に。

何をやったか。

昨年購入したホームベーカリーを公演の忙しさにかまけて放置してあったのを思い出し、米粉パンなるものを作ってみたら、これが上出来で非常に美味しい。できたてを試食して残りを冷凍に。

翌朝、何時ものように夫が先に起きてその冷凍庫からパンを出そうとしたら、にゃんと、パンの袋の間にアチクシの眼鏡が凍っていたという訳。で、勿論そんなこととはつゆ知らず、の~んびり降りてきたアチクシに「お母さん、大丈夫?」と来た。言われて出してみると成る程カチンコチンに凍っている。流石にうへええ~となって、流水でやんわり溶かすも、後ろでさんざんわあわあ言っていると思ったら急に静かになったと思ったらメールをし始めた。内容は、「遂にお母さんの介護が必要になったから覚悟しろ。」だそうな。

娘からは、「眼鏡でどんな料理が出来たん?」6歳の孫からは、「みっちゃんだいじょうぶ?」などなど、、。しかも、この6歳は私がジイジイは告げ口なんかして悪いでしょう!?と言うと、「でも~笑うことだから、、、良いんじゃない?」とおませなことを言う。じいじいの評判はナゼか孫達には良いからなあ~。くそ~。

 

しかし、このところのボケは少々やばいかも知れない。昨日のテレビ番組で、DVDを見て病名を当てるというのを夫が、やれ見ろそれ見ろとうるさいうるさいので何となく見たが、パーキンソン病ってのがあって、認知症みたいなことも起きるらしい。

今晩高知から帰るという夫をインターまで迎えに行くとメールに返事して、「志度から又メールして」と出しておいたら、「今坂出」と来た。それでもなんとなくハッキリと気付いてなかったし、車に乗りこんで来た夫が、「志度を通るはず無いのに、おかしい。やっぱりお母さんは認知症?」と言われて、はじめて気付くというお粗末くん。でもねえ、別に真剣に考えた結果じゃないんだから、良いじゃん、、と内心は思ってる。ホントに認知症なんて、自分に分かるものなのかなあ?

「わたしもうじき だめになる」という高村光太郎の「智恵子抄」を思い出すが、そういう感覚は襲ってくるんだろうか?

そういえば母も、毎回合う度に、「とうとう大分怪しくなって来た」を連発するが、、、。

私は違う。先日も弟夫婦と話しているときに、「ルーヴ」を「リーヴ」と言ってみたり、単語がチョコチョコ間違ってそのたんびに爆笑となったが、、、。まだ大丈夫と思っている。一昨日は母を連れてとある所へドライブしたが、高速を降りてから目印の記憶がハッキリせず、真反対へと行ってしまい、これなら下の道を行った方が良かったね、ということもありいの、、、だけど、まだ大丈夫と思っている。

殆どの人間が、自分はいつまでも死なないと思って暮らしているのと同じかも知れない。世の中に色んな病気があるが、まさか自分には来ないだろう、、、と根拠のない自信のようなものを持って暮らしている。いつなってもおかしくないと一方では不安を抱えながらも、、、。この矛盾。

 

今日はマンドリンの定期演奏会に出かける。雨にも関わらず結構な入りで、この団体の歴史を感じた。で、そのあとは県展。以前ちぇちのメンバーだった方が入選されてるというので、そちらに廻ったが、全体に随分とテクニックが上がっているというのが感想だった。確かに客員とか受賞者とかのものは格段のものを感じたが、他の人達のも力作揃いで楽しめた。県下の有名作家の作品は、ごもっともなものばかりだったが、技術的には荒削りでも、一般の人達の中に迫る物を感じさせる物があった。

当然ながら3,11を意識した作品が多いこと。如何に日本中の人が影響されているかを思い知らされた。ストレートな表現の人もあったが、それを感じさせるような抽象的な物もあり、それぞれに気持ちが色濃く伝わった。

短歌の世界で、被災した人が詠み続けることの難しさを書いておられたが、「この体験が如何に悲しくつらいものでも、悲しみを悲しいと表現しただけでは文学にならない。」という意味合いのことだったと思う。そうなんだ。絵画の世界も文学同様悲惨な情景を単に描いただけでは芸術の域に達しないということだ。

 

明日はシャンソン歌手が来るというので聴きに行き、夜は地元で活躍中の劇団のお芝居だ。ふ~っ。

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