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2011年12月 3日 (土)

笑いについて。

実は今日はかねてより気になっていた劇団の公演を見に行った。「爆笑」と頭に付けるほど笑える筈だった。確かに前回は余りに面白くて、涙ながらに笑った記憶がある。が、今日はちょっと違った。面白いセリフが連続放射されているはずが、笑えない。特にエッチなセリフでは観客みんながどんどん引いていくのが感じられる。、、、その理由を私なりに考えてみた。多分おそらく、その一番の理由は、役者の演技が上手くなったためかと思われる。笑わそうという意図が透けて見えるというか、「思わず笑ってしまう」という場面が少ない。これはある意味逆説的だがある意味では真相ではないかと思う。前回は、明らかにセリフを忘れて居たり、妙な間があって、これは次のセリフを考えているな?と思わせる場面が少なからずあった。その、段取りを外された所にメチャクチャ面白い間合いが生まれ、笑いを誘ったのだ。巧まざる技巧とでも言えようか。

我々の舞台「こうもり」でも、明らかにセリフを忘れた人の為に、こけ枝師匠の機転で、「そんじゃ、も1回さっきのとこからやり直しましょう!?」と言ってくれた為に場内は大爆笑となったわけで、これが巧まざる演出となったということだ。

おそらくこれを越える演出はなかな出来ないだろう。現実と非現実をいきなりつないでしまったということだ。

 

さて、来週になった我々の公演も、元々、「喜歌劇」である。喜劇的要素は既にある。そこを如何に喜劇にするか、が、出演者にかかっている。まずは懸命でなくてはならない。テンションの高さは舞台を変える。くれぐれも「笑わそう」としないことだ。自分たちが笑わそうとしたって、笑ってくれるほど今の観客は素人ではない。この情報化社会にあって、笑いでさえも常に高度なテクニックが要求される世の中だ。1年やそこら練習したって、必死でやっている芸人さんを越えることは絶対出来ない。内輪受けほど見苦しいものもないだろう。

出来ることは、自分の役をしっかり掘り下げて、その役の中にキチンと自分を入れることだ。音楽がそれを助けてくれるだろう。しっかり歌う事で、生まれることを最大の武器にすべきだ。、、、その上で、楽しむことが出来れば最高だ。変な色気は御法度と心得るべきだ。

 

そういえば、今月の短歌のお題は、「笑い」だったなあ。私にとって、笑えないテーマだ。たはっ。

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