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2011年10月

2011年10月28日 (金)

長旅のあと、、、。

只今1時。といってもいつもの夜中の1時ではなく、午後1時。あと1時間で海外へと出かける夫を見送るまでのぽかんと空いた時間でパソコンの前だ。外は良い天気。朝の来店客によればむしろ暑いくらいだそうな。不安定な天候だが、晴れると意味もなく気分が良い。

 

東京と茨城に1週間かけて高齢の母を伴い出かけたのは、「これが最後」と言い続ける母の言葉に、今連れて行かなくてはきっと後悔するだろうとの思いからだった。さぞや疲れただろうと昨日の夜になって電話してみると、案の定声はかすれているし、イマイチ元気が無く心配になったが、「ホントに行って良かった」と繰り返し言うのを聞くと、矢張り良かったのかと思っている。今朝になって電話したら洗濯をして新聞を読んでいるというから大丈夫なんだろう。90歳を過ぎてこの調子の母を見て一番思うことは、「気構え」の違いだ。少々のことでグズグズ言うのは恥ずかしいと思っているからな~。いやはやいやはや、このお方にここまでの精神力を植え付けたのは一体何だったのか。「戦争体験」「貧しい日本」「教育」「家庭のしつけ」、、、そういったものが複合的に創り上げたものだろう。、、、その母が故にプライドもあり、娘の嫁ぎ先のご両親がせっかくご準備下さっていた車いすには乗ろうとしない。「今まで乗ったことがありませんから。」等と言うが、行くときに既に空港で車いすを申し込み運んで貰っているのだ。こちら高松でもスーパーでカートを押すだけではしんどそうな時、チャンと車いすに乗せているにも関わらずこれだ。

 

今回は東京で衣装関係の物を物色し、舞台も見たが、一番驚いたのは街行く人々だ。まるでこちらが舞台かのように、メチャクチャなファッションで歩いている人の多いこと。一番は、顔を真っ白に白塗りした若者の男女。まるでおとぎ話のお姫様かフランス人形かと思うほどのすごさ。全く物怖じしないで新宿の駅広場を闊歩している。ん~ん、これは一体!?

その後茨城で震災のあと復旧したというアウトレットに出かけたが、ここで購入した舞台用の帽子を羽田空港で身につけている人を発見。あちゃ~、てなもんだ。

このアウトレットは、館内で写真展もしていて、恐ろしい震災当日の写真が生々しく展示されている。もの凄い数の出展があったこのビルも、今はかなりの数のお店が撤退し、全体に寂しい感じが否めない。店員さんたちは思いっきり元気よく声をかけているが、それに返って哀しさを感じてしまう。「土産物売り場」もあり、勿論茨城産のものが殆どのこのお店も、むむむ状態だ。そこでお土産物を買ったは良いが、上げられるお家もあるが小さなお子さんがいる所には遠慮してしまう思いがあるのも事実。

最後の夜は息子の新居でしゃぶしゃぶでも、となったが、嫁りんとスーパーに出かけても、あれこれと今までにない悩みがあって、買い物がなかなか進まない。買い終わった頃にはすっかり疲れて、「買い物がストレスになるなんてねえ~」と言いながら帰路に付いたことだ。、、、しかし、いくら注意してても、子ども達の体内には入っていくだろうなあ~。

 

今朝のお客様ではないが、「何かしら胸につかえている」という思いが、日本中に蔓延しているのは、矢張りこの放射能問題があるからだ。何十年というスパンで悩み続けなくてはならない課題を抱えてしまった。

 

でも、懸命に生きることしか私たちには出来ない。目の前のことを必死でやることしかないとつくづく思う。

2011年10月19日 (水)

睡眠不足だ~。。。。。。。。。。

昨日の定例練習は、会長指揮の下、みんな大いに頑張った。体調が悪いという会長だったが、少なくとも表向きはそうは思えない迫力で次々とリズミカルに練習を展開、無駄のない充実した練習日となった。全く久しぶりに鼓膜が圧迫される声を聴かせて貰った、という感じ。これでこそオペラ団体の声だ。、、、男性のダンスの振り付けが途中になっていたので続きもやったが、ダンスというのは良いなあ~。個人的に以前から好きだったが、みんな実はそうじゃないかなあ?見てる方も楽しかったがやる方も真剣な中にもつい笑いがこぼれてるもんねえ。

今回の作品にはダンスシーンが多く、原作にも多い上に追加してるからなあ~。多分目でも大いに楽しんで貰えるのではないか?

今度の公演は、さしずめ男女のダンス合戦みたいなところがあるなあ。赤勝つか、白勝つか、、、、フフフ。

 

しかし、あたしゃもう限界だ。ダンスどころかこれ以上はもう動けません、てとこまで来ちゃってる。まだ広告とか殆ど動けてないし、チケットも空想の世界に留まっている。何しろパソコンに座っている時間がメチャクチャ多い。勿論それは、それほど得意じゃない上に、手探りで色んな事をやっているからだ。

遂には転換の図なる物を手書きコピーで渡したほどだ。手書きねえ~。今日出した短歌もパソコンだからなあ~。やっぱり書くという行為より、打つという行為のほうが楽ちんだなあ~。

 

ダメだ。眠い。今日は2時には寝よう。

2011年10月15日 (土)

しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん。

しとしと降る雨の音に混じって、心細げな虫の声がりり~んりり~んと聞こえてくる。深まる秋とその後に続く厳しい季節を連想させる、もの悲しげな音色。時折無粋な車の音がその静寂を破るが、過ぎてしまえば、再び静寂が。こうしてキーボードを打つ音も、車に負けない無粋な音だ。今回ちょっと音が大きく出過ぎるのを買ってしまったようだ。

 

本日、長い演奏会に出かけ、第一部は3時間以上が休憩無しで進行したのには驚いた。いろいろな演奏会などに出かけたが、ここまで休憩無しというのは初めてだった。ちょいとお尻が痛くなったのは、自分のせいだろうが、、、。

源氏物語絵巻、がテーマとあらば、そりゃあ長くなるわなあ~。あれでも脚本を書いた人は短いくらいに思われただろう。それほど、源氏物語は内容が濃くてカットしては意味が無くなる部分が多いだろう。しかし、勇気があるなあ。

会場でバッタリ会ったのは、出演者Yさんの夫Uくん。ミュージカル時代の若き仲間だ。ナント今日はその二人の間に生まれた3人のお子ちゃま達もばっちり出ていたのだ。まあ、団内恋愛でお互い好きな事が同じという夫婦だから、子どもさん達がそうなるのも分かるというものだ。お兄ちゃんのきっちり見得を切った役者振りは、おおお、将来は君も舞台人か?と思わせるしっかり具合だった。母親のYさんが、自分の事より子ども達が気になってるような仕草もほほえましくて、一人笑って見たことだ。

チラシの挟み込みをして貰ったため、彼もそれを見てくれていて、必ず暮れには行きますと約束してくれた。

 

この団体もアマチュアの人が多い。特にその子どもや他にも沢山いた子どもたちに至っては、初めて舞台を踏んでいるんだから、動きも何もかもが充分ではない。けれど、一生懸命さは、必ず観客に伝わる。そのけなげさは、見る人の心に柔らかな光を投げかける。今日まで、どれほどの努力を重ねたことだろう。あそこまで出来る様になるまでに何度泣いたことだろう。、、、色んな事が見えてくる。

もしかしたら舞台とは、子ども時代に置き忘れた、「一生懸命」を思い出すためのものかも知れない。我々の団体にとっても同じ事が言える。一生懸命にやることしか、お客様への感謝を表す手段がない。我々の為にお金を払い、時間を使いお越し頂く人たちに、お礼の気持ちをお伝えするのは、懸命な練習以外には無い。

2ヶ月を切った今、何をすべきか。自分自身、しっかり座り直さなくてはならないと改めて思った。

他の公演を観るのも大いなる勉強だ。

 

ホールの外は大分雨が降ったようだ。何しろ4時間半そこに居た計算になる。天気も変わったんだ。屋島大橋から眺める海は、黄昏れて美しかったなあ~。

2011年10月13日 (木)

情熱。

本日はコミセンでの練習となる。まだ一度もやって居ない部分があるというのが怖いなあ。衣装も何もかもが未完成のまま、時間だけが過ぎていく感じ。ひとつひとつ仕上げるにしても、なんだかねえ~。

 

練習中に違和感を持ったのが、みんな自分の事だけやろうとしているという点だ。舞台では、自分の周辺にどれほど関われるかがポイントで、ニョキニョキとただ舞台に人が立っていいるのは全く不自然なばかりか、音楽の内容を表現することができない。それなら、全く芝居なんか止めて、コーラスに徹した方が良いくらいなもんだ。オペレッタをやるということは、如何に自然に存在感を出すかということだ。所謂「段取り芝居」ほど、見ている人に違和感を与える物はない。

全体を統一させるために、音楽のある部分を目印として動きを付けるが、それに固執すると目的がそこへの移動になってしまう。何が何でもそこへ行かなくては、というそれのみになってはイケナイ。何故、そう動くのか、何故、そのタイミングなのか、そこを理解しないで、ただただ音楽をきっかけとして覚えてしまうと、味気ない事になる。

 

それに矢張りまだ、全体に危機感が無いなあ。特にソリスト達にそれを要求したいところだ。誰よりも早く覚えて、誰よりも早くしっかり動く。こうしてこそソリストたるものの面目躍如だろう。人それぞれ作り方はあるにしても、全体を引っ張るのはどうしてもソリストだ。「どうよ!」とみんなの前で見得を切るくらいの気概で臨んで欲しいなあ。そうすることが、結果的には全体のムードを盛り上げ、みんなのやる気を起こさせるのだ。

特に今度の作品は偏っている。ソリスト達の見せ場がやたら多い。だから、自己練習が大変なんだろうとは思う。が、そんなことは言ってられない。苦しんでこその達成感だ。

 

ま、中にはどんどん声に存在感が出て来ている人もいる。表情が深みを増してきている人も居なくはない。動きがなめらかになり、物語が自分の中で生まれているのが分かる人も居る。全体に目配りが出来、自分のポジションを正確に取れる人も居る。動きながらもしっかり歌えて居るなあと感じる人もいるにはいる。が、これが、本番は全員でなくてはならない。、、、全員だ。ふ~っ。

 

確か全員がプロのDVDを持っていると思うが、あれは実はそんなに見る必要が無いと、私は思っている。CDで音楽を聴くのは良い。しかし、ああいう作品を見ても、見るポイントを外しては何にもならないばかりか、上っ面ばかり真似て、それも完全に真似るのは不可能だから、中途半端なものしか出来ないのが落ち。舞台芸術というのは、物まねであってはならないと、私は思う。どんな小さな団体でも、真っ白なキャンバスに絵を描くような、料理を具材集めからするような、粘土から練り上げて器を形作るような、、、、そういう作業を楽しいと思わなくては、と思う。

 

全ては、「情熱」だ。

2011年10月12日 (水)

愛が全て。

全く久しぶりに実家に長居した。弟夫婦が一泊で居ないというので、昼ご飯を持参して一緒に食べ、買い物のあと夫の夕食を整えその一部を再び持ち込んで、義妹の作り置いてた美味しいカレーにも舌鼓を打ちつつたっぷりお喋りをした。その後もテレビを見たりお風呂に入ったりとゆっくりした時を過ごした。私は普段テレビを見ない人で、ぼ~っと母と見ているとコマーシャルが面白い。バラエティは一瞬の面白さはあるが、すぐ退屈してしまってチャンネルを変えてしまう。唯一しっかり見たのはサッカーの試合くらいなもんだ。、、、それとても日頃の疲れが出て、うとうとしながらだったが、母はえらい興奮してシュートが決まるたんびに歓声を上げている。その声に目がさめるといった具合だ。又今日の試合はメチャクチャ点が入って、面白いんだかどうなんだか、、、。弟はこれを見に出かけたんだが、あの豆粒の観衆の中にいるんだねと、母とと話しながら見ていると不思議なことに余計面白かった。

お風呂から出てハッと気が付くと午前零時を回っている。宵っ張りの母だから別にせかされることもなく長居してしまったというわけだ。ホントは泊まりたかったが、パソコンが無いこの家では何も出来ず、結局遅い時間だったが帰宅した。その間も頭の中は公演の事で占められている。、、、そうした中に携帯が鳴り、チケットの注文を頂く。初めて来て下さるという方で、そのお言葉に身が引き締まる。どうか楽しんで頂けますように!

外は湯上がりの肌には冷たくて、首をすくめながら車に近づくと、フロントガラスが真っ白。慌ててエンジンをかけ発進しようとするとスグ側にアベックがお車の中。あちゃ~。お邪魔しちゃったみたい!

外は月が明るく、老眼の我が目にも、その美しさは大体(!)分かる。そう、こないだも短歌に詠んだが、大体なのだ。ハッキリとした月の姿という物をここしばらく見たことがない。物事がハッキリ見えなくなるというのは神の恩寵だと思えなくもないが、 矢張り寂しいなあ~。

寂しいと言えば、知人が病院から出て施設に移った筈で、今日その病院に母を連れて行った時それがどこの施設か聞こうとしたが、プライバシーの侵害になるのでお教えできませんと断られてしまう。ご本人の口から聞いていたその病院の近くの施設に寄ってみたが、そんな方は入所されていませんと言われてしまう。、、、一体どこへ消えたのか、、、。確かに先日お尋ねした時はすぐ近くの施設に移るのよと言われていたが、、、、近くとはどこの近くだったのか、、、、、。その時、夜ごと月を眺めてその形の変わるのを見ていると告げてくれたKさん。一部分まだ快復していない状態で、何を考えて月を眺めていらしたのか、、、。その深い孤独を思うとき、もっと何か出来ることが私にあったのではないかと、、、寂しさがこみ上げてくる。お元気な頃のKさんを母も知っていて、一緒に見舞うつもりが果たせなかった。

人は、いつ突然に、目の前から消えるか、誰にも分からない。様々な人間関係も、いつ突然に別れが来るか分からない。そう思えば、自分の歩く道々に出会う人々が全て愛しくなる。

以前ニューヨーク帰りのK画伯に突然言われたのを思い出す。「愛してますか?」その頃彼の地で流行っていた合い言葉だった。

さだまさしの歌に、「愛すれば良い」というフレーズがあって、全ての問題はそれで解決されると歌っていたなあ~。

 

そうなんだよなあ~。「愛する」ことで、自分も、自分の周辺の人も、どれほど救われるか。

 

愛が、全てだ。

2011年10月10日 (月)

上には上が居る。

今日は特別肩が凝って辛い一日だった。

多分その原因はストレスだ。ストレスの中身は色々あるが、どれも見方を変えることなんぞでは解決しない根深いものだ。根深いから、簡単には解放されない。解放されないから肩が凝る。、、、てな具合で、今日は一日の最後に予定していたイベントに参加は止めて、その前の歌会から帰りにマッサージやさんに飛び込む。時間が無いから30分コースを頼んだが、気分としては1分後には起こされたという感じ。「大丈夫ですか?随分お疲れのご様子ですが、、。」と会計の時に言われてしまう。曖昧な返事をしてそそくさと退散。夫に刺身を買って大急ぎで帰宅。自分自身は全く食欲が無く、湯豆腐のみにて夕飯を終える。余りに疲れた顔をしていると言って夫も生活を変えろと注意してくれる。けどねえ~、、、。

20日から上京しようとしていて、それのしわ寄せが早めにやってきているのもある。それまでにやって置かなくてはならないことが肩にずし~んと乗っかっているのもある。みんなの練習が十分出来てないと感じる、あのいつもの本番前の苦しい気分も出て来た。、、、、こうした中で今日は珍しく日中の収録となった。ミキサーのMさんとそのあとランチしながらもパンフレットの打ち合わせだ。食事しながらM先生に電話して原作についての解説をお願いする。オペラの講座を開いていらっしゃるほどの方に、そして、プロの集団のオペラ公演のパンフレットに素晴らしい解説を載せていらっしゃる程の方に、こうしてお願いしてしまうのが私流だ。全くの腐れ縁と諦めて下さってはいるだろうが、、、気持ちよくお引き受け頂いたのはホントに有り難いこと。

今回は出演者も多く、一人一人がスペースを取るため、パンフレットはかなり膨れあがりそうだ。これからコメントを集めるために動くわけだが、、、、、全くやることは山のようにある。

 

 

この肩こりがピークに達したとき歌会は終了。午後1時~5時までびっちりの会で、師匠たるや昨夜東京から帰ってきて殆ど徹夜で参加しているというから驚く。10歳も年上とは思えない。外見からも思えないが、中身も凄いお人だ。その凄いお人がもっと凄い100歳の歌人のお話をして下さる。、、、やっぱり上には上がいるなあ~。

2011年10月 8日 (土)

高速でお出かけ。

以前からダンスにはまって熱心に練習していたYさんが、1ヶ月も前に案内をくれていたのを夕べ思いだし、慌ててメールを調べてみるとナント翌日、即ち今日の公演だった。どうしようかと一瞬悩んだが、この手の舞台は今度の公演に参考になる部分があると思い、早速その部分に出演する事になっている人に案内した。内3名が行くと言うが、いずれも運転しないか夜の運転は弱い、というお人ばかり。我が愛車はまだ病院だし、代車は軽で、4人の女性が乗って高速を走るのはちょっとねえ~と思っていたら夫が運良く帰宅した。早速みんなを乗せて走ったが、夕方でもこの高速は空いている。我が家の前から25分後には会場近くの「○○泉」といううどん屋に。連中はあまりの速さにおろろいている。が、別に乱暴な運転をしたわけでもない。ごく普通の高速の運転だと思う。、、けどねえ。

 

相変わらずの繁盛振りで、行列が出来ている。どうやら県外組なども多いらしく聞き慣れないアクセントの声が聞こえる。このお店の名物がやたら高くなっていてこれはちょっとねえ~、となる。でもやっぱりそれを食べるから人間ておかしな動物だ。

それにしてもあれでもうお腹がぱんぱん状態で、もしこれがクラシックの演奏会なら完全に寝てるところだ。今日は寝るどころではない、賑やかで目にも楽しいステージだった。

指導者と生徒達が繰り広げるステージ、よく訓練されていて、俄にはどれが先生か分からないくらいだ。それにしてもよく上がる脚!

構成も良いところは変化に富んで飽きさせない。必ずあるじょうずへたを上手く交代させて目立たないように配分している。全体としてどう見せるかに重点が置かれていて、殆どのチームが破綻のない動きとなっていた。年1回が3回目だと言うが、けっこう面白かったなあ。

しかし実をいうと、何が一番目を惹いたかというと、3歳前後の男の子だった!その子が出ているだけで、もうもうおかしくて仕方がない。大体の動きはチャンと覚えているし、つま先を床に突くなんていう細かい芸当もチャンと出来ている。全て完璧ではないが、そのメリハリのある動きは、同行したちぇちのメンバーに、「あんさんたち、負けてるわよ~」と囁いたくらいだ。余りに私たちがその子に受けているので、黙っていられなくなったらしい隣のおばさんが遂に声をかけてくれる。「あの子はな~、去年は全然踊れんかったにょ~。全く動かず、棒立ちだったんよ。」だそうだ。ほ~、それも面白かっただろうなあ~。どっちにしても子どもには負けるんだ。そのチームの他の子達は、ケッコウ実力派揃いだったにも関わらず、余り見ていない。いやはや、、、これだよねえ~。

 

その次に印象的だったのは、着物をアレンジしたものを身にまとい、何となく妖しい雰囲気の踊りを踊るチームのセンターに位置する若者だ。この人は、指の使いかたや、身のこなし、小津具の扱いに至るまで、ほぼ完璧だったと言えるだろう。まずは、顔が出来ている。目線が定まり、笑顔が映える。自分の魅力を十二分にわきまえたステージだ。自信がさらなる自信に繋がり、妖艶な仕草が見る人を惹きつける。、、、旅芸人一座によく居るスターのようだ。

 

終演後、Yさんを探し声をかけると、汗いっぱいでいい顔してる。確かこの私と同年代。凄いよなあ~。よく動いてる。継続は力だなあ~。

 

真っ暗になった高速を、とっととっとと帰ったが、流石にこの時間はメチャ空いている。順調に帰り着きそれをれをご自宅まで送り届けて帰宅。そうだった!辛子漬けをせねば。朝前処理をして放置していたから、ちょうど一晩おいたことになる。で、只今辛子の臭いをプンプンさせながらこうしてパソコンを打っているのだ。

何故今頃辛子漬けか。兼ねてから息子に催促されていたが、とてもじゃないけどそんなの作る気持ちになれないでいた。が、新築祝いに母を連れて上京する時には持って行こうと思うのだ。、、、まるで母のようなことをしてるなあ~。

で、この茄子をJAまで買いに行ったは良いが、午前10時で全く売り切れてしまっている。仕方なく無農薬など自然食品のお店に行ってみると、以前テレビでやっていた、「三豊茄子」が売られていた。試しにそれを購入し、包丁を研いで貰って大急ぎで帰宅。そこからお仕事をして夕方宇多津だった!

 

又明日は忙しい予定。夕方のイベントに参加しようかどうしようか悩んでいる。多分それは美味しい料理付きだろうが、、、。

2011年10月 6日 (木)

あとの祭り。

本日ドジのデカイのをやったと思ったら、他人のドジで差し引きゼロ?てことはないか。

アチクシのドジバナは、本日とある雑誌社に打ち合わせに行くも、にゃんとこれが来週の間違いだった。しかも、わが手帳にはチャンと正しく記入されているのに間違えている。これはかなりやばい。余りに次々と入ってくるスケジュールに追いつけてない証拠だ。会長を巻き添えにして、でかいのが二人行ったからか、こちらのミスにも関わらずご丁寧なる対応に全く恐縮してしまう。帰宅してあやまりメールの返信メールにも、担当者からこれ又ご丁寧なるお優しい文章が添えられている。以前にもお世話になったお方ではあるが、ホントにラッキーだった。

その後猛スピードで夕食の準備をし、オットその前にキーボードを調達にパソコンショップに立ち寄りGOODな商品を購入。帰宅してから設置して、バタバタとやることをやってから家を飛び出し、次なる目的地FMの収録へと車を飛ばす。雨のせいで車が多く、着いたら既にみんな待機状態。軽く練習をしてから例によってぶっつけ本番。今日は12月の公演に参加する7名の子ども達と、1名の大学生の構成で狭いスタジオ内が熱気でむんむん。熱くて仕方がなかったが、これが終わればすぐさま次の練習場へと移動する都合上、扇子を取り出して仰ぐ余裕もない。ミキサーのM嬢ととにかく一気にやっつけたが、あれで良かったのかどうか。参加したみんなが喜んでくれたら良いんだけど、、、。

外へ出ると涼しくて、会長からの差し入れの豚まんを頬張る子ども達と別れを告げ、小降りになった雨をよけながら駐車場。早速スタジオに傘を忘れてきているのに、この時点ではまだ気が付いてない。気が付いたのは練習場を出るときで、その時まで傘のことは全く記憶の外。ふ~っ。これもれっきとしたドジだなあ~。先月と今月2回続いたなあ~。

で、今宵はダンサーが参加してくれるとあって、そちら関係の部分を打ち合わせを兼ねた練習していたら、下の駐車場に止めてあったアチクシの車に誰かがぶつかっているというお知らせが、、、、。

「ええ~~?」と言いつつ、こんなに忙しいときによりによって、、、の思い。

降りしきる雨の中を外へ出てみると、成る程車の後ろバンパーが2カ所ほど傷になっている。しかしお相手の方は影も形もない。練習に遅く来たため偶然目撃してくれたAさんが、その方と話したというが、まあ大したこと無いと思われたのか現場から立ち去っている。しかしそのAさんは凄い。チャンとナンバープレートを読んで楽譜の裏に書き取ってくれていた。それではっきり特定できたので、そこのコミセンの方が連絡を取ってくれて再びその当事者が現れる。勿論それまではチャンと練習に付き合っていたのだが、、、むむむ。

そのお方の説明によると、雨が降っていて滑った、というのだが、Aさんの話しではもの凄い勢いでバックしてぶつかった、ようである。

本来ならスグに警察となるのかも知れないが、自動車やさんに電話してみると写真などは明日撮りに行くので良いとか言うし、近いから乗って帰っておいて問題ない、とのことだったので、明日見積もって貰い支払って貰う事に。多分たいしたこと無いんでしょう、とお互い挨拶をして別れたが、練習後にみんなでチェックしてくれたら意外なところにひずみが見つかって、もしかしたら大事になるかも知れない状態。あっちゃ~、この忙しいときに車を取り上げられたらリンダ、困っちゃう~。そのお方のためにも警察が正解だったかもねえ~。やれやれ。大当たりも良いとこだ。

 

帰宅して、夫に開口一番、「私は注意してたんだからね。」というので夫はテレビを見ながらの寝ぼけまなこで、一体何事かというような顔をしている。それというのも、出がけに余りにバタバタしている私に、「運転気を付けて!」と夫が叫んだという経緯があるんだが、彼の記憶のはるか彼方へとそのセリフは飛んでいるらしい。

だからねえ、自分が注意してたら良いかというとそれだけでもないんだよねえ~。そういえば、そこに車を入れるときに何となく躊躇したんだよねえ~。あれが、「虫の知らせ」だったのか?ま、あれもこれも後の祭りだ。

2011年10月 4日 (火)

Shall we dance!

ホントは今日は休日のつもりだった。が、まずはメールで起こされ、続いて来店客の電話。そこから夕食の後片付けを終えた只今10時半という時間までが、あっという間だった。我ながらよく働いた。ビールのご褒美も今日はお休み。な~んて良い子でしょう!?なんのことはない。ダイエットの大敵を、昨日今日と二日間排斥しただけだ。「馬肥ゆる秋」気を付けねば、、、、。

 

しかし、プールで運動不足を解消しようと思っていた密かなプランも、冬物を少しは出そうかな?というしんどいプランも、郵便を出しに行くという予定も、T先生の肖像画にご寄付の振り込みをしに出かける予定も、ゴミ袋が切れているのを買いに出かける予定も、何もかもが襲ってくるメールの作業と本業と家事に吹き飛ばされた。そして残っている台本の修正というお仕事を、これから又やらなければならない。、、、、時間が欲しい。でも、よく考えてみると、このセリフを言うのはまだ早い。多分来月半ばには真剣にこのセリフを口にしているだろう。

 

昨夜は新鮮な練習日となった。兼ねてから噂の格好いいダンサーによる、男ばかりの重唱部分の振り付けがあったのだ。

自称ダンサーのM会長も汗をじっぷりかきながらの猛練習。あの巨体が右に左に揺れる様は、「う、これって格好いい?」てなもんだ。この会長のミニチュア版Y君も無意識のムードメーカーとして活躍した!!あたしゃ涙を拭き拭きの観戦(?)だった。が、まあ身体を動かすというのは良いもんだ。心の体操にもなるってもんだ。お休みしている男性の身代わりで参加したHはブーブーぼやいて、普段若ぶっているのに急に「年寄りなのに~」を連発し始めた。ハハハ。スポーツクラブに行ったと思えば良いじゃん、とからかったがはてさて今日は起きられたのか。「痩せる、痩せた」を連発していた会長は、汗の倍ビールなど、、、、呑んでないことを祈ろう。フフフ。

しかし、流石の切れのある振り付けで、見ていて無理が無く、充分楽しめる動きになっていた。この振り付けはもう一回あるそうだから、もう一回笑わせて貰おうか。、、、、これが内輪受けでなく、お客さんを笑わせてくれたらサイコーだ。

 

 

本日来店の遠来のお客様は、教職をリタイア後農作業に目覚め、いろいろな野菜など作っているのだが、ことごとくイノシシと猿に採られて、全くやる気が無くなってきたという。そのためとうとうスーパーでカボチャを買ってきて、半分に切ってあるものと、丸のまんまのものと二個を車から持って下りてその辺に置いたそうな。玄関の鍵を開けて振り返ったら大きな猿がどっかのカボチャを抱えて走っていくのが見えたんだとか。「まあ、又どっかのを盗んで逃げてるわ。やっぱり作らなくて正解だった。」と思って元の場所に戻ったら、ナント買ってきたカボチャが半分の物しか無くて、さっきのがあれだったかと地団駄踏んで悔しがっても後の祭り。猿に買ってきたみたいで悔しくて悔しくて、と愚痴る愚痴る。そのお方のお家のもっと山よりの農家が被害にあって作らなくなったせいで、もっと里へと下りてくるようになったんだとか。、、、先日のこの近くのイノシシ騒動といい、だんだん深刻になってきているのを感じるなあ。人間と動物が共存していくのは大変な事だ。

2011年10月 2日 (日)

夜は寒いなあ~。

昨夜遅くまで書類の作成をしていて、今朝はぼ~っと洗濯したり、、、、身体を動かすと段々身体も声も起きてくるから不思議だ。今日はやっぱり歌えないかな?と思いながら半日を過ごしたが、出がけに思い直してピアノの部屋に舞い戻り、何か無いかとパッと掴んだ「世界音楽全集」をこれ又パッと開いたところが目に飛びこんできて、大急ぎでそれをコピー。バッグに突っ込んで車を出す。

4日前に内視鏡でポリープをおとりになったという先生をお迎えに行き、発表会会場まで30分。道々体調のことなど聞きながらだったが、思ったよりお元気そうで一安心。何よりお声に力が戻っていて、これなら大丈夫と思った事だ。会場でも椅子に腰かけてとはいえ、長時間一人一人の指導をされて、その明快な指導振りに目の前でみんなの声が変わっていくのを楽しませて貰った。

それを聞いていると矢張り歌いたくなって、プログラムにはなかったが、飛び入りで歌わせて貰った。最近目が極端に悪い上に、何時ものような特大の楽譜を用意する暇もなく、楽譜にかじりつき状態、という有様。

そのあと恒例の車座になっての反省会。、、、こういう形もこれが普通になってきて、みんなもチャンと発言できるようになったのは良いことだ。「歌う」のも「喋る」のも表現という意味では同じ事。こうしたことが全て訓練に繋がっている。

しかし3時間半はきっと先生にはきつかったのではないか?お好きなこととはいえ、、、、。

 

帰りは食事の出来ない先生をH先生にお願いして有志6名は広告でお世話になったところにお食事に。わいわい過ごして居る間に、夫とメールのやりとり。初めは帰りを待つとか何とか来ていたが最後は諦めて自分でスープを作ったと珍しいメールが。帰ってみるとそれを食べろ食べろとうるさいこと!あたしゃ既にお腹いっぱいなんだけど、、、と思いながらも1時間ほど後になって恐る恐る食べてみるとこれが以外に美味しい。あらら。出来るじゃん!?と思ったが既に二階で熟睡中の様子。明日会えれば拍手しておこう。お互いのスケジュールを知らないから、、、、ねえ!

 

孫べえから荷物が着いたと電話が入る。箱が大きくて、お米以外にも子どもの物や様々な雑貨も増量剤で入れたので、面白かったようだ。下の男の子が急に大人びていて、明瞭な口調になっていたのには驚かされた。これは月末の上京が楽しみになってきた。「待ってるよ」と言われると胸キュンだなあ~。水戸は既に相当寒いようだが、、、。

それまでにあれもこれもやっておかなくては、、、。

時間のたちかた。

今回の公演の目玉企画である「ロビーでのイベント」が、期待以上の盛り上がりを見せてきた。マスコミの方々も大いに関心を寄せてくれている。参加して下さる方々も、ホールに出現する、「新しい街作り」というとらえ方で、色々アイデアを出し合ってくれ始めている。ロビーでのコンサートも段々楽しいことになりつつある。

この指たかれ!が、思いがけない展開を見せ始めた。

今日もその中心人物達と打ち合わせをしてきたが、若くて柔軟な思考回路に時々ハッとさせられる。残念なのは、舞台に出演する人たちは、私を初めとして全員このロビーが全く楽しめないことだ。舞台では、やれ場当たりだ、ゲネプロだヘアーメイクだ衣装だと休む間もなく動いている筈だから。

しかし、今回を皮切りに、こういうコラボを今後も続けていきたいと、今日の方々も言って下さるのは嬉しいことだ。

 

打ち合わせの後は、退屈している母を連れ出し、息子から頼まれたお米を宅急便でと営業所まで届けて、帰りにスーパーだ。「お刺身二人前」という夫の注文通りにそれを買い、異常に高くなっている野菜も購入して頭の中は夕食の準備で一杯。母は一番小さいビールを買う。これが長寿の秘訣かも知れないなあ~。

 

今日もこうして一日があっという間に終わったが、昨日の芸術祭の前夜祭は、不思議なことに遠い過去に思える。出演したお方からは、お客さんの反応を聞かれたが、何より主宰者の方々に喜ばれてしっかりお礼を言ってもらえたことを伝える。あの手の会も、こうしたイベントがアル方が人の集まりも多くなるかも知れない。みんなそれぞれ、何かをやっている人たちの集まりなんだから、、、。

 

今日お会いした人とも話したことだが、行政はこうしてお祭りをしても、それを一歩進めるという方向性を持ってないのが残念だ。他ジャンルの人々の交流とか、コラボについて、もっと施策はないものかと思う。

 

さあ、明日はCantimo。残念ながら歌の練習どころではなく、今回は一応行くけれど歌えない有様。皆さんの歌を楽しみに出かけるとしようか。やれやれ。

2011年10月 1日 (土)

パーティ。

今年の我が県の文化芸術祭は例年になく参加団体が多いんだそうだ。にもかかわらず、私が体験したパーティの参加人員は過去最低だったように思う。、、、、

これは何を意味するか。独断と偏見で言うなら、「やる人は多いが、他人のものを知りたくもないし、鑑賞に行く気など無い」人が多いのが我が県か?あるいは、たまたまスケジュールの都合で少なかっただけなのか。どうも前者の様な気がしてならない。かくいういうアチクシも、なかなか他の演奏会に、あるいは公演にと出かけることが出来ないで居る。それというのも余裕が無いから、につきる。自分が公演を控えていると、正直それどころではなくなる。

しかし、これが例えば家族の誰かの演奏会とか、出演とかだったらどうだろう?きっと何を置いても行くはずだ。要するに、家族に近い親近感がないということだと言えないか。

今日同じテーブルに立った人たちは邦楽の方達。情報交換をして、お互いに鑑賞し合うことを約束した。そして、ず~っと以前、「愛の妙薬」を演出してくれたYさんも同じテーブルだったので、旧交を温めることが出来た。他にも一高の先生とか、県のお偉い方々、マスコミの方々などなど、、、、新会長をご挨拶に引っ張り回したことだ。

その上、今日はちぇちの有志が集まって、イベント紹介の時に副会長のS嬢を先頭にみんなで、「パリの夜なら、、、、パリの夜なら、、、」と歌いながら練り歩いたのだ!おまけに会長は、「まつ子デラックス」のお面を被りドレスのようなものを着て登場したのだ。そりゃあ疲れるわな~。

お陰で彼は全部終わった後お腹が空いてこのままでは帰れない、てなことを言うので、付き合うことにして、最上階のイタリアンレストランにと向かう。夜景を眺めながらようやく人心地付いた彼は饒舌になり、「まるでドイツみたいですねえ~」などと呟きつつ、まああ、呑むは食べるは、食べるは呑むわ!!あんさん、本気でおやせになるおつもり?と聞きたかったが、まあ、今日は言うまいと、アチクシは温和しく、ビールをほんの1杯と、ペンネアラビアータで済ませる。これも結構な量があり、付いてきたパンが食べられない。(多分これが正常な胃袋)

 

二人ともテ○ノを呼んで運転して貰う。これがあるのはホントに便利。

 

早速運転手さんにチラシを渡し、会社の事務所にお手紙も届けて貰うよう頼んでみた。とっても優しい運転手さんで、気持ちよく受け取ってくれたのは有り難かった。四六時中頭から離れないこの手のこと。せめてこれからでも早く解放されたいなあ。

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