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2011年7月

2011年7月31日 (日)

潜在的演技力。

このところず~っと孫べえのお相手をしていて、ほとほと人間は生まれながらに演技力をもっていると思う。この手の演技力とは、要求を満たすための手段手管というものだ。そしてそれは必ず相手が居て、相手に向かっていて、相手をどうにかしたいという明確な意図があるのだ。

舞台での演技を考える時、もっともネックになるのが、この「相手」への考察だ。相手がどう出ようとお構いなしの演技は、その意味で失敗だ。自分のセリフを覚えてただ喋るだけでは全く意味がない。1歳児ですら、自分が発した表現が相手にどう伝わっているかを確認しながら次の行動に出ている。

 

「演技」は身体から発してこそ初めて演技となる。

 

 

別にそういう観察をしたいが為ではないが、孫べえを連れて今日は彼にとっては2度目の海水浴?というより、浜辺でお遊びタ~イム。全く水を怖がらず、むしろどこまでも波を追っていこうとするくらい。津田の松原は我が子も何度か連れて行った記憶があり、母ともども懐かしいを連発の2時間となる。先日の庵治と違って、水が少々濁ってはいるが、その分魚が多く、子供のバケツでさえすくえるほどだった。充分遊ばせてそばにあるお風呂に入って、そのあとは「びん、、、や」というレストランまでひた走る。記憶とはいい加減なもので、行けども行けどもたどり着かず、もしかして店が無くなったのか?と言いながらついには別のお店で訊いてから見つけたほど遠かった。新鮮な魚介類は以前と変わらず閉店前だというのに満杯の人。飲めないのが残念だったがしっかり食べて、上を向きながら帰路に付く。

 

全く土地勘も距離感もナビもなく、しっかり迷子になって帰って来たが、思いがけない小旅行が出来た。、、、疲れた。

2011年7月30日 (土)

日常の中のヒント。

上京中に、木太町にイノシシが出て、70代の男性を噛んだというニュースが流れて驚いたが、来店客の中にその事件にニアミスだったという人が現れて大いに面白いお話が聞けた。

その方Kさんが朝の6時半頃、ここからもほど近い歩道をワンちゃんの散歩で歩いていると、後ろから「ワッサ、ワッサ」という聞き慣れない音が近づいて来たそうな。その女性の脳裏には、「変質者?」という言葉が浮かんだそうだが、勇気を出してそっと後ろを振り返ろうとしたその時、目に飛び込んできたのはイノシシ!猪突猛進そのものの走り方で、全く脇目もふらず前方を見つめてすぐ横を走りすぎたという。連れていたワンちゃんも声が出ないほど驚いていて、そういう自分もあまりの事にただ呆然と見送ったとのこと。近くで農作業をしていた顔見知りのおじさんに、「あの~私今イノシシを見たんですけど!?」と声をかけると、「あんた寝ぼけて夢でもみたんやろ?こんなところにイノシシが出るわけ無いで!!」と笑われたそうな。そう言われてスグ、「やっぱりねえ、私もおかしいと思ったわ。多分なんかと見間違えたんよねえ~ハハハ。」と別れたようだ。

Kさんはそのしばらく後で、お子さんを乗せて車でニュースに流れた現場を通りかかり、救急車やパトカーや消防車まで沢山出ているのを眺めて娘さんに言ったそうな。「あんなに沢山出てるのはもしかしたら殺人事件でもあったのかもねえ」、、、とどこまでもイノシシとは結びつかないKさんだった。

真相を知ったのは夕飯の時に見たニュースでだそうだ。「やっぱりあれはイノシシで、すれ違った10分後におじいさんに噛みついたと分かったときは血の気が引いた」そうである。いやはや、かくも日常生活の中には面白いことが転がっている。

ちぇちではただ今演技の練習が盛んに行われているが、結局はこういうことだ。人は突然の事態にどういう風に反応するか。このKさんがとった全ての行動が、練習しているエチュードそのものだ。

 

そういえば、関係あるような無いような話しだが、昨日の宝塚の女優さんに質問して、「大階段を下りるときはどこを見ていますか?」と訊いたときの答えが、「一度階段の数を間違えて最後のところで踏み外しそうになり大きく揺れた事がトラウマになり、どうしても最後のところで下を見てしまいます。」と言ってらしたなあ。

その彼女、どんな練習も辛いと思った事がないそうだ。あこがれて夢見て入った宝塚で、どんな厳しい訓練を受けても、それは喜びでしかないと言う。ナント素晴らしいことだろう。

 

一昨日から数字や文書とにらめっこしている私だが、「チライっ!」と思っているなあ~。大体あんまし向いてないんだ、こういうの!台本なんかは良いんだけど、、、、、ま、しゃあない。やるっきゃない。

時間のみイノシシの如くどんどんどんどん進んで行くなあ、、、、。

生きている人々。

今日は以前ちょっとご縁があった宝塚の女優さんのプチパーティに出かけた。予定の倍以上の人が集まり、ご本人も沢山歌い、お喋りをし、立派な舞台人に成長されていた。数年前に一度声を聴かせて頂いたときは、宝塚学園にパスしたばかりの時で、初々しく、その真っ直ぐな声に将来性を感じたものの、無口で温和しいばかりの女の子。それが今日のトークでこんなにも宝塚が好きで、歌が好きな人と知り驚いた。というか、「好き」という情熱こそが人を成長させるというサンプルを見る思いだった。少学6年生から宝塚の歌を歌っていたらしい。実は2年前にも一寸した囲む会があり、その時はまだまだお喋りが苦手な感じだったが、こうまで変わるか!というほど堂々としたお喋りに舌を巻いた。

彼女の声は音域が広く、男役とはいえ、充分高音がキレイで聴いていてなんだかもったいないと思ってしまう。ご本人も輪っかの入ったドレスを着てみたいと笑っていたが、余りに背が高くちょっと難しいらしい。今日などヒールを履いていたせいもあるが、周辺の人と人種が違うかと思うくらいダントツに背が高い。180はあっただろう。

「訓練されてるなあ」と実感したのは歩き方。踵の返し方が、きりっとして既に格好いい男だった!一度本番を見せて貰いますと握手をして別れたが、晴れ渡る青空のような笑顔だった。

 

しかし、こちらにも宝塚ファンというのは沢山いるんだなあ~。私自身は熱烈な拍手や手拍子について行けない場面もあったが、こういう故郷の応援団も必要だろうなあ。スターになってくれるかな?

 

 

朝は、依頼されて施設に施術に出かける。いつもながら歓待されて、自店での時の1,5倍の時間とエネルギーを使っての作業となる。がこういうことは、結局は自分のため。もう何度も出かけているので、すっかり打ち解けて、色んな話が出来る様になった。たまに訪問するのにはよい施設に見えるが、どんなところも毎日居続けるには不備だ。やっぱり自宅とは違うということだ。我が身のことや母のことを考えてしまうなあ~。

 

 

さっきお風呂から出てきた孫べえが、ほんの少し目を離した隙にジャ~ッと廊下におしっこ!後から髪を洗って振り乱した母親が出て来て絶叫となる!どうしてスグにおしめパンツを穿かさなかったかと大いに叱られる。

 

 

まあ、今のところ、高松は平和だ。

2011年7月20日 (水)

移動。

移動に次ぐ移動の日々。東京から帰ってよく一日は仕事。その翌日は朝の6時から出かけひたすらバスで移動の一泊旅行。トイレ休憩以外は全て爆睡のアチクシ。余りに寝るので友人達があきれ果てていた。そうはいっても隣の友人Kも同じ穴のむじなよろしく私が目覚めると大概寝てる。お互い一応現役で仕事しているせいか。我々を称して、「寝るトモ」だとか!上手いこと言うなあ~。

 

おりしも近づく台風。早速旅行会社は計画を練り直して、スケジュールを大幅に変更。1日目の予定を琵琶湖以外キャンセルし、翌日行く予定の天竜川下りを先に持って来た。そして二日目に駒ヶ岳の千畳敷のみで、いささかがっかりの感もあるけれど、台風の影響で道路が通行止めになることを考えると致し方ない。そして、その千畳敷は予想以上の素晴らしさ。ま、ここに行けただけでも値打ちはあったか。駒ヶ岳の裾野に拡がる高山植物の咲き乱れる高原。おりしも降り始めた雨を売店で買ったヤッケでよけながらでこぼこ道を行き、時々あえぎながら休息する。雄大な自然の懐にいだかれた思いに陶然となりながら、、、。

 

帰路鳴門の海の荒れ方にこもごもみんな恐怖の声を出す。何しろ灯台がすっぽり隠れる程の高潮だったのだ。今回は半分ほどが徳島の方々。別れた翌日台風が徳島上陸と聞き、ご無事ならいいが、、、と思った事だ。ホントに袖擦れ合うも多少の縁とはよく言ったものだ。

 

縁ねえ~~~、、、。

2011年7月17日 (日)

東京。いま。

かなり暑いだろうし節電で辛いんだろうと、思いっきり薄着=それ以上脱げないまでにして出かけたら、飛行機はともかく空港からレストラン、電車にバス、全部カンカンに冷え切っている。しかもお嬢の家では、「赤ん坊の居るところは節電しない方が良いと医者に言われた」とかで、快適と言えばそうだが、一日中クーラーだ。そう言ったら婿殿が言うには熱中症で倒れる人が続出よりは良いだろうとこういう事になってると言う。でもねえ~、中間は無いの?ってかんじ。そこまで冷やさなくても、あたしゃ寒いっちゅうの!!

それなのに、羽田に着くや否や馬鹿なことをしちゃった。冷麺という字に誘われて、前にも入ったことがあるラーメン屋さんに入り注文してから後悔した。おっそろしく冷房が効いているし、その場所は風まで強い。が、変更を言うのも面倒だし、高田馬場辺りでよく食べたことを思い出し懐かしくて入ったんだからまあ良いかとそのままにした。ら、ら、ら、多分味は普通なんだろうが、冷房のお陰でちっとも美味しく感じない。食べるほどにどんどん寒くなってくる。一枚ずつ羽織っては食べをやって、、、、それでも完食するところがアチクシ。やれやれ。

 

しかし、行きの飛行機と帰りの新幹線はどちらも節電モードだ。特に新幹線は例年だととてもじゃないが薄着では乗れなかったのが、今日は羽織る物もいらないくらいのそこそこの涼しさ。なんだかホッとする。それにT先生お勧めの新幹線名物のアイスクリームを食べようかという気にもなる。

が、マリンライナーはどうなってんの!?節電は他人事なのか相変わらずの寒さ。みんな寒そうにうつむいて肩をすぼめているの図は変でしょう!?と思う私は変?

 

最近飛行機嫌いのお嬢に引っ張られてこちらも新幹線での移動が多いが、驚くのは駅員さんに女性がもの凄く多くなったこと。どういう女性の特性が買われての事なのか知らないが、確かに感じが良いな~。

 

道中記を書こうと思うが、疲れが出て来て眠い眠い、、、、。又明日。

2011年7月13日 (水)

韓国な一日。

今日のFM収録は、韓国人の奥様とアメリカ人のご主人というカップルで、まだお若く、奥様はご懐妊中だ。私とはつい先日知り合ったばかりなのに、もうあと数日で日本を離れ、韓国の彼女のご実家でお産をするというから残念な話し。「会うは別れ」まさしく!

しかし、このZという女性はとてもユニーク。多分韓国人の中でも相当ユニークだろうと思う。でも、何故だろう。すごく懐かしい感じがする。全く気取らず、いつも本音で話し、夫の事を最高の表現で語る。余り日本語が得意じゃない彼の方は、ひたすら「優しい」という以外に余り分からなかったが、Zさんは2年しか日本に居なかった割になめらかな日本語で話すため、人間性がとても良く分かる。今日も手放しで彼のことを褒めちぎり、いつも感謝していると言う。311の震災以降は、毎日、彼にこの感謝の言葉を言うことにしていると言う。毎日、愛してる、感謝してる、一緒にいられて嬉しい、などなど、、、。「だって、明日何が起こるか分からないでしょう?」というのだ。「僕もそうです」とちゃんとのろけ返す彼は初々しく白い肌を赤く染めている。いやあ~、とっても素敵なカップルだ。本日ミキサーを努めてくれたA氏はどう思ったか、こなれた英語を駆使して彼をもてなしてくれたが、、、、。

今日の収録のオンエアは8月で、もう韓国だからパソコンで聞くと言う。やっぱり若い。

 

今夜は、韓国の大学の先生をしている友人の娘Tさんが我が家に来るというので、夫と二人分の食事を準備して出かけたが、丁度良いチャンスだからと、携帯でZさんとTさんに話して貰う。すると意外にも二人は近いところに住むことになるらしい。我々もひょっとしたら韓国で再会、てなことになるかも知れない。ほ~んと、何が起こるか分からないもんねえ~。

 

それはともかく、Tさんは一応悩み相談だったわけだが、若いときに大いに悩むのは良いことだと思うし、帰宅してからもしばらく夫に代わり話し相手になったが、矢張り20代には20代の悩みがあるってことだ。「30になったら、また考えが変わるかも知れないんですが、、、」と、周辺を見回して自分の将来を見ているようだ。

彼女は明日からヨーロッパに旅立つと言い、私も明日は上京だ。11時近くになって「又ね」と送り出したが、旅することで、心がリフレッシュされるかも知れないなあ。

 

雨上がりの空を見上げながら、この地球上に、色んな人が住んでいるなあ、と改めて思ったことだ。

2011年7月10日 (日)

ちょっとずつのチョンボ。

午前中の仕事を終え、夫を送りがてらコンサート会場へ行った、つもり。

駐車場へ入れ、いつもに似合わず早く来すぎたからと6階のレストランでお茶。いつの間にか経営が変わったのか、フリードリンクになっていて、アイスコーヒーとグレープフルーツジュースを飲む。

外を眺めると瀬戸内海は如何にも「夏」というに相応しく晴れ渡っている。「い」の字の雲が段々崩れていくのを眺めながら、なんとなく胸騒ぎ。大体時間に余裕を持たないで動き回る私が、たまにこうしてゆっくりすると必ずやってくる胸騒ぎだが、今日のはどっかで、「アタリ!」の予感が。

もぞもぞとチケットを取り出してみると、「あっちゃ~!ホールが違う!」やっぱりねえ。大ホールは大ホールでも大ホール違い。もしこのホールだったら、いくらなんでもあんなに駐車場が空いてる訳がない。なんか変だと思ったんだ。

で、そこからの歴史民俗資料館までの近道を思い出して最短コースで車を出しに行く。これは成功!

本命の場所に行って見れば案の定何時もの駐車場は地下2階まで満杯。仕方なく多目的広場の方へと車を回す。そこも地下2階まで行かなくては停められない。そうだよねえ~。これが普通だよねえ~。

急いでエレベーターに乗り込んだら後ろからEご夫妻が。「あら~お久しぶり~」となる。エスカレーターの上下で話しながら入場すると、又しても「お久しぶり」の方々にお会いする。このところお疲れ気味のアチクシは、万一を考えて最上階の隅っこで安眠できる場所を選ぶ。これが大正解。位置的には全体が良く見渡せて、声もよく聞こえる。今日は3階まで結構人が入っている。これだけ入ると歌う方も歌いがいがアルだろうなあ~。昔ちぇちで歌っていた人の顔も見える。

合唱は余り好きな方ではないが、この合唱団はひと味違うとかねてから思っていた。50人ほどのメンバーの声が美しいし、衣装のセンスも良い。歴史のある合唱団で、Aさんといいう指揮者にはちぇちも振って貰ったことがある。折り目正しいお人柄そのままの演奏振りだった。選曲の中に宮沢賢治の「アメニモマケズ、、、」が2パターンで入っていたが、それについてこのAさんがパンフにコメントを寄せていたのが印象的だった。なんでもこの選曲は311の震災よりず~っと前に企画されていたらしい。が、図らずも今度の大震災で、賢治のイーハトーヴが壊滅した。まるでそのレクイエムのようにこの歌を歌うこととなったというのだ。、、、そして、今日の為に神奈川県からMさんという女性が招かれ、この詩を方言のイントネーションで朗読された。これが、私にとっては本日最も心が動いた時間だった。声の調子と良い、東北弁のイントネーションといい、おそらくは何度もこういう場所で経験されてきているのだろうと思わせる心のこもった朗読。勿論ご出身が岩手県花巻市だからというのもあるだろうが、ホントに素晴らしいものだった。もしかしたら、私の好きな朗読をするTさんと会場でバッタリお会いしたのは、これがお目当てだったのかなあ。

最近は下りるときはなるべくエレベーターを利用しているが、又その中で、さっき間違えて行ってしまったホールの館長さんご夫妻に出くわすも、流石に恥ずかしくて間違えたとは言えず。ホールの企画の情報を頂いてお別れする。

帰り道のエスカレーターに乗ると雑踏の外れから大きな声で、「ミチコさ~ん」と叫ぶ人が居る。目がよく見えないがそれは間違いなく先日のチャリティコンサートで一緒だったMさん。「先日はお疲れ様~」とお互い叫んでお別れとなる。、、、いやはやいやはや、高松はすぐこういうこととなる。一応化粧して出かけて正解。ふ~っ。

 

せっかくココまで来たんだからと、駅までJRの切符を取りに行こうとしたが、横断歩道を渡り始めて気がついた。予約ナンバーをプリントアウトした物を忘れてきてる!横断歩道の真ん中から人にぶつかりそうになりながら踵を返して駐車場へと舞い戻る。ぼーっとした頭で、よくぞ間違えずに置いたところまで帰れたもんだ。

 

余りに頭が痛いし肩が凝っているので、サティに寄り道をしてわざわざ買ったものをそこの冷蔵庫まで入れてマッサージ店に行ってみたが、ナント履き物がずらり。これは相当待たされると思って結局は冷蔵庫まで逆戻り。、、、あたしゃ一体何してるんだ。

 

帰るや否や台本だ。時間をおくとあれこれ訂正すべき箇所も出てきて終わりがない。ま、とりあえず明日だ。

2011年7月 9日 (土)

あり得ない失敗!

出来た出来たと浮かれていたが、とんでもないミスで台本が頓挫した。カットすると聞いていた箇所が全く同じタイトルの「二重唱」だったため、間違いに気付かなかった。単に一カ所じゃないかと思っても、この一カ所が変わることからその前後のみならず全体まで大きく変わってしまう。せっかく方程式が解けたとルンルンだったのが、又しても難題を突きつけられた感じ。さて、これをどう解決するか!?頭が痛い、と思ったせいかどうか、ホントに夕べから頭が痛くて肩もバリバリ。背中がコキコキいう。いや~参った。プリントアウトする前で、まだ良かったが、、、。

 

FMの自分の番組をリアルタイムで聞くことは殆ど無いが、今日はたまたま母を伴い運転中だったため聞くととなる。ゲストは市長で、改めて聞くとなんだかねえ~、もうちょっとましなこと言えなかったのかねえ~と反省しきり。といっても、全く他の人の場合と同じで、一切の打ち合わせ無し、行き当たりばったりのインタビューだったわけで、まあ仕方がない。ゲストとしてはかなりやりやすい方で、流石対談慣れしていらっしゃる。ちょいと、普通では聞かないようなことも聞いちゃったかも~。ミキサーの若い女子二人が、ケラケラ笑い出す場面もあったが、アハハ、いや確かに。「王子さま」とはねえ~。

収録後楽しかったから又来ますよと言って頂きやれやれ。なんせ、七夕の日の収録なんてそうざらにあるもんじゃない。きっと又ご縁がありそうだ。どんな立場の人も、こうして音楽で繋がっていける。

みっちゃんの感想としては、若い市長というだけで、なんかやって貰えそうな気がするなあ。このところの自分を考えるとねえ~。

で、市長が早速ツィッターにツイートしておきますよ、と言われたので~無謀にもこのアチクシも登録してしまった。「大海に泳ぎだしたような気がする」と言って、昨日男性二人に笑われたが、得体の知れない世界に足を突っ込んだ気がしている。さて、どこまでこれを利用できるか、、、、全くダメかも知れないなあ~。

 

さっきNHKで原発問題を討論する番組を見ていたが、やっぱり局に意見を届けるのにツィッターを使ってる人が多いようだったなあ~。あっという間に1万人だっていうから凄いなあ~。

ところで、その討論会、実は半分しか見てないが、「推進派」と「廃止派」に別れての議論だったようだ。面白いと思ったのは、両者がそれぞれ顔つきに特徴がある、という点だった。それはきっと、いままでの生き方が現れているんだろうなあ~。

一番まともな意見を言ってたと思われたのが紅一点のYという女性だったのが嬉しかったなあ。「子供を産み育て守る」という本能を持つ女性は何よりも強いのか!

2011年7月 6日 (水)

又雨が降っている。

とうとう台本の第一稿が完成した。、、、疲れた!

これを持って、舞台関係者と話し合いに行かなくてはならないが、まあこれで自分にもしもの事があっても公演は出来る。微調整はやらなくてはならないが、流れは出来たと思う。いよいよだ。

 

一昨日のこと。朝食にふとスイカが食べたくなって、冷蔵庫から出す。裏の方で夫がなんかやっている気配がしたので、一切れ彼のために切っておく。やっぱり今年もこのスイカは美味しいなあ~と舌鼓を打っていると夫がやってきて、「あつさが違うなあ~」というので、「そうよねえ~、今日は雨のせいでちょっと涼しいよねえ~」と言うと、夫はいきなりゲラゲラゲラと笑い出す。意味が分からなくて、「何?」と聞くと、「あつさの意味が違う!スイカの厚さが僕のと余りに違う!」と言われてよくよく観てみると、確かにあちらのは私の十分の一だった!二つの皿を並べたらその違いが歴然として、余りにおかしかったので思わず笑いながら携帯で写真を撮った。でも、そもそも夫は私ほどのスイカ好きではない。「食べる?」と聞いても大体「どっちでも」とか、「今はいい」とか言う人だから、ま、一口と思ったまで。しかし、確かにこれはおかしい。かなり笑えたのでお嬢に転送して、「意味が知りたかったら電話して」と出したらかかってきて、説明して再び笑う。いやはやいやはや。ハハハ。まだおかしい。

こんなくだらないことでも、笑いたいという深層心理だ。仕事中に今日の国会討論を聞いていても、気分が悪くなるやりとり。テレビニュースでも相変わらず汚濁にまみれた人間の仕業ばかり。いくら怒らない国民でも、いい加減頭に来てるんじゃないだろうか!?

本当の災害は、大元を離れ、別の場所で大きな被害となってきた!

びっくりしたあ!

阪神淡路以来の震度4がやってきた。その瞬間、一人で食事している時で、持った箸を投げ出して瞬間どうしようと想った瞬間電話が鳴る。お嬢から「大丈夫?」というものだったが、あまりの速さに「は?」ととんちんかんな反応をしてしまった。テレビとは凄いものだ。あっというまに全国に情報が流れる。

しかし、瞬発力が問われるなあ。とっさにどうするか。考えればテーブルの下に入っても良かったのに、全く頭に浮かばず、外に出ようかと想ったとき電話だったのだ。それから後は、次に来るかも知れないものに対応すべく準備に追われた。、、、といってもたいした事はしてない。先日整理してるときに出てきたリュックの中身を点検して、新にズックと夏物のTシャツやランタン、ティッシュなどをプラスした。今想えば色々忘れ物がある。薬なんかもそうだし、歯ブラシも入れた方が良いだろう。

母に電話して、枕元に靴を置いて寝るようにと指示したが、さて、ホントにやってるかどうか、、、。

たまたまメールが千葉から来たので返事に、「ビックリしたわ~」と出したら、「震度4でそれなら震度6弱だった私たちの時を想像してみて下さい!」と返事が来た。そうだった。静岡なんかも今日の倍くらいのが来てるしねえ。やっぱり分かってるようで分かってないなあ~。体験でしか分からないことの一つか。

 

茨城の息子からも電話が来たが、水戸はニュースになるほど変な天候だったようだ。落雷大雨、その上ヒョウが降ったという。さっきは和歌山から愛媛の方に震源が移り、夫と伊方原発のことを話したあとだったのでどきっとした。イヤハヤ母の言う通り。日本は今全く落ち着かない。この先一体何が起こるんだろう。もしかして宇宙規模の異変ではないのか?、、、これがあながち考えすぎでないかも知れないというような意味合いのテレビ番組があったなあ~。300年後に人類は破滅しているかも、という学問を討論していたなあ~。こうなってくると我が思考能力の限界を越えていて、面白いというより宇宙映画を観ているような気分だった。なので中断して他のことに逃げ出した。

もともと宇宙とか、考古学とか苦手なんだ。ふる~い化石のような物を発見して驚喜している人の気が知れない。恐怖を感じずに地球滅亡や地球誕生を考えられる人が信じられない。てなアチクシ。狭~い世界に生きているって事だ。

 

今日は早めに寝て、体力を蓄えなくては!

2011年7月 2日 (土)

パーティ。

本日はある偉い方を囲む会で、友人の強い誘いもあり出かけてみた。すると知らない人ばかりかと思うとそうでもなく、「まあお久しぶりですねえ~」を何度も言う羽目になる。まあ高松は狭いってことだ。同じテーブルの方々は我が友人以外は全く知らないはずが、あちらから声をかけて頂いたり、どっかでお見かけしたようなお顔の方ばかり。そこはオバタリアン達の事だ、すぐに打ち解けてお子さんの事など聞かせていただく。すると今月の新人演奏会に出演される方の母上だという方もいる。早速番組出演交渉だ。又別の方はヴァイオリニストのお嬢さんをお持ちだとか。関東に住み陸前高田市でコンサートの経験があることから、その地域に絞って色々と支援活動をされているという。又アル方は偶然にも我が恩師の縁者の方で、亡くなられた恩師のことをその奥様が本にされていて是非読んで下さいという。

また別の方は、シェイクスピアの講座を一緒に受けている方で、実は暮れのオペレッタにと再三出演依頼をさせて貰っている方。奇遇ですねえ~となり、次回の公演時に来て下さりそうな方にご紹介して下さる。

先日のチャリティーコンサートに来て下さった方も来られていて、私涙が止まりませんでした、と言ってくださるが、それはご自身の人生に重なる部分があったからだろう。、、、てなことで、思いの外少ないお料理(これで良いのだ!)だったせいか、色んな方々とお喋りが出来て、これにはビックリ。随分前にある場所で歌った事を覚えて下さっている方もいて、この方歌われるんですよ~と皆さんに紹介されたもんだから大変だ。もしかしたらシャンソン教室に来る人が居るかも知れないなあ~。

 

車で行ったがしっかりビールのおかわりをして、結局車はそのホテルにおきっぱで友人に乗せて貰って帰宅。夫に、明日その車を一緒に取りに行ってくれる?と訊いたらゲラゲラ笑うので、どうしたのかと思ったら自分も置いてきたバイクを明日取りに行って欲しかったと言うではないの。どうやら明日は2回も車を取りに行ったり来たりとなりそうだ。二人とも何故か飲み会が多いなあ~この頃、、、、。

ミュージカル。

全く久しぶりに劇団Sのミュージカルを観た。まずはダンスの技術が格段に高くなったことに感嘆した。歌も音楽大学声楽を専攻した人を沢山集めているから、当然のことながら粒が揃っている。何よりもの凄い競争率を勝ち抜いてそこに居る人たちばかりで、ガッツが違う。舞台芸術に最も求められるパッションが隅々まで感じられる。日本のミュージカルもココまで来たか、と思わせる。同行した義妹もしきりに今日の出会いを喜んでいる。私的には昔この巨体をあのタップで持ち上げた頃のことが思い出されて、懐かしいやら今思っても背筋が冷たくなる思い。あんな風に軽々と見えるタップが、如何に大変なダンスか、身を持って知っているからねえ~。いやはや、皆さん凄い練習だったんだろう!

こういう舞台はお金がかかっているから、あまり我々の舞台の参考にならないかというと、そうでもない。今日は確かなものをいくつか貰って帰った思いだ。それに旅回りだから、大道具も考えて作られている。

一つ、気になることがあった。それは「台詞」である。クッキリハッキリは良いが、多少不自然さが残る言い回し。あれはどうなんだろう?日本語の場合、捨てる部分があっても良いのに、全部大文字だ。この劇団の他のを観たときは感じなかったから、今回だけかも知れない。噂に過ぎないだろうが、地方にはベテランが来ないという話しもある。たまたま今回の配役がそうだたのか、でも、指導者の好みかも知れないなあ。まあ、日本語で分かるように喋るのはホントに難しいからねえ~。みんな工夫してるってことだ。

 

帰り道歩道が随分濡れている。どうやら観劇中に大分降ったようだ。

2011年7月 1日 (金)

夜行性動物。

何気なくオンデマンドを探っていたら、「猫を愛した芸術家達」の向田邦子版があったので思わず見てしまった。彼女の知らなかった生涯を知ったし、あの作品の数々が全くの絵空事では無いんだろうとかねてから思っていたが、その通りだったとわかり、何となくホッとした。「阿修羅の如く」は役者の面白さも大きく貢献したが、原作者の視線が面白かった。あのテーマソングと共に今日ありありと思い出せた。惜しい人を亡くしたなあ~。51歳だもんねえ。

画面の中で彼女が執筆中の場面が何度も出てきたが、あの当時は原稿用紙に万年筆だったんだ。乳がんの手術後右手が利かなくなって左手で書いていたのを見たとき、ああ、パソコンが使える時代なら事態はもっと変わっただろうと思ったもんだ。大量生産が良いとは言えないが、手が不自由な人にはパソコンなどは大きく貢献できるのではないかしら?

今日のFMゲストはマンドリン奏者のM氏だったが、この人とのお付きあいも永くなったなあ~。お陰でマンドリ ンという楽器のことが少し分かるようになってきて、CDを聴くのも楽しいと思うようになった。実は以前は余り好きな楽器ではなかった。暗いイメージがあり、せわしない手の動きもイマイチだと思っていたが、今はそれがセクシーだと思うようにさえなってきた。

彼にも震災のことを尋ねてみたが、矢張り音楽仲間に被災した人が居るとのこと。東京のみならずドイツフランスでも何度かチャリティコンサートをしたそうだ。

これから日本がどうなっていっても、こういう風に人々が手をつなぐことが出来る限り希望はある。

9時に始めた収録は順調に進み帰宅したら10時40分。猛暑に相応しい夜型だった。

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