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2011年3月17日 (木)

大震災。不安のまっただ中!

今日も何人の涙をテレビでみたことだろう!?何人の叫びを聞いたことだろう!?そして又、何人の絶望と怒りを!!

日本中が暗澹としている中で、私も小さな無力な存在の自分をひしひしと感じている。茨城の息子の家族が毎日余震におびえ、刻々と状況を知らされながら殆ど何も出来ない!電話が通じるようになり、ひたすら息子に、「早く帰れ!」「家族を守れ!」と連呼するのみ。教え子の事を無視も出来ず、仕事とのはざまで苦しんでいる息子に、かける言葉のあまりの少なさに我ながら歯がゆいばかり。でも、なんとしても帰って欲しい。電話の側でキャッキャット戯れている孫達の声を聞くと、居ても立っても居られない。、、、この毎日の連続で、遂に私は風邪でダウン。モチロン、娘親子の受け入れや、高知から我が家に避難してきた83歳の友人の受け入れも、この見かけよりひ弱なわが身体に負担を強いてはいただろうが、それよりは精神的な不安の方がひどい。毎日テレビの警報にビクビクし、放射能の数値に目をこらす日々。頭がおかしくなりそうだ。

遂にこのような私から、友人Oさんにはホテルへと疎開して貰った。年齢が年齢だから、風邪で肺炎にでもなられるとそれも怖いからだ。

車で移動中も必ずラジオをつけるが、殆どのアナウンサーは涙声で、それをぐっと堪えながらの放送に、こちらも胸が詰まる思いがする。が、ラジオは良いなあ。ホッとする。避難所でつらい日々を過ごしている人たちも、このラジオという媒体で社会と繋がっている。溢れる思いをメールに託し、それを読み上げるアナウンサー。又それを聞いた被災者でない人からの温かい言葉のメールやFAX。あるとき、その中でキース・ジャレットのピアノが流れたり所謂「普通の音楽」が聞こえてきたのには心底ホッとした。きっと多くの人がつかの間癒されたことだろう。

 

こうした中で、ちぇちの仕事も次々とやってくる。今年の公演がホントにやれるのかどうか、と思いを巡らしていると、今日は日立市のオペラネットワークから全国のオペラ団体当てにメールが届く。日立も相当やられているようだが、驚いたことに随分と前向きな内容だった

「オペラという総合共同作業に携わっている皆様の前向きな姿勢やバイタリティーが、きっと全国的に必要とされているのではないでしょうか。皆様の明るさやパワーは、復興に向けた活力剤になると信じております。」

このメールを被災地から出せるという事に人間の底力を感じる。又ある高松の演奏家から、チャリティー演奏会をこの19日に早速やるとの連絡が!素晴らしい。それぞれがやれることを探し、わずかでも前に進もうとしている。こうしたパワーが寄り集まって、人々は又生きていけるんだ。人間て、本来優しい動物なんだ。

たった今優しい人からもう一通メールが届いた。イギリスの友人だ。そうとう心配してくれていて、みんな家族はしばらく高松に居なさいとかいてある。高松が完全に安心とは言えないが、今のところはということだ。神奈川の友人に、もしもの時は何とかなるから逃げてきて!と電話したが、ホントにこれからどうなって行くんだろう。

 

ちぇちの会員だった人も、グロッケン先生のご両親もみんな無事だと聞いて安堵してはいるが、他の人々のことは全く知らない。中には同窓生や、縁のあった人々が被災しているかも知れない。縁があろうが無かろうが、あのおびただしい人の死亡情報には暗澹とするしかない。

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