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2010年12月11日 (土)

移動第2弾のお話。

東京から帰宅して翌日には大阪往復という過密スケジュール第2弾は、K女史のリサイタルであった。国際会議場のドーム型ホールで、10周年記念イベントが大々的に催されたわけだが、まさしく押しも押されもせぬ大歌手とおなり遊ばしたK女史。まるでシャンソン歌手の如く会場の客席の中を歩き周り、観衆を魅了し続けた。舞台はそりゃあ見やすいのだが、確かに席によっては聞こえ方も異なり全員にまんべんなくとはいかない。特に本来の音楽ホールで無い場合、その差はかなり激しいと言えるだろう。

それを見事に払拭した今回の演奏。観客からため息が漏れ、素晴らしいわねえ、とささやき合う声も聞こえる。この手のイベントだけあって、前列にはお偉いさんらしき方々がずらっと陣取って、それも殆どおじさま族。勿論その方々にもお愛想を振りまくことを忘れてはないが、その他大勢の人々に隅々まで声を届けようとするこのやり方は、余程舞台慣れし、曲に精通し、伴奏者と意気が合ってないと出来ない芸当だ。もし私なら、歩いている内に歌詞の一つや二つや三つ、、、いやいやもっと沢山きっと忘れてしまうだろう。ところが全くそういうことが無く、日本語は勿論イタリア語もホントに正確に歌われることに驚かされる。

司会を務めた放送局のアナウンサーの話によると、どうやらその主催者の社長好みらしい日本歌曲もいくつか歌われたが、情感に溢れたその歌唱力に全員静まりかえりしみじみと聴き入っている。一曲終わる毎のやんやの拍手は終演に近づくにつれ大きくなる。今回の共演者、尺八の演奏者をホセに見立てた「ハバネラ」は、アンコールの気安さもあり拍手と笑い声に包まれた。彼女独特の演出効果だ。

以前、「私は音楽と結婚したのよ。」と言い切った彼女の姿がそこにあった。

 

良い音楽の後は、それを魚に、、、、とばかり友人と居酒屋へ。これが又大当たりで、京都のおばんざいを出すところ。味も良いけどヘルシーでもある。さすが食い倒れの大阪だ。翌日が人間ドックだというMは、「もうええわ。今晩は気分ええし、やっぱ呑もう!」と叫んで乾杯となる。

 

大阪までの往復高速バスはホントに便利。酔い止めを飲んで一眠りしたらすぐに目的地に着くって感じ。、、、しかし、東京まではもう無理と長い間思ってきたが、中央インターから乗ろうと待合に入ると偶然夫の兄とバッタリ。聞けば東京までのチケットを買いに来たという。足腰の悪い姉も一緒にお正月を埼玉の娘の所まで行くんだという。え?確か二人とも80歳を越えているはず!!凄い。深夜に出発して早朝に着くというあれに乗るんだそうだ。あたしゃ50代初めにギブアップして以来、全く頭にない交通手段だったが、、、この頃はシートもゆったりして、以前とは比較にならないのもあるそうだが、、、。その勇気はないなあ。あたしゃ完全に負けている!はあ~っ!!

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