« 芸術の秋。 | トップページ | 準備。 »

2010年9月20日 (月)

人生で二度目の手術。

とはいえ、昔と今ではやり方も快復期間も大違い、らしい。2週間程度の入院となるようだが、実際は開けてみないと分からない。どちらかというと後のリハビリが大変そうだ。何もかも試練だと思って耐えるしかない。

中学3年生で盲腸の手術をして以来半世紀ほど経つわけで、そりゃあ医学も進歩してるわなあ。色々調べても傷口はホントに小さいものらしい。

 

ここんとこ友人達が次々と病院と仲良くなって、何となく心細い感じ。今のところ必ず復帰しているが、その内、、、、。てことを思っていると、偶然つけたテレビでソプラノM女史とか名前は知らないが有名な若手タレントの出演するタモリ司会の番組があった。テーマは「死」。これはなかなか良い番組だったと思うなあ。もっと早くから見たかったけど、番組表を見ないとこういうことが起きる。以前からM女史は好きで、クラシック界からミュージカルなどにも出演し好演していて大阪まで観劇に出かけたこともある。私どころではない(!)ボリュームの肉体からあふれ出るチャーミングさは、スマートでキレイな女性より好ましく思える。彼女の膝は大丈夫なんだろうか?って余計なことまで考えてしまった!!いつの間にか結婚していて、そのご主人が交通事故の後遺症で今まだ闘っているなんて、ちっとも知らなかった。生死を彷徨う夫に、必死で歌を歌い続け、40代で死ぬなんてそんな馬鹿なことして良いの?やりたいことがいっぱいあるでしょ!?とか言い続け、彼を黄泉の世界から連れ戻したというから凄い!そして、彼女のお父上が死ぬ間際に、自分の「死」を側の母上に実況中継したという話しには驚かされた。片方の足がしびれ始めて、だんだんそれが他へ移っていき、いよいよ最後に、「これが死か!」と言って息を引き取ったというのだ。さすがただ者ではない。番組の中で、タモリがいつになく神妙に、「こうしていつもいつも死について考えて生きるべきなんだよなあ」と語りかけていたのも印象的だった。あのタモリだけに。

 

それにしても、今日は入院の準備をしていたら3つも大きな荷物が出来てしまって、ムムムム。どうすんべえ。減らすか?でも後からと思っても頼りにならない我が夫を考えると、なるだけ持って行きたい。その日も会議だという夫に代わり友人が送ってくれるわけで、先が思いやられる。なんでも自分が頼りだ。

「速達」が届いて何事かとおもいきや、嫁りんの字。大きな封筒の中からは、画用紙一杯に書かれた孫べえからの便りが入っている。「みっちゃんとじぃじぃだ~いすき」という字がお花畑で躍っている。右肩にある数字は何かと思い電話で聞いてみると、「それは多分電話番号のつもりらしいです~」と解説してくれる。な~るほど。子供の脳の中は面白いなあ~。こうして時々良く効く薬が届くと頑張らなくっちゃ~と自然に思える。有り難いことだ。

« 芸術の秋。 | トップページ | 準備。 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 人生で二度目の手術。:

« 芸術の秋。 | トップページ | 準備。 »