オペラ公演。
出かける前はかなり大儀で、このところの睡眠不足で眠い上に早めの夕食までとってから出かけたので、本日のオペラはきっと爆睡だろうと思っていた。案の定、あくびの連続。幸い周辺に人が座らなかったのであくびのし放題。会場が余り寒すぎずちょうど良かったのも災いした。頑張って見よう聞こうと必死で舞台を見ていたが、前半は気がつけばとろっとしていた。
しかし、お目当ての彼の出番はバッチリ見ることが出来てまあ良かった。なかなかに頑張っていたし、声がよく響いていたのも上々。入り口で本人にバッタリ。「余裕ねえ!?」と言うと、「出番はほぼ1時間後ですから」などと会話をしたが、なるほど舞台では自由に動いていたなあ。まあ今回はパンフレットにも書いてあったが、殆ど全員化粧もせず、ヘアーも衣装も現代版だからこういう事が出来るというわけだ。
全部見ての感想は、この不景気の時代にあって尚オペラを上演するエネルギーを持ち続けることの意義をつくずく感じたこと。それに伴い、派手な美術や衣装に拘らず、ひたすら経費節減を目指していたらしいのはむしろ音楽に目がいって好ましかったこと。そしてやっぱりオペラは難しいなあ~ということだ。それは声を最善の状態にキープすることの難しさでもある。聴いている人はその場限りの状態で判断するが、そこに到達するまでの訓練は並大抵のものではない。
当然のことながら経費節減は舞台のセットにも現れていて、大変シンプルであった。高名な演出家の手になるものらしいが、今後はこういう形のものが当分続くのだろうなあ。勿論ちぇちとは違って、その演出家や指揮者に支払う額などが半端ではないだろうが、、、。それでもこの団体のこれまでのやり方からなら180度の転換だ。
久しぶりのホールで、色んな方が声をかけて下さるが、中に15年ぶりという人がお嬢さんと来られていて、しばし歓談。他にもいつもちぇちを応援して下さる音楽家の方々、お客様など。なるべく目立たないように居たつもりがケッコウ沢山の方とご挨拶。びっこをひきひき歩くのは恥ずかしいものだ。
椅子に長時間座るのも大変で、絶えずごぞごぞと動いて体勢を変えてみるも、痛みが段々増してきて本当に辛かった。同じ姿勢が続くとこうなる。やれやれ。
帰りに11時まで空いているスーパーに寄り、あれこれ入れて財布を見るとあっちゃ~お金が足りない。仕方なくすごすごジュースをバック。こないだ会ったMさんに会えると借りるとこだったが、、、、。やれやれ。
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