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2010年6月 2日 (水)

道程。

昨夜は久しぶりにちぇちの練習に参加した。が、練習ではなく、話し合いの場と化し思いがけず参加者の生の声を聞くこととなった。練習日以外は日頃殆ど顔を合わせることのないメンバー達の、考え方や今思っていることなどを知るチャンスが無いため、大変新鮮な感じがしたことだ。、、、が、限られた時間内で、大勢の人間が熟慮して話すのはかなり難しかったとも言えるだろう。あらかじめ準備していたのと違い、考えをまとめるのが困難だった人もいただろう。思いついたままを口に出し、後からそういうことが言いたかったのではなかったと、臍を噛む思いのしている人もいるだろう。そもそもテーマが理解できてない人もいたかも知れない。しかし、こうした時間が貴重であることは間違いない。

人は、話し合いの中でしか理解し合えないのだから。

 

それで、ちぇちぃりぁという団体のことを自分自身も考えてみた。

22年前、細々と立ち上げた歌好きの集まりは、誰もが参加出来るコンサートをやる団体だった。高校生も、音大生も、一般の歌好きも、そこにあらゆる派閥を排除して、全く自由にただ歌を愛する人の集まりとして発足したのだ。「いつかはオペラをやりたい」という思いを持ちながら。

12年後、それまでのソリストオンリーから合唱を遣りたい人も交え、オペラ、オペレッタをやる団体として再出発、現在までに「メリー・ウイドー」「フィガロの結婚」「愛の妙薬」「魔笛」「ホフマン物語」「劇場の好都合不都合」「こうもり」の7作品に取り組んできた。どの作品も、アマチュアが取り組むには空恐ろしい作品ばかりだ。

何故、こういうことが出来たのかを考えるとき、勿論協力者のおかげではあるが、矢張り根本はメンバー全員の「一生懸命」しかないのだと、改めて思う。明確なシステム化がなされているわけでもなく、みんなが同じラインに立ち協力し合う。命令系統は、あるようで無く、時々集まっては問題点を話し合い、やるべき事の確認をする。こうして、みんなの力で作り上げることで出来ていったのだと思う。そこには、他人に対する思いやりや、相手の意見を尊重するという基本的なルールがあり、一人一人が持っている能力を出し合うことで思いがけない大きな力が生まれていったのだと、、、。

我々の後ろに道は出来たが、果たして前に道は出来るのか?

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