昨日の京都行きが祟ったか?
オーケストラでのオペラ抜粋演奏が行われ、その裏方に初めて参加した。このお仕事は少々緊張!ちぇちでは大いに遊べるヘアーメイクも、矢張り勝手が違う、というか、演出の意向というものを尊重しなくてはならない。よそでは演出家は偉い人、なんだ。ちぇちではさっぱり扱いが違うが、、、。
何をやっても年齢を感じる今日この頃、舞台の袖でコームやパフ、おしぼりやら何やらを持って待機していると、じんわりと疲労感がまとわりついてくる。仕上げるまでは時間との戦いで必死でやるが、出演者達が舞台に上がると時間が違う形で流れ始める。仕事は面白いが、もうこの世界でも若い人にバトンタッチだなあと感じてしまう。
役得で出演者とあれこれ話が出来るのは、まあFMと同じで面白いもんだ。舞台の役柄と違う素顔に触れることが出来るのはこういう時くらいだ。あの人が舞台ではこういうことをやるのか、そういう歌い方をするのか、、、などなど、今日も愉快だった。以前から親しくさせて貰っているK先生ご夫妻のご子息は、以前も舞台で出演者としてご一緒したが、ご両親のお人柄そのままに、とっても好青年だ。最後は重い荷物を駐車場まで持って行ってくれて大いに助かる!
演出家は若い人で、よく勉強をされているようだ。演出という仕事はきつい。そのため、憎まれ役のような所もあるのだが、今日の彼女は意外な一面を見せてくれた。「あの~、」とめちゃくちゃ控えめに寄ってこられて、「私、最後に舞台に出なくちゃならないらしいんですが~、これ、何とかなりますか~?」と自分の頭と顔を指す。そんなことはおやすいご用ですと答えながら、なんて可愛い人だろうとほほえましかった。実際、今回の総責任者T先生も、「僕、挨拶があるんですが、、、」と来られたくらいだから、彼女のような若い人なら無理もない。
一つだけ残念だったのは、客席で舞台を観られないこと。こればかりは仕方がない。裏方の宿命だ。
高速で帰る道々メチャクチャ喉が渇いていることに気づき、パーキングエリアでアイスクリームとコーヒーを飲む。が、そんなことでは疲れもとれず、帰宅してから全く食欲もない有様。マッサージ機に直行したが、あれこれ用事の電話がかかりおちおちマッサージも出来ない。やがて夫も帰り買い置きの冷凍牡蠣フライを揚げ、ただただ野菜を切っただけのサラダをあてがい、こちらはお茶漬け。そのあとお風呂に1時間入って出てきたら、夫がもしやお風呂で溺死したかと疑ったという。全く、そうなってもおかしくないわい。とっとと寝よう。昨日の京都行きは往復でたっぷり寝たんだけどなあ~。
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