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2009年12月

2009年12月30日 (水)

健やかな精神は健やかな体に宿る。

あけましておめでとうございます!って、一足お先に言っちゃった!お正月用収録がめでたく終わったというわけだ。まあ、参加メンバーが先日の出演者なので、会話に困ることは全くなく、とんとんと収録できてめでたしめでたし。ああこれで、今年のやらねばならぬ事が全て終わった。家の中のこと以外は、、、。この最後に残ったのがくせ者だ。やってなさ過ぎる年末大掃除。あと一日でどこまで出来るか、、、。とりあえず気持ち悪くないところまでやって、今年はジ・エンドだなあ~。

 

収録の裏表で彼女たちと色々話したが、的確にちぇちの存在意義を認識してくれていて嬉しかった。中堅どころを担ってくれている二人だけにしっかりした考えを持ってくれているのは有り難いことだ。、、、今日何より嬉しかったのは、公演が彼女たちを元気にしてくれているらしいことだった。疲れとは別の次元で大いに楽しめたらしい。そして、老若男女の集まるちぇちが完全に一つの社会を構成していると理解していて、その中でどうあるべきかをそれぞれが把握しているのは頼もしい限りだ。

 

今回の公演は、ホントにアクシデントの連続で、今なおその連鎖が尾を引いている。やるべき事は例年の倍もあり、神経の消耗も、体力の消耗も半端ではなかった。追加追加の練習時間も、本当はやった方が良いと分かっていても、自分から手を挙げる気力が無く、危機感を感じたメンバーの提案によろよろと賛同して居たような具合だ。やればやっただけのことがあるとは分かっていても、自分が倒れるかも知れないという不安が付きまとっていたのだ。そのため本業は極力カット。家事ももちろん犠牲にし、殆ど全ての時間を費やしていた。さすがの無関心な夫も心配し始めたくらいだ。、、、母親譲りの元気が幸いしてか何とか持ったが、私より若い連中も翌日はお昼過ぎまで寝たと言うから、私はよほど元気なんだろう。8時半からフル回転していたからなあ~あの日。

 

健康あってのものだね。全ての基本だ。

2009年12月28日 (月)

公演のあと。

次々と送られてくるメールの感想文は、殆どが勇気づけてくれているもので、次回がアルかも知れないと思わせてくれる。が、私自身はしばらく個人的理由から退くほか無い。別なお仕事が増えてしまったというわけだが、今回のみんなの働きぶりを見れば安心して委譲出来るというものだ。団体を維持していくためには、若い人の力がどうしても必要だ。ま、おみっちゃんはスタミナ切れ、というところだ。舞台関係の人にそう話すと、「全部渡すと寂しいですよ」と言われたが、そうだろうか?生涯現役という言葉はきれいだが、私の場合はこれから引け際を模索していくことになるだろう。無責任なことはしたくないが、今回のようなハードなことはもう無理だと体中から声が聞こえる。

 

メンバーの中にはたくさんチケットを買って貰ったばかりに、相当たくさんの人から苦情が寄せられている人がいるようだ。申し訳ないことだ。それでも見た方は「面白かった」と全員が言ってくれるそうで、そういわれるとますます気の毒になってしまう。階段で座りお尻が冷たかった人。入れなくて帰った人。ロビーで見た人。本当にお気の毒で言葉もない。

 

まだまだ公演が完全に終わっていない、という想いの中、今日は孫べえたちと一日中ウロウロ。お風呂も一緒に入りようやく眠った鬼のいぬ間のパソコンだ。疲れる~。

来年の私。

公演の後の雑用に翻弄され続けている上に、孫べえたちがやってきて、明日は我が家に父と娘でお泊まりだそうだ。母親と離れてうちに泊まるのは初めてだが、父親がいるから大丈夫だろう。少し又成長した子供たちは少し又近い存在になってきた。色とりどりの感情がその言動をますます豊かにしている。、、、その分あたしゃ疲れるかも~。

 

今回の公演の演目を「こうもり」と決めるまでに長くかかったことを思い出すなあ、終わった今。丁度4月に母が骨折して入院の中で台本制作に取りかかり、早く早くのかけ声に背中を押されて上梓したのが5月初旬。その後も何度か修正を重ね、最終稿として上げてからもまだ修正だ。どこぞの団体のように、本番1週間前でも台本が上がってないというのとは違うが、一部はどうしても変更事が起きるものだ。みんなが台本の中に入れて、自由に動けるようになるとやりたいことが出てくるわけだ。で、それがより有効な手段だと分かるとそれはもちろん実行するしかない。日頃演劇の勉強を疎かにしていて、半年で何とか見られるようにするというのは、専従でないだけに難しい。みんな練習日以外に時間がさけない人が多い。、、、にしては、よく頑張ったと思う。

ただ、これからはもっと日常的に演技指導を受けて貰う必要性を感じるなあ。今後の練習プランに是非入れたいと思う。

 

今回の総括は会議を開いて検討する予定だが、今回ほど予想外のことがホール内外で起きたのは初めてだ。いや、正確には落語ペラ第1回目のときも会場整備がうまくいかなくて、来場客の方々から大目玉をくった事がある。アクトホールがその会場だったが、信じられない入場者で沸き返り、結局立ち見の方が大勢出て叱られてしまったのだ。集客は難しい。天候が良い悪いで左右されるし、本当に読めない事が多いのだ。出演者の熱意でこういう結果になったが、あのときも今回も手放しで喜べない心苦しさが残ってしまった。もし自分がその人の立場だったら、矢張り大いに怒ることだろう。貴重な時間を割いて、時間に間に合うように段取りをつけて、はるばる出かけてくれて、あるいは交通費も支払ってくれてのご到着だったかも知れない。、、、どう考えても我々の落ち度だ。細心の注意が必要だったのだ。

舞台上では、何人かのヘルパー(?)たちが活躍した。まるで老人介護だった。にもかかわらず、私はうっかりミスの連続。注意深い人ならすぐに分かるであろうミステイクがあり、我ながらゲンナリ。これはいよいよ退場するときが来たのかも知れない。、、、来年の私はどうなてるのか?予測がつかないなあ~。

2009年12月25日 (金)

初めてのゲネ。

本日の場当たりとゲネはまあ70点か?明日で100点に限りなく近づけるつもりだが、、、。さて。

朝飲んでいったドリンクのおかげか、朝からホール入りして10時の最後まで何とか喋り続けの動き続けが持ったなあ~。恐るべしドリンク剤。

しかし、明日の方がもっと怖いからなあ~。なんてったて、自分が出演するという信じられない事態となっている。もし出なければ「舞監」として全体を仕切ることが出来るんだけど、、、。あ、陰アナ原稿がまだだった!!ふひょ~っ!!

2009年12月24日 (木)

夢追い人。

明日のゲネに備えて早寝のつもりが、台本をチェックしていてやっぱり午前様だ。

泣いても笑っても明後日が本番。何事にも終わりが来るもんだ。

明日も忙しいぞ~。

 

人生は夢のようなもので出来ている、、、、そうだ全くその通り。必死で作り上げた舞台も、終わればハイそれま~で~よ。消え去るものをあんなにも懸命に真剣にまじめにやっていく人間とは、、、まさしく夢追い人だなあ~。

2009年12月23日 (水)

試練に次ぐ試練に次ぐ試練。

おみっちゃん本日のご帰宅は午後11時半。早い。しかし、なんだか大きな忘れ物をしているような不安な気持ちがぬぐえない。今から全部やり直したいというくらいの、妙な焦燥感がつきまとう。しかし、練習は今日が最後となってしまった。今回のような気持ちになるのは初めてかも知れない。、、いろいろな事情があるが、最も大きな理由は、自分が出て、しかも裏をやるということからくる不十分さだ。今回を良い教訓として、次回からはよほど心しなくてはならない。、、って、おいおい、次回があるみたいじゃん!?M君はまだまだあと10年はいけますよと折に触れ慰めてくれるが、本当に体力が無くなってきている。今回病にも倒れず、事故にも遭わず無事に舞台が終えられたら勲章ものだ。

 

相次ぐ試練が又しても訪れた。メンバーの祖母に当たる方が亡くなられた。彼女は来年早々結婚が決まっているが、複雑だろうなあ。で、今回はメチャクチャな量の小道具係だ。いろんな事で頭がぐちゃぐちゃかも知れないなあ。同情しかできないが、、、。

 

朝から小道具関係で走り回って力仕事もしたアチクシはもう~っだめ。寝る。

2009年12月22日 (火)

試練に次ぐ試練。

いよいよ追い込みという段になって、出演者のお父上が亡くなられた。しばらく療養中とは伺っていたが、このように早くとは思っていなかっただけに彼の心中を察してショックを受けた。そういえば一昨年もT氏の母上が本番前に亡くなられて、全員が真っ青になったことがあったが、、、、。こういうことに限らず本番前にいつも受ける試練の一つともいえる。これはみんなが一丸となっていたわり合って乗り越えるしかない。今日の今日だというのにM氏は気丈にも練習会場に現れ、しっかり歌い演技をしていたが、偉いなあ。本番までの練習にもなるだけ参加するとの頼もしい言葉に、皆内心ほっとしていただろう。是非頑張って欲しいものだ。こういう時何もしてあげられないもどかしさが残るが、先日のTV出演を父上がご覧になったと聞き、少しでもちぇちがお役に立てたことが嬉しい。

 

解散までの3時間声を張り上げ演技指導をしたり、あれこれ段取ったりしていると、段々声がおかしくなってきた。これはもう使うなと言うシグナルだろう。今鏡で見るとのどがまっかっか!今日はゆっくり眠らせて頂こう。

 

解散後のロビーでの小道具ミーティングは11時を回り、守衛のおじさんがウロウロして、早く帰れと言わんばかり。ま、それで良かったのだが~。だって、もうあたしゃ疲れ切っていて、T君を家まで送り届けた時受けた電話が終わっても、しばらく、多分5分位はじっと止まったまま彼の家の前でぼ~っとしていたなあ。ハッと我に返って私はいったい何を待ってるんだろうと考えて初めて、もう車を出しても良いんだと思いついた次第。まあ、帰るところを思い出しただけましだが、、、。は~っ。

2009年12月21日 (月)

疲労困憊。

さすがのおみっちゃんもここに来て怪しくなってきた。なんせ、仕事の後、寄席のチケットを知人宅に持って行った後、メンバーを迎えに行き会長を乗せてサンポートまで行けば駐車場がまたしても満杯。多目的広場に移動してリハ室に入るも携帯がない!又しても引き返し取ってきて座るやいなや昼組の通し稽古。これが大変。あたしゃ出てるんだった!と気づいたが気持ちの切り替えがサッパリ出来ない。客席側からみんなを見ている癖?が抜けない。どうも舞台に自立している感がない。みんなに助けられてにゃんとか通したが、もう~知らん。あたしゃこれから自分の事に専念するぞ~。(ホント?)

解散してからホールそばのロビーで小道具の打ち合わせ。これもなかなかに大変だ。プログラム担当者が私の居ない我が家に行き、プログラムを仕上げたいと言う。夫に「美人が二人行くからね」と言うと、敵もさるもの、「誰?」と来た。「ぴよさんとみっけさん」というと、しばしの間があったのはナニユエ?

で、サンポートを出たのが、9時前か。帰宅してみるとしっかりプログラムが進行していて、校正など。かわいそうな二人に冷凍のチヂミをチンしてあげるとやたら喜んでくれてぺろっと無くなったのは、さもありなん。私だって彼女たちが帰ってからその片割れを食べたのが午前零時という時間。これじゃあ太るのも無理はないわなあ。しかし、これが本日の私の夕食だからなあ~。う、ひもじい。、、、がまんがまん。

水面下で起きているあれもこれも、全てが本番にはどこかに決着を見て欲しいものだ。ふ~っ。

2009年12月19日 (土)

アセアセ、、、。

1週間前の練習にふさわしい時間となった感があるが、逆にこれが1ヶ月前でないことへの焦燥感にもつながる。

今までやりこんで来たことを、ここに来てひっくり返す、までは行かないにしても、大きくカーブしたがる人たちがいて、その勢いに押されている人もいる。まあ、演出家としては出来るならおやんなさい、とさじを投げる場面もあるが、これは実際通しの中で判断するしかないのだ。見せていただこうじゃないの。て、ところ。これが余裕から来るものだと信じたいが。

こうしてみんながまもなく始まる本番に向けて気持ちを高めている訳だが、裏の仕事も相当な量になってきた。必死でこなそうとしているが、やりつつ悲鳴が出る有様。もう~、出来ることしか出来まっせ~ん!と叫びたくなる。

今日練習前に久しぶりに会った友人が、「ど~したの?その腫れ具合は!?」というのも無理はない。史上最高の太り方だ。食事の時に他のことばかり考えながらどんどん食べているので、つい食べ過ぎになってるに違いない。やけ食いというわけではないが、要するに「ダイエット」の文字が頭にサッパリ浮かんでこないという訳だ。無意識に食べて、満腹になれば終わるという繰り返しの日々。そして全くの運動不足。確か本番前は歩いて歩いて体調を整えるつもりだったが、そんな時間があればこそ。たとえ時間があっても眠いだけ。ふ~っ。オルロフスキーのイメージが違うなあと言われそうだなあ、、、。

人間ドック。

夕べは友人たちが激励してくれた。そのため以前間違えて強いアルコールを飲んで以来の、結構な飲酒となった。車で迎えに来てくれてすっかりごちそうになり、ひととき舞台のことを忘れて、、、、とはいかず、そこに来た人にもしっかりチケットを買って貰う始末。

しかし、実は今日が人間ドックの日で、遅くまでの飲酒は厳禁。あ~つまんないと言いつつ、ワインコップ2杯とイエローカンパリソーダなるものをいただく。

今日の血液検査にはきっと出てるだろうなあ~。血圧が異常に高かったからなあ~。深呼吸して下さいと言われて再度計ったらまだ上がったのには驚いた。

殆ど全ての健康診断をしてくれたが、約2時間で全て終わったのには感心した。全く手際が良い上、たくさんの人員で次々とオートメーションのごとく人を送り込む。これなら又受けても良いか?と思わせる。

ま、何事もないことを祈ろう。少なくとも本番前には聞きたくないなあ~、結果は。

2009年12月17日 (木)

長い一日。

予報とは裏腹なあったかい天候の中、仕事の合間に洗濯やら部屋の片付けやらと気ぜわしく動いて、遅い昼ご飯を食べていると、うっ!歯がとれた!ブリッジの3本が仮止めされてたのがとうとう取れた。即電話してあらかじめ作ってもらっていたものを挿入して貰いに歯医者さんへ。なんせ本番までに新しいので慣れておく必要がある。

しかし、夜のテレビ取材にしゃべるのがかなりつらかった。舌が口の中で回りきらない、というか舌が邪魔な感じ。だのに喋りたいことは山ほどあるという焦りの中で番組はどんどん進められる。ふ~っ。順調なら金曜の夕どき6時過ぎのニュースの中で放映されるはずだが、、、見るのが怖い。なんでも予報では大雪になるかも知れないそうだ。予報ねえ~~。

 

そのあと会議となり、公演前のいろいろな面の話し合いの機会を持つ。今回の作品の主要メンバーたちのみの中身の濃い会議だった。シンデレラタイム近くまで続いた会議の最後は、この時期こうして、みんなの気持ちが一つになっていることが何よりも大切だと言うことを確認しあった。予想以上に若者たちが全体を考えてくれていて、全員が全く同じ気持ちだったことにおみっちゃんは感動した。目標に向かって各人が自分を反省し、より高めあうことを誓っての解散となる。エイエイオー!だ。

 

あたしゃ明後日、いやもう明日だが人間ドッグの予定。今日は忙しすぎて検便を取り損なったなあ。

2009年12月15日 (火)

取材。

本日は放送局の方が取材の下見にお越しになったからか、はたまた、久しぶりに鏡を使っての練習となったからか、ゲネかと見まがうほどの熱の入った練習となった。持てる力を出しきって歌い演じる姿に、あたしゃ早くもうるうる状態。あとで、局の方も感動しましたと嬉しいお言葉をくださるし、何とかなりそうな予感。ああ、ようやくここまで来たか、という感慨が胸にわいてきたのだ。もちろんまだまだ目一杯やるつもりだし、これからの方がうんとこさ厳しい練習とはなるんだが、でも、光が見えてきたというのが、正直な感想。帰りに同乗したMくんは、「僕はいつもと全く変わりませんでしたが」とクールにコメントしていたが、、、。同じく同乗の会長は、しきりに局の人を美人だなあとのお言葉、自分たちの出来具合よりもそっちに関心があったようだが~。ま、お元気でケッコウケッコウてなもんだ。別にだからという訳ではないが、明日から会長の猛特訓に入る予定。夜の小道具係の打ち合わせの前にしっかりしごきをかけるつもり。本番まで鬼のおみっちゃんになりますぞ。覚悟めされい!!てなもんだ。

それにしても、客観的に聴いていてなかなか面白い声の競演になっていたのは嬉しかった。やっぱり演奏会形式ではここまでみんな成長できないのだ。演じて歌う、これがオペラ、オペレッタの魅力だ。

 

ここに来て、若者たちがバリバリ動き始めた。おお、期待の星たちよ!これからのちぇちを担うのは君たちだ!大いにやってくれたまえ!オルロフスキーのムチに耐えつつ、、、、!

2009年12月13日 (日)

新しいパソコンがやってきた。

とっても使いやすいとお勧めだけあって、確かに気持ちがいい。画面も美しいし、ちょっとワイドにもなって、なんだか豊かな気持ち。このページも少しは進化するかも~。私の心がけ次第で~?

 

で、早速若者がやってきて、これを使ってのプログラム編集となる。いろんな事が変化してきたなあ~。昔は印刷といえば、デザインはもちろん何もかも業者任せで、「プロ」と「素人」という関係のみだったが、今や、ほとんどのことが自分で出来るようになった。印刷に限らずパソコンはこうして世界中を席巻しているのだろう。この私でさえ、毎日パソコンなしでは暮らせないほどになっているからなあ~。

 

今日も臨時練習日だった。大分それらしい雰囲気が出てきたように思う。一人がほんの1センチ伸びるだけで全体が大きく変わる。これが舞台というもので、それは一人のソリストが1メートル伸びるに匹敵する。

若者が台本片手に疑問点を追求しにやってくる。それが出来るということはそれほど真剣に検討を重ねてきたということだろう。大いに結構。これは大歓迎。だがせめてもっと早くこうしたディスカッションの場が欲しかったなあと思ったのも事実。こうしたことを貴重な練習時間をたっぷり使ってやるという贅沢は、常に練習会場も時間もが不足で、調整に奔走している我が団体においては、悲しいかな無理なことだ。しかし、疑問点をそのままにして進めるのも得策ではない。プロと呼ばれる団体においては殆どが出演者は駒であり、全ては演出家の言う通りに動けば良いことになっている。が、我々のような手作りの舞台では、必ずしもそうはいかないこともある。「みんなで作り上げる」という要素が盛り込まれる訳だ。それが楽しみでさえあるのだから。別枠のディスカッションの場を設けるほかないだろう。

しかし、演出という仕事は伊達にあるのではない。おそらくは一つの作品に何十何百という演出法があるだろうし、今回もその中の一つに過ぎないのだが、誰かが演出家としてそこに立たなければみんなが混乱してしまうだろう。演出家とは交差点で交通整理をしているおまわりさんみたいなものだ。時にはピッピッピと笛を吹いて注意を促す事も必要となる。それに従えないドライバーは結局は交通渋滞を巻き起こし無駄な時間を費やし、ほかの人々に迷惑をかけることとなる。ドライバーはどんなに急いでいても辛抱強くいくしかないのだ。

 

ああ、あと13日。

2009年12月 8日 (火)

コ~ケッコッコ~。

 週末は老人施設に慰問に行くため今宵はその打ち合わせ。昨年に引き続いて呼んでくれたのだが、 今回も昨年同様喜んで下さると良いのだが、、、。将来の事を考えて、母も同行する予定だ。 メンバーの中にも兄上が体調の思わしくない奥様同伴で見学に来るという人が居る。ナントカ頑張って楽しんで頂けるようやるしかない。

 その日が自分の誕生日だが、どうもピンと来ない、というか64歳、中途半端な年齢だなあ。どんな年になるんだろう。 なんだか今以上に忙しくなりそうな予感が、、、、。死ぬまでバタバタと酉年に相応しく生きるんだろうなあ。

2009年12月 7日 (月)

ぼろぼろっ!

 参った。疲れが極限まで来てるからか、通し稽古の中の自分のセリフやら出番やらが全く出てこなくなった。 その場面に自分が登場していることすら浮かんでこない有様。他のことに気を取られていて、自分のことがさっぱり疎かに。やっぱり自分も出て、 尚かつ舞台上の人々を観察するのは無理みたい。いくらなんでも次回からはしっかり自分のところをやらせて貰おう。、、けどねえ、 他の部分も気になるんだよねえ。

 よりよい舞台をと段々欲も出てくる。今まで60%止まりだった人には80%まで上がって貰いたいし、100%オッケーと見える人も (少ないが)120%を目指して欲しい。「もっと面白く出来ますよ」という頼もしいセリフを言ってくれたM氏に期待しよう。 自分たちで出来ることを余り限定しないで、可能性を追求することだろう。

 

 昨日はなんだかとてもアルコールが欲しくなって、ごそごそと探してロゼワインらしきものを戸棚の奥深くから取り出し、 大きめのビンにタップリと注ぎ、ラベルに炭酸で割ると美味しいとあったので、一缶開けて足してみた。 全く甘みのないワインだなあ~と思ったが、でも何となくワインでもないような、、、、ま、いっか。何でもいいや。とグビグビ飲んだところ、 急に酔いが回ってきた。パソコンを前に身体は熱いし、目もシバシバしてくる。えらい勢いで酔うなあ~と不思議に思いつつも、 まあ多分500CC位を殆ど飲んでしまった。重い身体を引きずりながら寝室へと上がり、バタンキュー状態。朝6時に目がぱっちり醒めたが、 二度寝して弟に起こされた時は10時前という時間。変だなあ~、と夫に夕べあれを飲んだと告げると、ビックリしている。なんと、 あれは日本語で言えば焼酎らしい。25度あるそうだ。な~るほどねえ。そりゃあ酔うはずだわ。、、、声が出るかと心配したが、 まあそっちは何とかなったが、、、、ムムム。そうか、今日はまだ二日酔いか?

2009年12月 6日 (日)

山の上の練習場は寒い。

 午後からの大きな公民館での練習はステージがあるため、初めての人も舞台の感覚というものが少し体感できたかもしれない。 一段高いところに上がる緊張感。別空間に佇む感じ。やはりこれは経験しておいた方が良いだろう。といっても、 わたしは本日全くそのステージに上がることが出来なかった。別室にいてメンバーと対談するという課題をこなしていたからだ。

 間もなく本番を迎えるというこのときにあって、みんなの気持ちを揃える作業、 そして悩みや疑問に真っ直ぐ答える時間を持つという作業をしかしかと別室でやっていたのだった。まだ三分の一しか出来てないが、 矢張りこれはやって良かった。私自身みんなの気持ちが何処にあるかの確認が出来て、励まされる場面もあったからだ。 問題点は倉庫のネズミよろしく次から次へと出てきたが、殆どが解決できるもので、ひとまずホッとした。 でも後三分の二の人が残っているからなあ~。

 

 で、私が舞台を見ない間に着々と事は進行していたようだ。ま、こうして私でなくとも誰かがやってくれる。 そりゃあ多少の問題点はあるにはあるが、それでもそれがキャリアというか学習に繋がる訳で、決して無駄ではない。 ディスカッションを続ける中で、今後更にレベルアップしてくれることだろう。彼らは期待の星達だ!「疲れた」と叫んでも、 私のそれとは質が違う。、、、こうして若者達を中心に事は進んでいる。このように今回は今までにない行程で進んでいることが、 どんな効果を生むか大いに楽しみではある。

 あと二十日だ。

2009年12月 5日 (土)

風邪対策。

 先日あるお方が、演奏で全国縦断のため、絶対風邪をひくことが出来ないとき、 ナント家族全員がインフルエンザにかかってしまったとか。しかし、彼女は家の中でもマスクをし、手洗いうがいを連日やって「気合い」 で予防したとか!!効果はバッチリで、全く風邪を寄せ付けなかったそうだ。な~るほど。気合い、ねえ~。

 我らがメンバーの家族もチョコチョコと洗礼を受けているようだが、幸いなことに本人は誰も感染してないようだ。 これも矢張り気合いなのか?、、、今までにかかっていれば返って安心だったが、私自身全く風邪がこないのも不安だなあ~。 肝心なときにやられたりしたら、、、、、思うだに恐ろしい。生演奏は、この手の緊張感も大変だ。

 いよいよプログラム担当者のお尻に火がついたようだ。明日は朝から我が家にやってきてこのパソコンで仕上げるつもりらしい。 いやあ~、なんとか完成までこのパソコンが動いてくれれば良いのだが、、、。こっちもキンチョーするなあ~。 注文のパソコンはまだ届いてないからなあ~。困ったときの神頼み。そういえば今日はア~メンの宗派の人が訪問してきたなあ~。 「永遠に幸せに長生きできるように、、、、」いや、別に、もう良いんですけど~とは言えなかったが、、。 ああいう人達はどういう心持ちで廻って居るんだろう?信じることは凄いことだ。

2009年12月 3日 (木)

外は小雨。

 収録の日、音楽評論家とピアニスト指揮者にゲストとしてお越し頂き、今年の県下の音楽事情などについてお話ししたが、 この地域が音楽王国と呼ばれるほどの質の良い土壌であることに変わりないことが確認された。音楽を生業としている人も多く、 地方から世界へと発信している若い人も多くなった、、、などなど。

 でもこの不況が、音楽の世界にも何らかの影を落とすかも知れないと矢張り淋しい話題となる。実際、 倒産のニュースが流れたこのビルでの収録は、今までとどこか違っている。、、、どうなることやら。

 

 芝居を長くやって来た娘からの電話で、「演じることを楽しむ」というキーワードを教えられる。そうなんだ。けど、、、、。 歌うことを楽しむまでに時間がかかるように、演技を楽しむまでにはそれなりの訓練もいる。

 

 収録の前後に打ち上げの相談電話が入ってくる。、、、そうか、もうそんなことを考える時期なんだ、、、。ムムム。

2009年12月 2日 (水)

疲れも吹っ飛び~。

 公演の為の練習が加熱してきている。すると何が起こるか。真面目~に最初からしっかりやって来たM君のような人が、 最初からやり直しを命じられる。それは全体のレベルが上がってきたからに他ならないが、当のご本人にとっては、「何故?今になって?」と?? ?の連続だろう。いつまでも同じ所に留まっていると、近い将来そうなるよ、と忠告していたが、案の定そうなってしまった。 「もう頭の中がぐちゃぐちゃです~」と半べそ状態で帰っていったが、きっと彼ならやりおおすだろう。 そして一皮むけて素晴らしい演技と歌を聴かせてくれるだろう。歌と演技は密接なつながりがある。演技がバッチリ決まる人は歌にも魂がこもる。

 今日も心配顔のK女史が差し入れを持ってやって来た。広告もチケットも果ては小道具の提供まで、沢山協力してくれているだけに、 責任を感じても居るんだろう。自分が紹介した人に、「良かったわよ」と言って貰いたいが為に、 全く関係ないのに練習会場まで応援に来てくれる。自分が代わってやりたいくらいだろうが、 そうは行かずハラハラと外野席で気をもんでいるのだ。、、、全く有り難い友人だ。長い間、私はこういう人達に支えられてきた。 腐れ縁と言いつつ、それを喜び合う仲なのだ。こういう人達を裏切ってはイケナイ、という想いがわき上がってくる。 出来うる限界までやろうと決心を新たにする。

 けが人は気丈にも今宵の練習にもやってきた。来ただけでなく、ギブス姿も痛々しいのにしっかり動いている。 この明るさにみんな救われている有様だ。ムードメーカーとはこういう人のことだろう。占める面積も大きいが、人物そのものが大きい人だ。

 新参者としていきなりソロをやっているM氏も、生き生きとやってくれているのはホントに有り難いし頼もしい。ああ、 若いということはかくも柔軟だ。 

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